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無料ツールで作成できる?売上につながる診断テストの作り方
診断テストを無料ツールで作成することは可能ですが、売上向上を目指すなら、回答データをマーケティングで活用でき、顧客獲得に効果的なツールを選択することが重要です。この記事では、売上につながる診断テストの特徴と、おすすめの作成ツールを紹介します。
更新日:2024/04/29 公開日:2023/09/01
診断テストは、無料ツールで作成可能です。しかし、売上につながる診断テストを作成するなら、回答データをマーケティングで活用でき、顧客獲得に効果的なツールを選択することが重要です。
今回の記事では、無料で診断テストを作成する方法について解説するだけでなく、売上につながる診断テストの特徴と、おすすめの作成ツールを紹介します。
※当コンテンツは、Webマーケティングに強みを持つ診断作成ツール「ヨミトル」を提供するピクルスが監修しています。
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目次
無料で診断テストを作成する方法
Googleフォームに代表される、無料で利用できる診断テスト作成ツールを用いれば、無料で診断テストを作成できます。
以下では、診断テスト作成ツールである、GoogleフォームとJudgeについて紹介します。
Googleフォーム
GoogleフォームはGoogleが提供する無料のフォーム作成ツールで、アンケートや問い合わせ、キャンペーン申し込みなど様々な用途に使われています。
主な特徴として、以下の点が挙げられます。
・ブラウザ上で簡単に、素早くフォームを作成できる
・レスポンシブデザインが採用されているため、様々なデバイスからフォームを閲覧しやすく、入力しやすい
・フォームに回答が入力されると自動的に集計され、結果はグラフで視覚的に表示される
さらに、Googleフォームのこれらの機能はすべて無料で利用可能である点も大きなメリットだと言えるでしょう。
Judge
Judgeは、診断テストを低価格で作成できるツールです。
料金プランは、無料の「Free Plan」で1個の診断テストを作成できるものから、月額980円の「Starter Plan」で3個、そして月額2,800円の「Standard Plan」で10個の診断テストを作成できるものまであります。「Standard Plan」では、作成した診断テストの限定公開も可能です。
Judgeの特徴は、低価格でありながらシンプルな操作性である点です。また、条件分岐の設定やGoogle Analyticsとの連携によるアクセスデータの取得も可能です。短時間での診断テスト作成も可能で、最短10分程度で作成できます。
しかし、診断ロジックのバリエーションが少ないというデメリットや、企画コンサルなどのサポートが受けられない点は注意が必要です。特に、自社での診断テスト制作の経験やリソースが不足している場合、このツールだけでは売上につながる診断テストの作成は難しいかもしれません。
Googleフォームでの分岐型診断テストの作り方
無料で利用できるGoogleフォームでも、セクションを設定し質問の分岐設定をすることで、分岐型の診断テストを作成可能です。
Googleフォームを用いた、分岐型の診断テストの作成方法について説明します。
セクションの作成方法
Googleフォームでは、セクションと呼ばれるページ設定を行うことができます。
1つ目のセクションから2つ目のセクションに遷移するということは、フォームが1ページ目から2ページ目に遷移するということになります。
フォームの右側に表示されているメニューボタンから、「セクションを追加」をクリックするとセクションが追加されます。
質問の分岐設定
Googleフォームのセクションを追加した後に、質問の分岐を設定します。
質問の形式を「ラジオボタン」または「プルダウン」に設定すれば、選択肢に応じてどのセクションに遷移するか設定可能です。
右下のメニューボタンをクリックし「回答に応じてセクションに移動」をクリックすると、質問の分岐を設定できます。
右下のメニューをクリック
質問の分岐を設定
このように、ユーザーの回答内容に応じて分岐を設定することで、無料で使えるGoogleフォームでも分岐型の診断テストを作成できます。
売上につながる診断テストの特徴
Googleフォームなどの無料ツールを使用して診断テストを作成することは可能ですが、機能面で物足りなさを感じる点は否めません。
診断テストを作成する際の目的として売上の向上を期待するのであれば、以下の特徴を持つ診断テストを作成することをおすすめします。
・Webマーケティングで活用できる
・回答データをマーケティングに活用できる
・顧客獲得につながる
・セキュリティ対策が施されている
これらの売上につながる診断テストの特徴について解説します。
Webマーケティングで活用できる
Webマーケティングで診断テストを活用する際の重要なポイントは、以下の3点です。
1 口コミを多く発生させることができる
診断テストはユーザーの「結果を知りたい」「結果を言いたい」という欲求を活用して参加率を向上させ、口コミを数多く発生させることができます。特に「結果を言いたい」という表現欲求を活用することで、SNSでのシェアが増え、さらに多くの口コミが発生します。
2 商品やサービスのメリットを強調する
診断テストでは、設問を繰り返しユーザーの興味を高め、診断テストの結果を記憶に残りやすくできます。そのため、診断テストを通じて商品やサービスのメリットを効果的に伝えることができます。
3 納得感の強い商品レコメンドを行える
