今回ご紹介するのは、スタートアップカフェ大阪が提供する「キャリアに活かす起業家診断」です。本診断では、「起業家に必要な4つの力」を測定し、自身の起業家タイプを知ることができます。概要 年々、起業するハードルは下がってきています。それに伴って、起業を志す若者が増えており、現代では20代や30代で数億円規模の会社の社長に就いているケースも珍しくありません。 しかしながら、憧れて起業家を目指しているものの「自分に起業する素養はあるのか」「性格は起業家向きなのか」といった点が不明瞭で、心の中では不安を抱えている方もいらっしゃるはずです。 そんな方向けに制作されたのが、「キャリアに活かす起業家診断」です。 キャリア系のサービスだけでなく、フィットネスや英会話などの体験型サービスでも活用できる施策なので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。想定される目的自身の起業家タイプを知ってもらい、起業への関心を高める診断コンテンツを介して、ユーザーとの距離感を縮める診断結果を各SNSでシェアしてもらうことで、将来起業を目指す学生や社会人の認知を拡大する診断結果画面から無料起業相談へ誘導し、コンバージョンを獲得する工夫ポイント 本診断の工夫ポイントは2つあります。1. 診断者の成長に繋がるコンテンツ設計 1つ目は、定量的な分析と起業方法の提案によって診断者の成長を促している点です。 診断結果ページでは、以下の画像のように「求心力」「事業開発力」「マーケティング力」「マネジメント力」といった、起業家にとって必要な4つのスキルを定量的に分析してくれます。 そして具体的なスキルを知ってもらった上で、以上のスキルから推測した「診断者にとって相性の良い起業方法」を提案してくれるのです。 このような提案によって、診断者は具体的な起業方法をイメージすることができますし、結果的に起業のモチベーションアップにも繋がると予測できます。 コンバージョンに辿り着く可能性も上がるため、非常によく考えられたユーザー育成の施策と言えるのではないでしょうか。2. コンバージョン最大化を目指すCTA 2つ目は、「多くのコンバージョンを獲得できるようCTAを工夫している」点です。 本診断のCTAには、ユーザーにもたらすメリットや無料起業相談へ誘導するための文章など、コンバージョン率を高めるために様々な工夫ポイントがあります。 また、CTAボタンを目立たせるようにカラー配色を考えたり、ユーザーにイメージを掴んでもらうために画像を設置したりするなど、細かい点も戦略的に工夫していると言えるのではないでしょうか。さいごに コンバージョン獲得だけでなく診断者の成長まで促している施策でした。 診断コンテンツを設計する上では、診断を受けてくれたユーザーがしっかりと満足してくれる内容になっているかは必ずチェックするようにしましょう。 診断のタイトルと中身にギャップがあると、本来の目的を達成できません。ユーザー目線を忘れないようにしてください。