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【専門家が解説】コンテンツマーケティングの費用相場 費用対効果の高い施策とは?
コンテンツマーケティングには、ブログ(SEO)、メルマガ、SNS、動画、診断コンテンツなど様々な手法があります。これらのコンテンツマーケティングの費用相場について説明し、その中でも費用対効果の高い施策について詳しく解説します。
更新日:2023/08/18 公開日:2023/04/21

監修:田中博基(たなかひろき)
コンテンツマーケター
株式会社ピクルスのコンテンツマーケター。SEOライティング歴7年。月間250万PVのメディア運用に携わる。ピクルスではオウンドメディア、Twitter、診断コンテンツ、Youtube等のチャネル運営を統括し、UU数5倍以上、リード獲得数を20倍以上に成長させた実績あり。
コンテンツマーケティングの施策には、ブログ、メールマガジン、SNS、動画、診断コンテンツなど様々な種類があります。施策によってアウトソースする際の費用は異なるため、費用対効果について検討した上で実施することが重要です。
本記事では、コンテンツマーケティング施策の費用相場について解説を行い、費用対効果の高い施策を紹介します。
※当コンテンツは、コンテンツマーケティングに強い診断作成ツール「ヨミトル」を提供するピクルスが監修しています。
目次
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、コンテンツを通じて商品やサービスの特徴や良さを知ってもらうためのマーケティング手法です。
例を挙げると、自社のウェブサイトやSNSにて、ブログ記事や動画、画像などのコンテンツを公開し、顧客との関係性やブランドイメージの強化を行い、見込み客を育成し購買へとつなげる施策です。
見込み客に対してコンテンツを提供することで顧客の課題解決に繋がるため、「信頼できる」「専門家である」というブランドイメージを構築できる点は、コンテンツマーケティングの大きなメリットの一つだと言えます。
また、コンテンツの種類は、文章、画像、動画、音声、診断コンテンツといった様々なものがあります。ターゲットとしている顧客が必要としている情報を、適切なフォーマットで提供することが重要です。
コンテンツを配信する方法は、ブログ、SNS、YouTube、自社サイトがよく用いられています。ターゲット顧客が利用する機会の多いプラットフォームでコンテンツを配信すれば、より多くの見込み客へのアプローチが可能になります。

コンテンツマーケティングの種類
コンテンツマーケティングには、ブログ、メールマガジン、SNS、動画、診断コンテンツといった様々な種類の施策があります。それぞれの施策について説明します。
ブログ
BtoBの領域では、自社の商品やサービスの分野の専門的なノウハウや、導入事例がブログで記事として公開されています。
ブログは、文字だけでなく画像や動画も用いて、顧客の知りたい情報を説明できるという特徴があります。そのため、コンテンツマーケティングを継続しブログ記事を数多く作成すれば、そのコンテンツは長期的なマーケティング資産として活用できます。
さらに、ブログはSEOはもちろんSNSとも相性が良いため、ユーザーが求めるコンテンツを作成できれば、集客にも繋がるというメリットもあります。
メールマガジン
メールマガジンは、見込み客の育成(リードナーチャリング)、購入確率の高い見込み客の絞り込み(リードクオリフィケーション)、顧客との関係性の維持(リテンション)に有効なマーケティング施策です。
コンテンツマーケティングでメールマガジンを活用する際は、以下の用途がおすすめです。
・ブログ更新のお知らせ
・ホワイトペーパーの紹介
・導入事例の紹介
・セミナー案内
・会員限定コンテンツの紹介
メールマガジンを活用し、コンテンツマーケティングで成果を出すためには、KGIとKPIを設定しPDCAサイクルを回すことが重要です。また、HTMLメールを活用し、売り込みばかり行わず良質なコンテンツを提供することを心がけましょう。
SNS
SNSでコンテンツマーケティングを行うメリットは、SNSでコンテンツが拡散されれば、自社の認知度を高められる点です。
また、SNSでつながりを持った見込み客に継続的に情報を伝えることで興味関心の度合いを引き上げ、メールマガジンへの登録、資料請求、問い合わせといった次の購入検討段階に引き上げられる点もメリットだと言えます。
コンテンツマーケティングを行うSNSの候補は、Twitter、Instagram、LINE、Facebookが挙げられます。
全てのプラットフォームでコンテンツマーケティングを行うのは、リソースが限られているため難しいかもしれません。そのため、プラットフォームを選択する際は、ターゲット顧客が利用する機会の多いものを優先して選ぶことをおすすめします。
動画
YouTube、Tiktokといった動画配信プラットフォームでのコンテンツマーケティングは、一般的なものになりました。
動画を用いたコンテンツマーケティングを行う際は、YouTubeを第一選択とし、ターゲット顧客がよく利用しているプラットフォームがあれば、そのプラットフォームでも行うというスタンスをおすすめします。
動画を用いたコンテンツマーケティングでは、以下の3種類の動画がよく用いられています。
コンテンツマーケティングの目的に応じて、適切な動画コンテンツを作成することをおすすめします。
診断コンテンツ
診断コンテンツとは、Web上でユーザーが複数の質問に答えると、その回答内容に応じた結果が表示される、ユーザー参加型のコンテンツです。ユーザーの興味や関心を引き、顧客獲得につながる点が、診断コンテンツのメリットです。
診断コンテンツには、性格診断、適職診断、おすすめ商品診断など、さまざまな種類があります。効果的な診断コンテンツを作成するには、自社製品の特性やターゲット層の特性に合わせた診断形式を選択することが重要です。
例えば、ピクルスが提供しているマーケター診断2では、実施数6万5,000回以上、SNSシェア1万回以上という非常に高い数値を記録しています。さらに、診断結果の閲覧にメールアドレスの登録を求めることで、認知拡大だけでなく、リード獲得にも成功しています。
診断コンテンツには、ユーザーの行動変容を促しやすいという特徴があります。ただし、具体的な成果を得るためには、診断コンテンツの作成目的に合わせた設計が必要です。詳しくは、以下の記事で解説しています。
診断コンテンツとは?メリット・デメリットをマーケティング目線で解説

