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【2023年8月最新】SGEとは?SEOへの影響、表示例、対策を解説

SGEとは、Googleが提供する生成AIを用いた新しい検索体験の一部です。今回の記事では、SGEの概要、表示例、導入の理由、SEOへの影響、そしてサイトオーナーが取るべき対策について詳しく解説します。SGEがSEOにどのような影響を与えるかを理解し、適切な対策を講じるために参考にしてください。

更新日:2024/04/29

監修:田中博基(たなかひろき)

監修:田中博基(たなかひろき)

コンテンツマーケター

株式会社ピクルスのコンテンツマーケター。SEOライティング歴7年。月間250万PVのメディア運用に携わる。ピクルスではオウンドメディア、Twitter、診断コンテンツ、Youtube等のチャネル運営を統括し、UU数5倍以上、リード獲得数を20倍以上に成長させた実績あり。


SGEとは、Googleが提供する生成AIを用いた新しい検索体験の一部です。SGEは、検索ユーザーが求める情報を素早く発見できるだけでなく、新しい気づきを得たり、検索プロセスをよりシンプルにすることを目的としています。

SGEの導入により、SEOにも影響が出ることが予想されます。今回の記事では、SGEの概要に関して説明します。さらに、SGEの表示例の紹介や、SEOへの影響、サイトオーナーが取るべき対策について詳しく解説します。

※2023年8月1日時点の情報です。当コンテンツは、コンテンツマーケティングに強みを持つ診断作成ツール「ヨミトル」を提供するピクルスが監修しています。

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SGEとは

SGEは、Googleが生成AIを活用して開発した新しい検索体験です。検索ユーザーが求める情報を素早く発見するだけでなく、新しい気づきを得たり、検索プロセスをよりシンプルにすることを目的としています。

SGEのイメージを掴むためには、以下のGoogleのYouTube動画を視聴すると良いでしょう。

SGEの具体的な使用例として、「3歳以下の子供と犬を連れた家族にとって、ブライスキャニオンとアーチズのどちらが良いか?」といった質問が挙げられます。SGEはこのような質問の要点を素早く把握し、考慮すべき要素や深く検討するためのヒントを表示します。

SGEの具体的な使用例

引用:A new way to search with generative AI

さらに、SGEは掘り下げて調べるための参考記事へのリンクも表示します。

SGE詳細

引用:A new way to search with generative AI

SGEは、検索への答えとなる情報を素早く表示するだけでなく、詳しく調べるためのリンクも表示するため、ユーザーにとって非常に便利なサービスであることがわかります。

以下の動画では、SGEによる概要説明と参考記事へのリンクが一緒に表示されている様子を確認できます。

引用:A new way to search with generative AI

日本国内ではまだ利用できませんが、SGEはGoogleのSearch Labsでの実験として始まり、アメリカではChromeデスクトップやGoogleアプリ(AndroidおよびiOS)で利用可能です。SGEにより、ユーザーは1回の検索でより多くの情報を、より早く得られるという効果が期待されています。

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SGEの表示例

SGEは日本では利用できませんが、アメリカではGoogle Labsでの利用が始まっています。

以下では「Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews」の記事で紹介されているアメリカでの表示例を用いて解説します。

なお、SGEの内容は、Know、Go、Do、Buyの4つの検索クエリの種類ごとに異なります。それぞれのクエリの意味と特徴については、以下の表にまとめています。

検索クエリの意味と特徴

それでは、各クエリ種類ごとの表示例がどのようになっているか見ていきましょう。

Knowクエリの表示例

Knowクエリは、ユーザーが特定の情報を知りたいときに使用されるクエリタイプです。以下の画像は「What is Google Bard?(GoogleBardとは何ですか?)」の検索クエリに対する、SGEの表示例です。Google Bardとは、Googleが提供しているAIサービスです。

関連する質問やナレッジパネル、フィーチャードスニペット(強調スニペット)の機能が組み込まれていることがわかります。

関連する質問、ナレッジパネル、フィーチャードスニペット(強調スニペット)

引用 Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews

引用元の記事では、「6つの異なるソースからの情報を組み合わせて回答を生成しました。そのうち5つは出版社からの情報で、残り1つは公式のGoogle Bardヘルプページでした。」と報告されています。

