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【経費精算・会計システム向け】潜在層から顕在層まで有効な診断コンテンツ活用法
経費精算・会計システムのマーケティングに診断コンテンツを活用し、顧客の課題やニーズを明確に。商談の質が向上し、診断結果を基にした提案が可能となるため、顧客とのコミュニケーションが深まる効果も期待できます。潜在層から顕在層まで有効な診断コンテンツの活用法を解説します。
公開日:2023/09/27
経費精算・会計システムのマーケティングには、診断コンテンツが効果的です。この記事では、診断コンテンツがどのように商談の質を高め、顧客とのコミュニケーションを強化するかについて解説します。
特に、診断コンテンツは潜在層から顕在層まで幅広い層に効果を発揮します。経費精算・会計システムの分野では、潜在層と顕在層で訴求するポイントが異なります。そのため、顧客の課題や検討度合いに応じて情報をカスタマイズできる診断コンテンツは、有用なマーケティングツールと言えます。
詳細は以下のリンク先で解説しています。
※当コンテンツは、コンテンツマーケティングに強みを持つ診断作成ツールヨミトル」を提供するピクルスが監修しています。
目次
診断コンテンツとは
診断コンテンツは、ユーザーが質問に答えることで、その回答を基に分析し診断結果を提供するコンテンツです。ユーザーが「自分だったらどうなるだろう?」という興味を引き出し、参加を促す効果があります。診断コンテンツには、性格診断や適職診断、おすすめ商品診断など、多くのバリエーションが存在します。
ユーザーが診断結果をSNSでシェアすることが多いため、診断コンテンツは他のユーザーへの認知拡大に繋がります。また、ユーザーの診断結果に合わせて相性の良い商品やサービスを推奨することも可能です。そのため、診断コンテンツはマーケティングにおいて有効な手段となります。
経費精算や会計システムのマーケティングにおいて診断コンテンツを活用すると、多くのメリットがあります。
診断結果に基づいて適切なサービスや商品を提案できるだけでなく、ユーザーの関心も高まります。また、診断を通じて得られた情報を基に、効果的なコミュニケーションや商談が可能となります。さらに、潜在層から顕在層まで、より深いレベルでのコミュニケーションが可能となる点も診断コンテンツの大きなメリットです。
診断コンテンツの重要性
顧客は多くの情報に触れる中で、自分の課題やニーズに適した解決策を探しています。このような状況で、顧客のニーズを正確に理解し適切な提案を行うためには、診断コンテンツが役立ちます。
診断コンテンツのメリットとして、以下の3点が挙げられます。
1製品の魅力を明確に伝えられる
商談が始まる前に、自社の製品やサービスの特長を顧客に明確に伝えられます。診断コンテンツを活用すると、設問を通じて顧客が自分のニーズに合った解決策を探す過程で、自社製品の強みを自然と理解してもらうことが可能です。
2競合との差別化を図れる
市場には多数の競合企業が存在し、顧客が各社の違いを把握するのは容易ではありません。診断コンテンツを使うことで、顧客は自分に適した製品やサービスを理解できるため、自社の優位性が明確となり、競合との差別化が図れます。
3導入ハードルを下げられる
新しいシステムの導入や、既存システムからの切り替えは、手間と時間がかかります。また、社内での受け入れがスムーズでない場合も少なくありません。診断コンテンツを活用することで、これらの課題に対する解決策を提供し、導入のハードルを下げることが可能です。
経費精算・会計システムの課題
経費精算や会計システムの経営者やマーケティング担当者の方から、よく耳にする課題をまとめたものが次の表です。
これらの課題に対処するためには、診断コンテンツの活用が非常に有効です。
診断コンテンツを使うことで、顧客のニーズや課題を明確にし、それに基づいた提案が可能となります。そのため、商談の質が向上し、顧客とのコミュニケーションも深まる効果が期待できます。
経費精算・会計システムの顧客層の特徴
経費精算・会計システムの見込み客は、潜在層と顕在層の二つに別れており、それぞれのターゲットによって明確に訴求するべきポイントが異なります。
潜在層はシステムの切り替えを漠然と検討している企業が中心です。このような顧客は現状のシステムに大きな不満はないものの、より効率的なシステムがあれば切り替えたいと考えています。潜在層には、現状と将来の選択肢を明示し、将来的にニーズが明確になった際に自社のサービスを思い出してもらえるようなアプローチが有効です。
一方、顕在層は起業直後や上場を目指す企業が多く、「どのシステムが最適か」「上場に適したシステムが何か」といった明確な課題を持っています。このような顕在層に対しては、具体的な解決策、例えば会計基準に合ったシステムの提案が効果的です。
このように顧客層ごとに異なるポイントを訴求することで、効果的なマーケティングが可能になります。診断コンテンツを用いれば、顧客の具体的なニーズや課題が明確になるため、それに対する適切な提案ができます。
診断コンテンツのメリット
経費精算・会計システムのマーケティングにおいて、診断コンテンツを利用することには、以下のメリットがあります。
1. 認知度アップ