コンテンツマーケティングの費用相場
ブログ、メルマガ、SNS、動画、診断コンテンツを内製した場合と、アウトソースした場合の費用相場について解説します。
ブログ
メールマガジン
SNS
動画
診断コンテンツ
診断コンテンツ作成ツールであるヨミトルを使用して内製した場合と、ヨミトルのフルオーダーを依頼した場合のポイントをまとめたものが、次の表です。

Webマーケティング施策の費用相場
コンテンツマーケティング以外で実施されることの多いWeb広告、ランディングページ制作の費用相場についてまとめたものが次の表です。

コンテンツマーケティングの費用対効果の算出方法
コンテンツマーケティングは、成果が出るまでに時間が掛かります。そのため、経営陣に費用対効果を説明し、長期的な予算の確保を得ることが重要です。経営陣への説明に使える、費用対効果の算出方法について解説します。
費用対効果が重要な理由
コンテンツマーケティングは、継続的にコンテンツを制作すれば効果が期待できる反面、成果につながるまで時間が掛かるという特徴があります。
そのため、経営陣に対して費用対効果を説明できなければ、コンテンツマーケティングの予算を継続して確保することが難しくなります。費用対効果を経営層に提示し、長期的に取り組む必要があることを説明することが重要です。
費用対効果の算出方法
コンテンツマーケティングの費用対効果を算出する際は、以下の計算式で行います。
コンテンツマーケティング経由での獲得会員数 x 受注率 x 平均粗利 ÷ コンテンツマーケティングの費用 x 100
例えば、コンテンツマーケティング経由で1000人会員を獲得し、受注率2%、平均粗利は20万円、コンテンツマーケティングに300万円をかけた場合のROI(投資収益率)を計算すると、以下のようになります。
1000 x 0.02 x 20万円 ÷ 300万円 x 100 = 133.3%
上記の計算式から、「300万円をコンテンツマーケティングに投資し、400万円の粗利が得られるため、投資金額に対して1.33倍の粗利を見込める」ということになります。
このような費用対効果を経営層に提示すれば、長期的な予算の確保の承認を得やすくなります。

コンテンツマーケティングの成功事例
コンテンツマーケティングは、BtoBだけでなくBtoC企業でも実施されています。ただし、BtoBとBtoCでは有効な施策が異なるため、対象とする顧客が必要とする情報やメディアの特性を理解した上で内容を検討する必要があります。
ピクルスでは、本記事で解説した、ブログ、診断コンテンツ、SNS、
動画(ウェビナー)、メールマガジンでコンテンツマーケティングを実施し、認知拡大やリード獲得において成果を上げています。
詳しくは、以下のリンク先の記事で紹介しています。

費用対効果の高いコンテンツマーケティング施策
今回紹介したコンテンツマーケティングの施策の中で、診断コンテンツはリード獲得数アップ、会員獲得単価の低コスト化、リピーターの獲得に効果的です。
クラウド型の診断コンテンツ作成ツールであるヨミトルは、月額5万円から利用できます。コンテンツマーケティングをアウトソースする場合は、どの施策であっても月額で最低10万円は必要となるため、低コストで運用できる点はメリットです。
さらに、ヨミトルを利用することで、リード獲得件数の増加と獲得単価の低減につながります。そのため、コンテンツマーケティングを行う際は、診断コンテンツは有力な施策だと言えます。

まとめ
本記事では、コンテンツマーケティングの各施策の費用相場について解説しました。
コンテンツマーケティングの施策の中でも、費用対効果の高い施策である診断コンテンツは、有力な候補の一つです。リード獲得数アップ、会員獲得単価の低コスト化につながる点は、大きなメリットだと言えるでしょう。
詳しくは「会員登録 リード獲得 | 診断クラウド ヨミトル」のページで説明しています。診断コンテンツの作成を検討しているなら、お問い合わせフォームからのお問い合わせ、ZOOMでの打ち合わせも可能です。
想定される活用シーン

ライター:土光 宜行(どこう よしゆき)
BtoBマーケター
ヘルスケア業界にてBtoBマーケティングに10年以上従事。この他に、製品開発、営業、パイプライン管理の経験あり。マーケティングの川上から川下まで俯瞰して施策を立案し、実行できる点が強み。