Goクエリの表示例

Goクエリは、ユーザーが特定の場所やサイトへアクセスすることを目的とするクエリタイプです。ある地域のレストランに関する検索クエリのSGE表示例について解説します。

例として、「top italian restaurants in Phoenix(フェニックス地域でトップのレストラン)」の検索クエリに対して、SGEはローカルパック(Googleマップの情報)と同様の情報を表示しました。以下の画像は、実際にSGEで表示された例です。

「top italian restaurants in Phoenix(フェニックス地域でトップのレストラン)」の検索クエリ

引用 Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews

この検索結果は、フェニックス地域のトップイタリアンレストランに関する包括的な情報を表示しており、ローカルパックと似た方法で地域に基づいた結果を表示しています。SGEは、ローカルビジネスのリスト、地域別の絞り込み、おすすめのレストランなど、ローカル検索のニーズに対応する情報を提供可能であることがわかります。

Doクエリの表示例

Doクエリは、ユーザーが特定の行動を取りたいときに使用される検索クエリです。具体的な行動や解決策を求める際に、検索されることが多いという特徴があります。

例として、壊れた眼鏡の修理についての検索クエリ「How to fix broken glasses?(壊れたメガネを直すにはどうすればいいですか?)」を挙げます。この質問に対するSGEの回答結果は、以下の画像で確認できます。

検索クエリ「How to fix broken glasses?(壊れたメガネを直すにはどうすればいいですか?)」への回答

引用 Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews

この結果から、様々なソースの情報が組み合わされ、検索ユーザーの質問に対して具体的で実用的な内容が表示されていることがわかります。
また、SGEによる回答の直下には動画のリンクが表示されており、メガネの修理について詳しく知りたい場合に参考となる情報が掲載されています。

Buyクエリの表示例

Buyクエリは、ユーザーが特定の商品を購入したいときに使用される検索クエリです。このクエリは製品の購入に直接つながる可能性が高く、広告競合が多い点に留意しておくとよいでしょう。

例として、「best 4k camcorder under $500(500ドル以下の最高の4Kビデオカメラ)」という検索クエリに対するSGEの表示例について解説します。以下の画像は、この検索クエリに対するSGEの表示内容を示しています。

「best 4k camcorder under $500(500ドル以下の最高の4Kビデオカメラ)」という検索クエリに対するSGEの表示例

引用 Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews

SGEが、検索クエリ「best 4k camcorder under $500」に対して製品を選択する上でのポイントを示し、予算に収まる範囲でおすすめの商品を表示していることがわかります。購買意欲のあるユーザーに対して、製品選びをサポートし、より適切な製品を見つける手助けを行っています。

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SGEが導入された理由

GoogleがSGEを導入した理由は、特定の種類の検索クエリに対して従来の検索エンジンがうまく対応できなかった問題を解決し、検索体験の全体を変革することです。

例えば「来週東京で何をすべきか?」や「大阪で最高のレストランは?」といった質問に対しては、予算や日程、同伴者などの多岐にわたる要素を考慮する必要があります。SGEの導入によって、これらの複雑な要素を組み合わせた検索クエリにも効果的に対応することが可能になるでしょう。

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SGEのSEOへの影響

SGEの導入により、SEOにも影響を及ぼすことが予想されます。

Do、Know、Buy、Goの4つの検索クエリに対して、SGEは異なる情報を表示します。そのため、SEO対策の再検討と、ユーザーの検索ニーズに応じたコンテンツの提供が、より一層重要となるでしょう。

以下、各クエリタイプごとのSEOへの影響について解説します。

Knowクエリへの影響

Knowクエリは、情報を知りたいというユーザーのニーズに応えるクエリタイプです。SGEでは、関連する質問やナレッジパネル、フィーチャードスニペットなどが組み込まれます。

Knowクエリへの影響

引用 Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews

SEO対策においては、SGEが回答を生成する情報源となるような、正確でわかりやすい情報の提供と、関連する質問への対応が求められます。

Goクエリへの影響

Goクエリは、特定の場所やサイトへのアクセスを目的とするクエリタイプです。SGEでは、ローカルパックと同様の情報や地域に基づいた結果が表示されます。

Goクエリへの影響

引用 Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews

SEO対策において、ローカルビジネスのリストや地域別の絞り込みなど、ローカル検索のニーズに対応する情報の提供が求められます。

Doクエリへの影響

Doクエリは、ユーザーが特定の行動を取りたいときに使用される検索クエリです。SGEでは、具体的な行動や解決策を検索した際に、様々なソースの情報が組み合わされて表示されます。