顧客が商品の購入に踏み切れない理由として、「選択肢が多すぎる」「自分に合った商品がわからない」「おすすめの商品を知りたい」といった悩みがあります。診断テストを使用し、ユーザーの回答に基づいておすすめの商品を提示することで、ユーザーは納得感を強く感じるようになるため、購入につながりやすくなります。
このように、診断テストを効果的に活用することで、Webマーケティングの成果を向上させることができます。
回答データをマーケティングに活用できる
ユーザーの回答データを蓄積しマーケティングに活用できるという点も、売上につながる診断テストにおいては重要なポイントです。具体的には、以下の3点を備えている診断テストを検討することをおすすめします。
1 データの蓄積が可能
診断テストの質問への回答をデータとして保存できれば、回答者のユーザー属性を質問することで男女比や年代別などのデータを蓄積できます。
例えば、ピクルスが提供している「16タイプ マーケター診断」では、診断テスト内で回答者のユーザー属性を質問し、男女比や年代に関するデータを取得しています。
2 蓄積したデータを活用できる
診断テストで蓄積したデータは、マーケティング施策の策定や改善に活用できます。
具体的には、リード情報と診断結果を結びつけることで、ユーザーの回答に基づいて適したサービスや商品を提案できます。このようなパーソナライズされた商品レコメンドにより、ユーザーの納得感が高まり、購入確率も向上します。
3 データの分析が可能
データ分析の機能が充実したクラウド型の診断テストの場合、利用回数、SNSシェア数、離脱した質問までのデータを取得できます。
このようなデータを分析することで、診断テスト自体の改善につながるだけでなく、ユーザーの興味・関心をより深く理解し、次のマーケティング施策に反映することが可能です。
顧客獲得につながる
診断テストは、ユーザーに自らの課題を気付かせ、それに対する行動を促す強力な手段となります。特にBtoBのマーケティングにおいて、顧客の課題認識を深めることは非常に重要です。
診断テストを作成する際は、以下2つの項目を満たしているかどうかが、成果につながるポイントとなります。
1 顧客情報を収集できる
診断テストは、ユーザーの「結果を知りたい」という欲求を利用して、離脱を防ぎつつリード情報を収集できます。ユーザーは診断の結果を知りたいと感じるため、結果を確認するために個人情報の提供に応じてもらいやすくなります。
2 顧客の課題や状況を分析できる
診断テストを通じて顧客の課題や状態を把握することで、商談の質を向上させることができます。顧客が自ら課題に気付き、商材の必要性を感じるタイミングでアプローチを行い、成約率を向上させることができます。
顧客の状況や課題が詳細に分析できる診断テスト作成ツールを用いれば、顧客に合わせた最適なアプローチが可能となります。実際に診断テストを利用した、SaaS提供会社、人材サービス、情報セキュリティ系サービスなど商談化率が20%アップした事例もあります。
セキュリティ対策が施されている
売上につながる診断テストを作成するなら、診断テストを受けたユーザーの個人情報をデータとして蓄積し、マーケティング施策に活用する必要があります。
しかし、セキュリティ対策が不十分なツールを使用していると、IDやパスワードがハッキングされるリスクがあり、個人情報が流出する可能性があります。例えば、特定のIPアドレスからのログインのみを許可するなどのセキュリティ対策を施しているツールを使用すれば、情報漏洩のリスクを抑えることが可能です。
診断テストでは個人情報を扱う場合も多いため、以下のようなセキュリティ対策を備えた診断テスト作成ツールの利用をおすすめします。
・信頼性の高いサーバーを利用
・不正アクセス対策を行っている
・24時間365日のサーバー監視体制
・データやネットワーク通信の暗号化
・脆弱性診断の定期的な実施
・接続元IPアドレスの制限
成果につながる診断テスト作成ツール
前段で説明した売上につながる診断テストを作成できるツールとして、ピクルスが提供しているヨミトルを紹介します。
ヨミトルの特徴
ヨミトルは、診断テストの制作から分析までをサポートできるツールです。その主な特徴を以下の表にまとめています。
診断テスト作成例
ピクルスが作成し、公開1ヶ月で55,000回以上の利用、SNSシェア10,000回以上という大ヒットを記録した「16タイプ マーケター診断」を紹介します。
16タイプ別マーケター診断では、以下のような簡単な質問に回答するだけで、診断結果が表示されます。
診断テストを受けると、結果画面で以下のようにマーケターとしての「タイプ」が表示されます。
発想力、コミュ力、思考力、リサーチ力のスコアもレーダーチャートで見ることができ、診断テストの精度の高さが実感できる内容になっています。
ヨミトルの導入事例についてはこちらのページでBtoB、BtoCに分けて紹介していますので、併せてお読みください。
まとめ
今回の記事では、売上につながる診断テストの作り方について説明しました。
無料ツールでも診断テストは作成可能ですが、売上につながる診断テストを作成するためには、以下のポイントを満たしたツールを用いて作成することをおすすめします。
・Webマーケティングで活用できる
・回答データをマーケティングに活用できる
・顧客獲得につながる
・セキュリティ対策が施されている
ピクルスが提供しているヨミトルなら、これらのポイントを満たした診断テストを作成できます。
診断テストの作成を検討されているなら、ぜひご検討ください。
想定される活用シーン
想定される診断タイプ
ライター:土光 宜行(どこう よしゆき)
BtoBマーケター
ヘルスケア業界にてBtoBマーケティングに10年以上従事。この他に、製品開発、営業、パイプライン管理の経験あり。マーケティングの川上から川下まで俯瞰して施策を立案し、実行できる点が強み。