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診断コンテンツ制作サービス5選|失敗しないために注意すべきこと
診断コンテンツ作成サービスを選択する際は、それぞれの違いを理解し自社にあったサービスを選択することが重要です。診断コンテンツ制作サービスを5つ紹介し、失敗しないための選択基準について解説します。
更新日:2024/10/25 公開日:2023/04/07
診断コンテンツ作成サービスは、低価格なものから高価なフルオーダー型まで様々な種類があり、サービスによって価格やサービス内容が異なります。そのため、それぞれの違いを理解し、自社にあったサービスを選択することが重要です。
今回の記事では、診断コンテンツ制作サービスを5つ紹介し、失敗しないための選択基準について解説します。
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目次
診断コンテンツとは
診断コンテンツとは、ユーザーがゲーム感覚で質問に答えると、その回答内容に応じた結果が表示されるコンテンツです。代表的な例を上げると、性格診断、○○検定、有名キャラクター診断といったものが挙げられます。
ユーザー参加型という特徴があるため、ユーザーの能動性を高めて行動変容を促しやすく、顧客獲得を効率化することができるという、マーケティング上のメリットがあります。
診断コンテンツの種類
診断コンテンツを、以下の8種類のロジックを用いてピクルスでは作成しています。
この中でも診断コンテンツで使われる事が多いロジックは、16タイプ型とポイント型です。16タイプ型は性格診断で使用され、ポイント型はあらゆる診断に応用できるという特徴があります。
また、診断コンテンツには、集客がしやすく、拡散力が高いという特徴があるため、キャンペーンを効果的に実施できます。詳しくは、以下のリンク先の記事で解説しています。
診断コンテンツの人気事例
診断コンテンツは、BtoB、BtoCに関わらず、様々な業界で活用されています。認知拡大、リード獲得、ナーチャリング、商品レコメンドなど様々な診断コンテンツの事例があるため、一部の事例を紹介します。
株式会社ピクルス『16タイプ マーケター診断2』
目的:認知拡大、マーケティングリサーチ
マーケティングや働き方に関する質問に答えることで、マーケターとしての強み、弱みがわかる診断コンテンツです。
1ヶ月で実施数55,000回以上、SNSシェア10,000回以上を達成し、大きな認知拡大の効果を上げています。さらに、クラウド上でのデータ取得も行うことで、マーケティングリサーチにも診断コンテンツを活用しています。
マーケター診断をやってみる
サッポロビール株式会社『ビア充診断』
目的:リード獲得、マーケティングリサーチ
「ビールをどのように楽しんでいるか」という設問から、ユーザーのビア充タイプを診断する性格診断のコンテンツです。
プレゼントキャンペーンへの応募には会員登録が必要とすることで、新規会員登録を促しリード獲得に成功しました。さらに、会員登録時にアンケートを行い、マーケティングリサーチにも役立てています。
株式会社リクルート『3分間!適職診断』
目的:リードナーチャリング
転職サイト「リクナビNEXT」の適職診断コンテンツです。ユーザーのしごと選びの価値観と、隠れた性格タイプを導き出します。
診断結果は回答内容に応じてパーソナライズされるため、納得感がありリードナーチャリングに成功した事例です。
このように、診断コンテンツは、BtoB、BtoC問わず様々な業界の施策で活用されています。その他の事例はリンク先で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
診断コンテンツの作り方
診断コンテンツを作成し成果を出すためには、魅力的な企画を立てられるかどうかが重要なポイントです。
以下の4つのステップで企画を検討することで、成果につながる診断コンテンツを作成できます。
診断コンテンツの企画の検討が終われば、診断ロジックの検討を行いコンテンツで使用する設問を作成します。
診断コンテンツの作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。
診断コンテンツ制作サービス5選
診断コンテンツ制作サービスは、商品によって特徴や価格が異なるため、自社にあったサービスを選択することが重要です。
数多くの診断コンテンツ作成サービスの中から、以下の5つを紹介します。
ヨミトル(クラウドツール)
ヨミトルは、クラウド型の診断コンテンツ作成ツールです。
10年以上の豊富な診断制作実績に基づく多様な診断ロジックが、ヨミトルには組み込まれています。そのため、企画に応じて実績のあるロジックを選ぶだけで、簡単に利用できます。
さらに、ヨミトルで制作した診断コンテンツは、離脱率が低く、シェア率が高いという特徴があります。
料金は月額5万円〜となっており、他の有料ツールと比較するとやや高価格です。しかし、多彩なロジックやピクルスの経験豊富なサポートにより、マーケティング上の成果につながる本格的な診断を作成できます。
さらに、フルオーダーよりも低コストで高品質な診断を作成できるという点は、ヨミトルの大きなメリットです。
ヨミトル(フルオーダー)
ヨミトルは、フルオーダーの診断コンテンツ作成サービスも提供しています。
フルオーダーであれば、以下のような自由度の高い診断コンテンツの作成が可能です。
「ブランドの世界観に合わせたデザインにしたい」
「診断に直接自社の会員登録フォームを繋げたい」
「料金シミュレーター診断を作りたい」
SNS最適化によるシェア率の高さだけでなく、アクセス解析による成果の解析、ユーザーアンケートの設置ができる点は、ピクルスのフルオーダー型の特徴です。すべての工程をワンストップで行うため、説得力の高い診断コンテンツを作成できます。
