診断コンテンツの作成方法から活用方法まで、診断のすべてがわかるメディア
採用コンサル・求人媒体のマーケティングに有効な診断コンテンツ|メリットや事例も紹介!
採用コンサル・求人媒体のマーケティングで有効な診断コンテンツ。競合が多い市場であるため、リード獲得や成約率が向上せず、悩む企業も多いでしょう。今回は採用コンサル・求人媒体における診断コンテンツのメリットや活用事例について詳しく解説します。
更新日:2024/10/25 公開日:2023/08/17
監修:田中博基(たなかひろき)
コンテンツマーケター
株式会社ピクルスのコンテンツマーケター。SEOライティング歴7年。月間250万PVのメディア運用に携わる。現在はオウンドメディア、Twitter、診断コンテンツ、メルマガ、Youtube等のチャネル運営を統括。診断コンテンツ制作歴10年超のピクルスの知見を発信中。
採用コンサルや求人媒体でマーケティングを行っていると、以下の悩みをもつ方も多いのではないしょうか?
「訪問や電話で営業してもなかなか成約に繋がらない…」
「セミナーを実施しても集客できずリード獲得できない」
採用コンサルや求人媒体は競合も非常に多く、さまざまな営業・マーケティング手法を駆使しても成果が上がらないケースが多いでしょう。
そんな時に活用したい手法が「診断コンテンツ」です。
診断コンテンツはユーザーの回答に基づき納得度の高い提案ができるなどの特徴があり、上手に活用すればリード獲得や成約率アップに貢献できます。
今回は診断コンテンツについて、採用コンサル・求人媒体でのメリットや事例を中心に紹介します。
採用コンサル・求人媒体でなかなかマーケティングの成果が上がらず悩んでいる担当者はぜひ参考にしてください。
※当コンテンツは、診断作成ツール「ヨミトル」を提供するピクルスが監修しています。
目次
そもそも診断コンテンツとは?
診断コンテンツとは、ユーザーが複数の設問に回答し、回答内容に応じた診断結果を表示できるユーザー参加型のコンテンツです。
様々なテーマでコンテンツを作成でき、例えば以下のような診断コンテンツがあります。
・ピッタリ塾診断
・管理部門性格タイプ診断
・はじめての診断活用マーケティング診断
診断コンテンツ内でさまざまな質問に答えることで、ユーザーが抱える疑問を解決できる点が特徴です。
診断コンテンツは、診断結果をもとにした最適な情報を提供でき、ユーザーの購買意欲を的確に刺激しリード獲得や成約率アップなどに繋げられるため、コンテンツマーケティングとして多くの企業で活用されています。
採用コンサル・求人媒体のマーケティングにおける診断コンテンツのメリットとは?
採用コンサル・求人媒体のマーケティングにおける診断コンテンツのメリットは、以下の4点です。
・エンターテインメント性が高くクリックされやすい
・診断結果で最適な情報を提供しリード獲得できる
・診断結果をもとにした提案で成約率アップ
・リード獲得後のナーチャリングにも効果的
エンターテインメント性が高くクリックされやすい
診断コンテンツは、エンターテインメント性が高くクリックされやすいメリットがあります。
競合の多い採用コンサルや求人媒体では、ユーザーの印象に残らないマーケティング施策を行ってもスルーされてしまい、他社の商品・サービスにユーザーが流れてしまう可能性があります。
診断コンテンツは「設問に回答し診断結果を得られる」というエンターテインメント性の高いコンテンツであるため、一般的なWeb広告等よりも興味を引きやすく、クリックされやすい傾向にあります。
また、ユーザーは自分自身に関する診断を受けることで、楽しみや驚きを共有したくなります。
面白い結果や共感できる内容は、SNSなどでシェアされる可能性も高くなり、より多くのユーザーからアクセスを集められるでしょう。
そのため、診断コンテンツを活用することで効率的に自社商品・サービスの認知度を向上できます。
実際にピクルスの調査では、診断コンテンツを活用することで商品の指名検索が約17倍となっています。
ユーザーから効率的にアクセスを集め、自社商品・サービスの認知度を向上させたい企業は診断コンテンツがおすすめです。
診断結果で最適な情報を提供しリード獲得できる
診断コンテンツは、最適な情報を提供しリード獲得できる点がメリットです。
リード獲得の手法としてよく用いられるのがウェビナーやホワイトペーパーですが、これらの手法ではユーザーの興味を喚起する力が弱く、参加/ダウンロードをしてもらうのが難しいこともあります。
一方の診断コンテンツでは、回答内容に応じてユーザーとの関連性が高い結果を表示できるため、ユーザーの「知りたい」欲求を刺激します。
「リード情報の入力で診断が利用できる」という作りにすれば、効率的にリード獲得できます。
例えば人材業界の場合、次のような使い方が有効です。
診断コンテンツで以下の情報を提供、
自社にマッチした人材タイプを診断しアドバイス
自社の選考プロセス課題を診断しアドバイス
その上で、「課題解決にこちらのサービスが役立ちます」といった流れで自社サービスの利用登録を促す。