Doクエリへの影響

引用 Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews

SEO対策においては、具体的で実用的な内容の提供と、関連する動画や追加情報へのリンクが重要となるでしょう。

Buyクエリへの影響

Buyクエリは、製品の購入に直接つながる可能性が高い検索クエリです。SGEでは、製品選びのポイントとおすすめの商品が表示されます。

Buyクエリへの影響

引用 Google Search Generative Experience: A Look At SGE With 12 AI Overviews

SEO対策においては、購買意欲のあるユーザーに対して、製品選びの手助けとなる情報と、購入先への明確な動線の提供が重要になります。

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SGEへの対策

SGEの導入に伴う変化に対応するためには、コンテンツの質、情報の構造化、ユーザー体験やブランドの強化、SGEの影響の監視と対応が重要となります。

SGEへの対策

※EEATとは…Googleの評価基準、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取った略称

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SGEの始め方

日本国内ではまだSGEを利用できないため、アメリカでのSGEの始め方を「How to Join Waitlist and Use Generative AI on Google Search (SGE)」の記事を参考にして説明します。

Search Labs Waitlistに参加する

Google ChromeでGoogle Labのページを開き、「Available in Labs」セクションにスクロールして「Join waitlist」ボタンをクリックします。

引用 How to Join Waitlist and Use Generative AI on Google Search (SGE)

次のページで再び「Join waitlist」ボタンをクリックすると、待機リストに参加できます。

 

引用 How to Join Waitlist and Use Generative AI on Google Search (SGE)

SGEを設定する

Search Labsで待機リストに追加されれば、SGEの設定を有効にして利用できます。手順は以下のとおりです。

1 待機リストから外れたら、Google Searchの右上隅のフラスコアイコンをクリックし、Search Labsページを開きます(携帯電話の場合は左上)。

Google Searchの右上隅のフラスコアイコン

引用 How to Join Waitlist and Use Generative AI on Google Search (SGE)

2 ポップアップで「Get Started」をクリックすると、ベータ機能の一覧が表示されます。

3 SGEオプションの下のトグルを有効にして、Search Genetive Experienceにアクセスします。

引用 How to Join Waitlist and Use Generative AI on Google Search (SGE)

4 利用規約に同意するとSGEが有効になります。

引用 How to Join Waitlist and Use Generative AI on Google Search (SGE)

5 SGEオプションの下の「Try an example」ボタンをクリックして、SGEの使用を開始します。

引用 How to Join Waitlist and Use Generative AI on Google Search (SGE)

Googleで検索するだけで、検索結果の一番上に生成されたAIの結果が表示されます。ただし、すべての検索においてAIによって生成された情報が表示されるとは限りません。

引用 How to Join Waitlist and Use Generative AI on Google Search (SGE)

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まとめ

今回の記事では、SGEの概要について説明し、SEOへの影響や対策について解説しました。SGEは、検索ユーザーが求める情報を素早く発見できるだけでなく、新しい気づきを得たり、検索プロセスをよりシンプルにすることを目的としています。

SGEの導入により、SEOにも影響が出ることが予想されます。そのため、コンテンツの質の向上、情報の構造化、ユーザー体験の向上、ブランドの強化など、多岐にわたる対策が必要になるでしょう。

したがって、今後は検索エンジン経由の集客に頼るだけでなく、その他の集客経路を持つことがより重要になります。
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SGE対策の観点では、高品質なコンテンツ、ユーザー体験の向上、ブランドの強化において、診断コンテンツが効果的です。

詳しくは『【脱しつこい広告】コンテンツマーケの主流は診断コンテンツになるか』を三校にしてみてください。

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想定される活用シーン

コンテンツマーケティング

ライター:土光 宜行(どこう よしゆき)

BtoBマーケター

ヘルスケア業界にてBtoBマーケティングに10年以上従事。この他に、製品開発、営業、パイプライン管理の経験あり。マーケティングの川上から川下まで俯瞰して施策を立案し、実行できる点が強み。

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