「あつまれ どうぶつの森」などの人気ゲームでデザイン等の制作協力をしている株式会社BlackBeardDesignStudioがリリースした「インディーゲーム診断」をご紹介します。概要 「インディーゲーム」とは、少人数・低予算で開発されたゲームのことです。 以下の特徴を持つゲームが多く、一部界隈で人気があります。リスク度外視の前衛的な作品 革命的なイノベーションを起こす作品 トガったゲームデザイン 4択で出題される16問に答えると、自身の性格タイプと「性格にあったインディーゲーム」が分かります。マーケターはもちろん、ゲーム好きの方も、ぜひお試しいただきたい診断コンテンツです。 また自社商品だけでなく、他社商品も紹介する珍しい診断コンテンツという特徴もあります。「業界全体を盛り上げる」そんな工夫を深掘りしていきます。 ▼関連記事 パーソナライズに活用される「診断コンテンツ」業界別の活用事例を紹介想定される目的インディーゲームを知らない人にプレイする機会を作り、新規ユーザー・ファンを獲得する「インディーゲーム」そのものの認知拡大を図る工夫ポイント こちらの診断コンテンツには、インディーゲームプレイヤーを増やすために、3つの工夫が凝らされています。1. ゲーム好きに刺さるページデザイン 幾何学的な模様をあしらったページデザインで、タイトルや文字も工夫されていることが分かります。 年齢層は低めばかりを想定せず、大人のゲームプレイヤーにも受け入れられるように、シンプルで洗練されています。2. 診断結果に応じたおすすめインディーゲーム提案 2つめは、性格にあわせてインディーゲームを提案し、効果的に新規プレイヤーを増やしている点です。 例えば、性格が「思考型」と診断された場合には、下のようなゲームが紹介されます。 左は「自分を見つめ直す、自分探しタップゲーム」で 右は「戦略的に進めるゲーム」です。 自分の性格が「思考型」と分かった後に「よく考えてプレイするゲーム」を紹介されると、思わずプレイしたくなりますね。新規プレイヤーを効果的に増やしています。3. 「インディーゲーム」という言葉そのものの認知拡大 診断コンテンツの結果で提案されるゲームには、株式会社BlackBeardDesignStudioが開発していない、他社のゲームも紹介されています。自社ゲームだけでなく、他社ゲームも紹介する理由としては、インディーゲーム業界全体の認知度向上が考えられます。 実際、世の中にはまだまだ「インディーゲーム」という言葉/魅力を知らない人も多いです。 しかし実際にプレイしてみると、グラフィックや規模は大手ゲーム会社と比べ劣りはしますが、独特でトガったゲームデザイン・革新的なシステムなど、他にはない面白さがあるのです。 そういった「インディーゲームならではの面白さ」を広めていき、業界全体の認知度を向上させる工夫が施されています。 たとえば診断結果をSNS(Twitter)でシェアすると「わたしにぴったりのインディーゲームは……」と自動でテキストが入力されます。シェアすれば、インディーゲーム非認知層に、「インディーゲーム」という言葉との接触機会ができます。さいごに 通常の診断コンテンツは自社商品・サービスの認知拡大やリード獲得のために用いられます。 しかし、今回ご紹介したインディーゲーム診断は他社商品も紹介する珍しい診断コンテンツでした。「インディーゲーム」そのものの認知度向上にもつながるという意味で、工夫を凝らしたコンテンツと言えます。 自社のお取り組みにも、ぜひご参考いただければ幸いです。 ▼関連記事 パーソナライズに活用される「診断コンテンツ」業界別の活用事例を紹介