実際にピクルスの実績では、診断コンテンツがリード獲得率向上とCPA減少に繋がったことを確認しています。
診断結果をもとにした提案で成約率アップ
診断コンテンツの結果をもとにユーザーに合った提案を行うことで、成約率を向上させられる点もメリットです。
例えば、診断コンテンツで以下の「採用課題診断」を企業に実施してもらえば、企業の採用課題を把握した上で提案できるため、有効商談率や成約率の向上が期待できます。
上記以外にも離職要因を特定できる診断を行えば、自社サービスが企業の離職率低下につながることをPRし、効果的な提案ができるため、成約率向上につながるでしょう。
顧客課題を把握し、効率的に成約率を上げたい企業は、診断コンテンツがおすすめです。
リード獲得後のナーチャリングにも効果的
診断コンテンツを通じてリードを獲得した後も、ナーチャリング(育成)に活用できます。
リードナーチャリングの手法として用いられるメルマガやLINEは、ただテキストを記載して送るだけだと開封率が低くなりやすいです。
しかし、こうしたメルマガやLINEで送付するコンテンツとして診断コンテンツを活用すれば、ユーザーの興味を惹きやすく高い開封率が期待できます。
実際にピクルスの事例では、通常のテキストメッセージと比較して診断コンテンツ付きのメッセージは開封率が以下のように高かったことが実証されています。
また、診断結果をもとにして、ユーザーに合ったタイミングでフォローメールを送信すれば、ユーザーの関心を持続させ効果的なナーチャリングを実現できるでしょう。
リードナーチャリングを効果的に行いたい方も、診断コンテンツがおすすめです。
採用コンサル・求人媒体での診断コンテンツ活用事例2選
採用コンサル・求人媒体で活用されている診断コンテンツとして、以下の2つを紹介します。
・採用スタイル診断|株式会社ビズリーチ
・採用・人事タイプ診断|株式会社i-plug
採用スタイル診断|株式会社ビズリーチ
株式会社ビズリーチが提供する「採用スタイル診断」は、自分にあった採用スタイルを診断するコンテンツです。
自身の性格に関する質問が合計8問用意されており、回答内容に応じてどのような採用スタイルが向いているか診断結果を表示してくれます。
設問に答えることで、採用担当者としてのスキルや志向を明確化でき、採用活動の効率化を図るヒントを得られるでしょう。
診断結果からビズリーチの提供する「候補者検索サービス」にアクセスできるなど、ビズリーチのサービス利用を促すCTAも設置しています。
FacebookやTwitterへの共有ボタンもあるため、認知拡大やリード獲得を効率的にする工夫がなされている点が特徴です。
詳しくは以下の記事でも解説しているため、気になる方はチェックしてみてください。
関連記事:性格タイプから採用課題を導き、リード獲得につなげる!「採用スタイル診断」
採用・人事タイプ診断|株式会社i-plug
株式会社i-plugが提供する「採用・人事タイプ診断」は、人事・採用担当者の強みや素養を把握できる診断コンテンツです。
設問を通して、採用・人事に必要な以下4つのスキルを測定可能。
・コミュニケーション力
・観察力
・思考力
・発想力
上記のスキル測定結果から16タイプに分類し、採用担当者の仕事スタイルを診断結果として表示してくれます。
測定結果から自分にあった働き方をアドバイスしてくれるため、企業での効率的な仕事をサポートしてくれるのは嬉しい点です。
後述で実際に「採用・人事タイプ診断」を体験した結果を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
株式会社i-plugの「採用・人事タイプ診断」を体験してみた
株式会社i-plugの「採用・人事タイプ診断」を実際に体験してみました。
まずトップ画面下部にある「個人情報の取り扱い/利用規約に同意して開始する」ボタンをクリックします。
その後、下記のような簡単な設問が複数表示されるので、指示に従って設問に回答します。
設問回答後は、会社名や氏名、連絡先などの必要事項を記入し「結果を見る」をクリックします。
「結果を見る」ボタンを押すと、以下の診断結果が表示されます。
診断結果の解説以外にも、以下のようにアドバイスや相性の良い採用・人事タイプまで紹介してくれます。
いくつかの質問に答えるだけで自分の特性やスキルを「論理型」と一言で表してくれるため、「自分がどのような仕事スタイルなのか」を簡潔に理解できる点は非常に魅力的に感じました。
さらに、診断結果に基づいて個別のアドバイスもしてくれるため、改善点を見つけられるなど採用担当者に有益な情報を提供するコンテンツである印象です。
「会社名」「氏名」「メールアドレス・電話番号」などリード獲得に必要な情報入力を最小限に絞っている点も良く、ユーザーの離脱を防ぐ工夫も見られます。
自社で診断コンテンツを作成する際も、「わかりやすい診断結果」や「情報入力の簡潔さ」は意識しておきたいところです。
採用コンサル・求人媒体の診断コンテンツはどう選ぶ?
