株式会社サンリオが提供している「マイキャラ診断」をご紹介します。2022年5月時点で約80万人が利用する大人気の診断コンテンツなので、ぜひ自社のマーケティング活動の参考にしてみてください。性格にぴったり合うサンリオキャラクター本診断コンテンツは、出題される12問の質問からユーザーの性格を分析し、その性格にぴったり合うサンリオキャラクターが診断結果ページで表示されます。結果ページの最後には、診断コンテンツと関連の深い「HELLO SWEET DAYS」という着せ替えアバターアプリのダウンロードを促し、SNS上でのシェア獲得につなげています。診断コンテンツを通じてファンとの交流を深めることはもちろん、アプリ内で使用できるコインをSNSシェアのプレゼントとして設定していることから、SNSシェアによる認知拡大を狙っていると想定されます。結果として約80万人に利用されている本診断コンテンツの工夫ポイントを2つ見ていきましょう。ポイント1. 診断中でもユーザーが楽しめる仕様に本診断コンテンツは、ユーザーが出題される質問に対して回答していくと、表示されるサンリオキャラクターが切り替わる仕様になっています。例えば、以下は1つ目の質問が表示された際の画面です。次に2問目が出題された際の表示画面です。1つ目の質問の時とキャラクターが切り替わっています。また、画面の上部にはサンリオキャラクターをモチーフとした、診断コンテンツの進捗状況を表すゲージが表示されています。診断コンテンツが終わりに近づくほど、ゲージが進んでいく仕様です。このように、診断中でもユーザーを楽しませようとする工夫が見受けられます。ポイント2. アプリで使えるコインをSNSシェアのプレゼントに12問の質問に対して回答を行うと、最後の診断結果ページではユーザーの性格と相性がぴったりなサンリオキャラクターが表示されます。その結果ユーザーとキャラクターとの間で親近感が生まれ、熱量が高いファンであれば診断結果をシェアしたくなる気持ちが高まるでしょう。とはいえ、サンリオは好きであるもののそこまで熱量が高くないユーザーにとっては、診断結果をシェアすることに抵抗を覚える方もいるはずです。そこで本診断コンテンツでは、ファンになる段階の一歩手前にいるユーザーがシェアしたくなるような施策として、アプリ内で使えるコインをプレゼントしています。このようなプレゼントを用意することで、シェアしてくれる可能性を少なからず上げることができます。認知拡大を行うための1つの手段として、プレゼントを用意してみるもの良いかもしれません。さいごに本記事で解説したとおり、診断コンテンツは認知拡大やファンとの交流を深める目的でも活用されています。 新規ファンの獲得に向けて施策を行っているマーケティング担当者であれば、「マイキャラ診断」の内容はきっと参考になるはずです。 診断コンテンツを導入する際は、本記事で解説した工夫ポイントをぜひ活用してみてください。