以下の表にまとめているように、緻密なヒアリング、調査・分析を行い、多くの打ち手の中からユーザーに合った適切なものを組み合わせ、クオリティの高い診断コンテンツを設計できる点は、ピクルスのフルオーダー制作を利用するメリットです。
フルオーダー制作の診断コンテンツの事例は、フルオーダー制作診断一覧のページで確認できます。フルオーダー型の診断コンテンツ作成を検討しているなら、ぜひ参考にしてください。
ライトアップ
ライトアップは、診断ディレクターと専門家による監修に基づいたオリジナル診断を制作する、フルオーダー型のサービスを提供しています。
学術的な心理尺度に基づいたオリジナルロジックが、ライトアップの診断コンテンツ作成サービスの特徴です。ライトアップのディレクターが診断の目的やターゲットをヒアリングし、顧客に合わせたオリジナルの診断コンテンツを作成します。
さらに、ライトアップでは、専門家による監修も行っています。専門分野に特化した制作の依頼が増えているため、ターゲット顧客と同じレベルの業界知識を備えている専門家と協力して作成を行っています。
フルオーダーで診断コンテンツを作成する場合は、このように制作代行だけでなく企画サポートも含まれています。そのため、費用は300万円以上かかることがあります。費用が高額になる点は、フルオーダー型のデメリットです。
judge
Judgeは、低価格で診断コンテンツを作成できるツールです。料金プランは、以下の表のとおりです。
低価格とシンプルさが、Judgeの特徴です。
診断コンテンツの設問に条件分岐の設定ができるだけでなく、Google Analyticsと連携することでアクセスデータの取得も行えます。小規模な診断コンテンツであれば、最短で10分程度で作成可能です。
ただし、Judgeは、診断ロジックについてはあまり豊富ではなく、企画コンサルティングなどのサポートも受けられません。あくまでも、価格に見合ったサービスを提供しているに過ぎません。
そのため、自社で診断コンテンツの制作の知識やリソースが不足している場合、Judgeを使っても課題を解決することが難しい可能性があります。
LINE 診断Bot
LINE 診断Botは、作成した診断コンテンツをLINEアカウントと連携できるツールです。料金プランは、以下の表の通りです。
直感的な操作で、簡単に診断コンテンツを作成できる点が、LINE 診断Botの特徴です。また、診断コンテンツを利用したLINE友だちの診断結果をリアルタイムで確認できます。さらに、診断Bot +のプランであれば、診断結果をラベル付けしてLINEのセグメント配信を行えます。
様々な業種別で使いやすいテンプレートが用意されているため、最短5分で診断コンテンツを作成できる点は、LINE 診断Botのメリットです。
ただし、LINEのみの対応となっているため、自社のWebサイトへの設置はできません。そのため、SNSでの拡散はあまり見込めない点はデメリットだと言えます。
また、LINE 診断Botで作成できる診断は、しっかりと作り込まれたコンテンツというよりは、あくまでも簡易的なものに留まっていると理解したほうが良いでしょう。診断の精度制度やデザインにこだわった本格的な診断にはあまり向いていません。
診断コンテンツ制作サービスの選択基準
診断コンテンツのメリットとして、以下の3点が挙げられます。
・口コミを多く発生させられる
・商品やサービスのメリットを覚えてもらえる
・商品の提案に納得感が得られる
さらに、診断コンテンツには「顧客の行動変容を促し、顧客獲得を効率化できる」というメリットがあります。ただし、ここまでの効果を得るためには、フルオーダー型の診断コンテンツ作成のように、費用と手間をかけて診断コンテンツを作り込む必要があります。
フルオーダー型の診断コンテンツ作成サービスであれば、費用は300万円以上かかることがあります。さらに、フルオーダー型は、製作時の費用だけでなく、作成後の質問内容の変更や追加に対しても料金が発生するのが一般的です。
「コスト」と「診断コンテンツのクオリティ」という両方の課題を解決できるサービスとして、ヨミトルのクラウド型の診断コンテンツ作成サービスがあります。
ヨミトルであれば、費用を抑えながらもフルオーダー並みのクオリティで診断コンテンツの作成が可能です。また、ヨミトルはフルオーダー型の作成サービスも提供しているため、必要に応じて幅広いニーズに対応できるというメリットもあります。
このように、診断コンテンツ作成サービスを選択する際は、コストとクオリティの両面を考えて選択することが重要です。
まとめ
今回の記事では、診断コンテンツ制作サービスを5つ紹介し、失敗しないための選択基準について解説しました。それぞれのサービスの違いを理解し、自社にあったサービスを選択しましょう。
ヨミトルを提供しているピクルスには、診断コンテンツを10年以上にわたって制作してきた経験があります。例えば、マーケター診断2は、1ヶ月で実施数55,000回以上、SNSシェア10,000回以上を達成しました。
ヨミトルを利用すれば、このようなピクルスの成功事例をひな形として診断コンテンツを作成できます。さらに、大手企業との取引実績も豊富であり、SNSキャンペーンなど他の施策と並行した提案も可能な点は、他社と異なるポイントです。
診断コンテンツの作成を検討している方は、ぜひ『プロ直伝!診断コンテンツの作り方。ロジックや作成手順を事例つきで解説』を参考にしてみてください。
想定される活用シーン
ライター:土光 宜行(どこう よしゆき)
BtoBマーケター
ヘルスケア業界にてBtoBマーケティングに10年以上従事。この他に、製品開発、営業、パイプライン管理の経験あり。マーケティングの川上から川下まで俯瞰して施策を立案し、実行できる点が強み。