採用コンサルや求人媒体の診断コンテンツを選ぶ際には、自社のマーケティング課題や目的に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、より多くのユーザーに対し自社商品・サービスを認知させたい場合は、潜在層にアプローチする必要があります。
潜在層は自社商品・サービスへの関心が低いため、ユーザーの興味・関心を惹きつけるタイプの診断コンテンツが有効です。
以下のように、人事・採用担当者の現状を分析できる「人事タイプ診断」を作成すれば、ユーザーが気づいていない自身の採用課題に気づかせられ、関連する自社商品・サービスに興味を持ってもらいやすくなります。
このように自社のマーケティング課題や目的を把握した上で、課題解決・目標達成につながる診断コンテンツを作成すると良いでしょう。
もし「どのような診断コンテンツを作成すればいいかわからない」方は、「はじめての診断活用マーケティング診断」の実施がおすすめです。
設問に答えるだけで、「おすすめ診断タイプ」など診断コンテンツ作成のアドバイスがもらえます。
診断コンテンツ作成は「ヨミトル」の活用がおすすめ
診断コンテンツを作成する際は、診断コンテンツ作成ツール「ヨミトル」の活用がおすすめです。
最近は診断コンテンツを自作できる無料ツールも存在しますが、コンテンツの企画立案や実施後の成果検証など数多くの作業があり、多くの人的リソースや専門的なスキルが必要となります。
「ヨミトル」であれば、テンプレートを豊富に用意しており、AIのサポートもあるため、専門的な知識・スキルのない初心者でも簡単に診断コンテンツを作成できます。
また、診断コンテンツ作成にかけられる人的リソースがない会社は、外部の制作会社に委託するケースもあるでしょう。
しかし、制作会社に診断コンテンツ作成を依頼すると数百万など高額な費用がかかる点がネックです。
「ヨミトル」であれば、ユーザーの目的に合わせて複数のプランを用意しているため、最小限(月額5万円)の費用で診断コンテンツを作成できます。
診断コンテンツに取り組みたいけれども、「あまり費用をかけられず専門的な知識もなく不安…」という方は、ぜひ「ヨミトル」を利用してください。
まとめ
診断コンテンツは、エンターテイメント性が高くクリックされやすいことから、認知拡大に効果的なマーケティング手法として活用することが可能です。また、診断結果に基づいた最適な情報提供により、リード獲得や成約率の向上にも期待できます。
採用コンサル・求人媒体では「採用課題診断」など、ターゲットの採用課題に気づかせる診断コンテンツを作成すれば、興味・関心を惹きつけ、スムーズに購買意欲を高められるでしょう。
採用コンサル・求人媒体の担当者でマーケティング成果を最大化させたい方は、ぜひ診断コンテンツを検討してください。
なお、診断活用マーケティングツール「ヨミトル」を活用すれば、初心者でも簡単に診断コンテンツの作成から成果検証までを一貫して行えます。
「診断コンテンツに取り組みたいけれども、何から始めたらいいかわからない」という方は、ぜひ「ヨミトル」を利用しましょう。
ライター:藤田 春樹(ふじた はるき)
WEBライター
マーケティング分野を中心に複数のメディアでWEBライティングやメディア運営に携わる。SEOコンサルティング会社での勤務経験を活かし、検索上位化を目指したコンテンツ作成に強みがある。