サロンの来店数・売上アップには、顧客自身に問題を気づかせ、自発的に行動してもらう必要があります。「PR活動を行っても集客できない」という場合は、顧客に自社商品が必要であることが伝わっていないからかもしれません。顧客の行動を促すためには、パーソナライズな提案で最良の施術を提案することが大切です。そこで本記事では、パーソナライズな提案が可能な「診断コンテンツ」について紹介します。美容業界のマーケティングで得られる効果や、他社の導入事例を紹介しますので、売上アップの施策に苦労している方は、ぜひ最後までご覧ください。▼早く詳細を確認したい!という方はこちら美容・脱毛の診断コンテンツなら「ヨミトル」「診断コンテンツ」なら来店も売上アップも思いのままに 現代は大量の情報が瞬時に手に入るため、顧客は情報の海に溺れ、正しく進むことができなくなっています。そのため、心の奥底ではパーソナライズされた「自分だけの」情報を必要としています。また、顧客は「キレイになりたい」といった悩みを抱えていたとしても、悩みが明確化されていないため、なかなか行動に移しません。そのほかにも、緊急性を感じていなかったり、自分にはどんな方法が合うのか分からないなどの理由で、そのままになってしまっている方も多いです。診断コンテンツは顧客の悩みを明確化し、診断結果にもとづいたパーソナライズな提案をプレゼントするため、顧客は納得・満足して、商品やサービスを選べるようになります。そのため、サロンへの来店や売上アップの期待が高まります。では、診断コンテンツを活用することでどのような効果が得られるのか、具体的に解説します。①集客力がアップする 人は自分でも自分のことがよく分からないものです。「自分はどういうタイプなのか?」「どんなことを必要としているのか?」といったことを知りたいと思っています。診断コンテンツは、そんな顧客の「知りたい欲求」を刺激するため、顧客自ら診断コンテンツを実施してくれます。さらに、その結果を「誰かに言いたい」という欲求も刺激するため、SNSと連動させることで自発的に拡散してくれます。シェアされた結果を見たフォロワーが診断に参加して認知が広がり、集客につながっていきます。利害関係のない第3者からの口コミは信頼度が高く、さらに自然発生的なプロモーションで、広告費をかけずにSNSからの集客が期待できます。②客単価がアップする 顧客の隠れたニーズを明らかにできるのも診断コンテンツの魅力です。診断コンテンツは、単に「あなたの性格はこれです」と結果を示すだけではなく、顧客の課題も指摘します。「あなたは◯◯タイプです。そのためこのような問題があります」と伝えることで、顧客自身が自覚していなかった悩みを顕在化できます。そのため、シミ取りだけに興味があった方がフェイシャルエステに興味を持ったり、元々希望していたコースよりも充実したコースへと促すことが可能です。③顧客育成・リピーター獲得ができる 診断コンテンツは、メルマガやLINEなどの顧客向け配信ツールでの開封率が高いため、LINEやMA、CRMと連携して、顧客へのフォローアップも自動で行えます。当メディアを運営している株式会社ピクルスでは、メール配信に診断コンテンツを活用したところ、クリック率が3倍に向上しています。▼診断コンテンツ活用前 ▼診断コンテンツ活用後 さらに、診断の結果ページにクーポンを掲載できるため、再来店を促すことも可能です。④カウンセリング予約率がアップする 顧客に診断コンテンツを体験してもらうことで、改めて自身の抱えている悩みに向き合ってもらうことができます。そのため診断コンテンツを終えた時には、顧客は自分自身の悩みに対して一番興味関心がある状態となります。そこで、診断結果をもとに適切なアドバイスや推奨する施術を提示することで、単に商品を勧めるよりも顧客の納得感が増し、カウンセリングの予約率が高められます。このあと詳しく紹介しますが、アルビオンの診断コンテンツ「肌リウム」では、参加したユーザーの1割以上を来店につなげています。【ジャンル別】診断コンテンツ事例10選 次に、診断コンテンツ活用事例をジャンル別で10選紹介します。 同ジャンルや似た事例を参考にすると自社に応用しやすいと思います。 運用ポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。【美容】 「美容ジャンル」の診断コンテンツ活用事例を紹介します。①肌りウムhttps://shindancloud.com/createlist/albion_hadarium/「肌りウム」は、株式会社アルビオンが新しいスキンケアシリーズ「フラルネ」のプロモーション施策として、ピクルスと二人三脚で作成した診断コンテンツです。診断結果にもとづいて回答されるハーバリウムは全部で27種類あり、その全てがオリジナルで、写真も独自に撮影しました。さらに、顧客にリアルな体験を提供するため、ハーバリウムにアニメーションも追加。この取り組みのおかげで、参加者の1割以上が実際の店舗を訪れる結果となりました。制作過程のインタビューもぜひご覧ください。診断コンテンツ「肌リウム」実現の裏側②真実の!肌タイプ診断 美容雑誌、VOCE(ヴォーチェ)が運営する「VOCE Official Media」では、「真実の!肌タイプ診断」を紹介しています。TVなどでも活躍されている皮膚科医・高瀬聡子先生の監修のもと作成されており、9つの設問に答えると、「健康肌」「乾燥肌」「オイリー肌」「混合肌」といった肌タイプが明らかになります。それぞれの肌タイプに対して、高瀬先生より詳しい解説とアドバイスがもらえるため、権威性を取り入れた診断コンテンツとなっています。③美意識診断 株式会社マイナビが運営する「マイナビウーマン」では、「美意識診断」が提供されています。