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5つの要素で性格診断!転職・採用に役立つ「BIG5-BASIC」
診断コンテンツの活用の幅は広く、採用活動にも役立てることができます。【BIG5-BASIC】運営事務局の診断コンテンツ「BIG5-BASIC」は、120もの質問がある本格的な性格診断で、本人の強みや傾向を明らかにします。
更新日:2024/10/25 公開日:2022/04/20
目次
概要
心理学のビッグファイブ理論をもとに、1. 外向性、2. 協調性、3. 誠実性、4. 神経症傾向、5. 開放性を分析します。
上記5つに加えて、「テストの信頼性」「ストレス耐性」「ストレス状況」もあわせて分析。全部で51のタイプに分類して結果を表示します。
質問数は全部で120問、1回の診断で約15分ほどかかります。
想定される目的
- 120問の診断により、納得感/満足感のある診断結果を提供する
- 有料版診断コンテンツにつながるリードを獲得する
工夫ポイント
注目したい2つの点を見ていきましょう。
1. 「フリーミアム」モデルを採用
「BIG5-BASIC」は無料で診断できますが、「BIG5-PRO」という有料版もあり、さらに高精度の分析が可能です。しかし、無料版の「BIG5-BASIC」でも本格的な性格診断となっているため、十分に実用性があります。
この形はマーケティング用語で言う「フリーミアム」モデルです。無料版を試用してもらい、精度の高さや使い勝手の良さを体感したうえで、さらに高機能の有料版を……という流れになっていると思われます。
また、診断を表示する前に、名前やメールアドレスを入力するフォームが設けられているので、リード情報も獲得できています。
2. 採用に役立つ「性格診断」や従業員向け「ストレスチェック」で企業での利用を促進
「BIG5-BASIC」は、個人だけでなく、企業に利用してもらうための工夫ポイントが見受けられます。
例えば、診断結果は「組織の中でどういった振る舞いをするか」が記載されており、企業の採用活動にも活かすことができるはずです。また性格に関する診断結果だけでなく、「テストの信頼性」も表示されます。「見栄を張る傾向」「本音を隠す傾向」「防衛・否定的に回答した傾向」という3つの視点からS~Cの4段階で信頼性が評価されるのも、採用における適性検査には有用なポイントですね。
また「ストレス状況」「ストレス耐性」も診断されます。そのため、採用活動だけでなく、既存従業員の現状把握(ストレスチェック)にも活用できそうです。
ストレスチェックには診断コンテンツのリピート利用を促す効果もあります。通常の診断コンテンツは1度利用すると終わりですが、ストレスチェックは定期的に行われるので有料プランへの誘導がよりしやすくなります。
また、有料版には「管理職適応度」「営業職適応度」「経営者適応度」などの追加診断が用意されており、こちらも企業が気になる内容になっています。
さいごに
「BIG5-BASIC」はフリーミアムモデルとして非常に工夫された診断コンテンツでした。
もちろん「120問のテストを作りましょう!」という話でなく、診断を受けてくれたユーザーに満足してもらうことが重要です。
診断コンテンツを作成する際は、「作って終わり」にせず、この診断を通じてユーザーはどんな気付きを得られるのだろうかと振り返ることを忘れないようにしてください。