「自分に似合うものを知っているか」「丁寧な生活を心がけているか」など10個の設問に答えると、美意識度のパーセンテージが表示され、解説とアドバイスがもらえます。診断結果のページでは、シェアを促す流れになっているため、サイトの露出を増やして認知を拡大したいと考えている方に参考になる施策です。④フェイシャルコース診断 エステサロンエルセーヌが提供する「フェイシャルコース診断」は、フェイシャルエステを検討しているけど自分に合ったコースが分からない方向けに作成されました。12個の設問に答えると、回答をもとにおすすめのコースとフェイシャル豆知識を提示してくれます。エルセーヌHPにある、フェイシャル体験コースページのトップに診断コンテンツを掲載しており、コースの予約を後押ししています。【ダイエット】 「ダイエット」ジャンルの診断コンテンツ活用事例を紹介します。⑤ダイエット診断 集英社が運営する美容雑誌MAQUIA(マキア)のオンラインサイトでは、動物のキャラを用いた「ダイエット診断」を提供しています。「ダイエットが続けられない」といった女性の悩みに対して、自分のタイプ(動物)を知って正しいダイエット方法を知ろう!と訴求しています。ダイエットが続かないのはあなた(顧客)のせいではなく、「やり方が間違っているから」「タイプを知らないから」とすることで、アドバイスを受け入れやすくしているところがポイントです。【脱毛・薄毛】 「脱毛・薄毛」ジャンルの診断コンテンツ活用事例を紹介します。⑥薄毛危険度診断https://shindancloud.com/trend/329/ 育毛サロンWELLKINが提供する診断コンテンツ「薄毛危険度診断」は、ピクルスの診断コンテンツ作成クラウド「ヨミトル」で作成されています。生活習慣や頭皮の状態などに関する設問20個に回答すると、診断結果に薄毛の危険度が点数で表示されます。具体的な数字とアドバイスにより、顧客は薄毛の悩みがよりリアルに感じられるようになります。また、顧客の危機感が高まる診断を終えたタイミングで動作付きクーポンが表示されるようになっており、うまく来店誘導がされている例と言えます。⑦脱毛・ムダ毛マッチ度診断 美容健康機器の販売などを行うヤーマン株式会社では「脱毛・ムダ毛マッチ度診断」を提供しています。この診断コンテンツは、「脱毛やムダ毛ケアって必要?」「どのような方法があるの?」など、主に初めてムダ毛ケアについて考えている方向けに制作されています。興味はあるけど自分の悩みや理想が明確化してない方に対して、自分の課題に気づいてもらい、行動するきっかけを作っている診断コンテンツです。【その他】 美容ジャンルと類似する診断コンテンツ活用事例を紹介します。 狙いやポイントを参考にして、ぜひ自社に取り入れてみてください。⑧フィットネス診断テストhttps://shindancloud.com/trend/153/ フィットネス動画見放題のオンラインサービスを提供する株式会社LEAN BODY(リーン ボディ)では、新規会員向けに「フィットネス診断」を作成しました。LEAN BODYのサービスは豊富なレッスン動画数が魅力ですが、これから始める方にとっては選択肢が多くて一歩踏み出せない原因になる可能性があります。そこで診断コンテンツを活用して、顧客に必要なレッスンだけに絞り込んで提案することで、顧客のフィットネス体験をスムーズにしています。⑨本当のジブンらしさ診断https://shindancloud.com/createlist/hontounojibunnrashisa/ 「本当のジブンらしさ診断」は、株式会社アルビオンが販売するスキンケアシリーズ「フラルネ」の認知拡大と来店促進のため作成されました。この診断では潜在層にリーチするため、誰もが気になる「自分らしさ」をテーマに起用して参加率をアップさせています。また、シェア拡大と来店促進を狙って、診断結果で化粧水サンプルのクーポンをプレゼントし、店頭でスタッフに見せるともらえるといった企画も実施。認知、来店数を上げたいと考えている方に参考になる例です。⑩ツブ&ピースでいこう!ストレスあるある診断https://shindancloud.com/createlist/stress_aruaru/ 「ツブ&ピースでいこう!ストレスあるある診断」は、メンタルサポートサプリ、ココカラケアの認知拡大を目的として作成されました。こちらの診断は睡眠や健康に関心がある層をターゲットにしており、あるあるネタを活用して共感を生みだし、シェアを増加させました。美容業界でも「肌に関する悩み」「体に関する悩み」などは、多くの人が共感する内容がたくさんありそうです。このように、気軽に参加できて楽しめる内容は、SNSのフォロワーを増やしたい、認知拡大させたい方の参考になるでしょう。また、下記の記事では筆者がピクルスのスキンケア診断を体験した際の感想が掲載されています。ユーザー目線で体験談を記載しておりますので、ぜひ参考にしてください。>>【事例10選】コスメマーケティングには診断コンテンツ!よくある悩みと診断の体験談もまとめ 今回は、診断コンテンツが美容業界にもたらす効果と、活用事例10選を紹介しました。顧客は、「自分のための商品」「自分にはこれが必要」だと自覚すれば行動を起こし、購入します。来店につながらない、単価が上がらないといった問題は、顧客に自社のサービスを必要だと感じてもらうことが大切です。診断コンテンツは顧客自ら考えて答えにたどり着くため、問題に気づき、納得してサービスを選んでいただく方法として最適です。自社のマーケティング施策に診断コンテンツを活用してみたい方は、一度下記から詳細をご確認ください。>>美容・脱毛サロンの売上を上げる!診断活用マーケティングツール