診断コンテンツを通じて、ユーザーは「自社の状況を知りたい」という興味を持つようになります。この結果、診断に基づいたアドバイスやソリューションに興味を持ち、それが上司への説得材料として活用される可能性が高まります。
2. リード獲得
診断コンテンツは気軽に個人情報の登録につながるため、潜在層から顕在層まで幅広くリードを獲得できます。経費精算・会計システムでは、確定申告や決算前などリード獲得が季節に偏る傾向がある中で、診断コンテンツは通年でリード獲得が可能である点は、大きなメリットです。
3. 成約率アップ
診断コンテンツを用いて顧客の要望をヒアリングすることで、商談の質が向上します。診断結果に基づいたサービスの提案が可能となるため、顧客の納得感も高まります。その結果、成約率向上の効果も期待できます。
4. 新しいアプローチでナーチャリング
診断コンテンツには、「メルマガやLINEで高い開封率を残しやすい」という特徴があります。経費精算・会計システムをまだ導入していない、または部分的にしか活用していない企業に対して、診断コンテンツを通じてその必要性を理解してもらうことができます。
5. ターゲットに応じた効果的なマーケティング
経費精算・会計システムの見込み客は、潜在層と顕在層に分かれています。診断コンテンツを活用することで、これらの異なる顧客層に対して効果的なマーケティングが可能です。
潜在層向け診断コンテンツ
潜在層とは、特定の領域の製品やサービスに興味を持っているが、具体的な購入意志やニーズがまだ明確でない層を指します。診断コンテンツは、潜在層の顧客に対して非常に効果的なマーケティング手法です。
潜在層向けの診断コンテンツの例として、「管理部門性格タイプ診断」と「経理・会計DX化推進度診断」を紹介します。
管理部門性格タイプ診断
ピクルスが提供する診断作成ツール「ヨミトル」で作成した「管理部門性格タイプ診断」は、バックオフィス担当者をターゲットとした診断コンテンツです。
診断内容はアンケート形式となっており、多くの人が興味を持ちやすい性格診断になっています。
診断結果を見る前にメールアドレスを入力する必要があるため、新たなリード情報の獲得につながっています。
メールアドレスなどを入力した後に、診断結果と長所や短所の解説が表示されます。
相性の良いタイプや、対立しやすいタイプも表示されるため、同僚に診断コンテンツを紹介するきっかけにもなります。
また、診断結果をSNSでシェアできるため、メルマガ登録を増やすだけでなく、より多くの人に企業やサービスについて知ってもらうことができます。
「管理部門性格タイプ診断」は興味を引く内容と使いやすい設計になっており、多くの人が参加できるよう工夫されています。
購入検討の初期段階である潜在層に適した、認知拡大に役立つコンテンツです。興味があれば、ぜひ試してみてください。
経理・会計DX化推進度診断
経理・会計DX化推進度診断は、企業がデジタル化の進捗を評価するための診断コンテンツです。
この診断を利用すると、自社がどれだけデジタル化が進んでいるのかを他の企業と比較して理解できます。経理や会計に関する質問に答えるだけで、現在のデジタル化の進捗と、どのようにデジタル化を進めれば良いかのアドバイスが、Webページ上に表示されます。
また、インサイドセールスが診断結果に基づいて改善策を提案することができるため、潜在層の漠然とした課題イメージを明確にし、購入検討へと進みやすくなります。
経理・会計DX化推進度診断は、デジタル化の必要性を感じていても方向性が不明な経理・会計担当者や、企業全体でのデジタル化を進めたい経営者、そして新しい経理・会計システムを検討しているIT担当者におすすめな診断コンテンツです。
顕在層向け診断コンテンツ
診断コンテンツは、顕在層に対しても有効なマーケティング手法です。顕在層は、具体的な課題やニーズを持っているため、顕在層に対して効果的な診断コンテンツを提供することで、商談の質を高め成約率を向上させることができます。
顕在層向けの診断コンテンツの例として、 「財務・経理課題『見える化』診断」と「経費精算・会計システム導入診断」を紹介します。
財務・経理課題「見える化」診断
財務・経理課題の「見える化」診断は、リード獲得から商談への進展を目的とした診断コンテンツです。
この診断では、ユーザーが設問に回答すると結果が分析されて表示されます。財務・経理の課題がチャート形式で示されるので、自社の状況を客観的に把握し、新たな課題に気づくことが可能です。
この診断のもう一つの目的は、freee会計のサービスを検討する際の参考資料として活用してもらい、より適切なサービス提案につなげることです。
診断を体験することで、顧客は自らの財務や経理の課題に気づき、診断結果を見るために必要なリード情報を入力します。その結果、freee会計を利用することで自社の課題が解決可能であると認識できます。
財務・経理課題「見える化」診断によって、自社の財務状況や経理課題が明確になり、他の企業との比較が容易になります。診断結果からリードの課題状況がわかるため、商談時に最適な提案が可能になる点も大きなメリットです。
経費精算・会計システム導入診断
経費精算・会計システム導入診断は、企業が最適な経費精算・会計システムを選ぶための診断コンテンツです。
ユーザーが質問に回答すると、その回答をもとに分析が行われ、診断結果が出力されます。この結果には、推奨するシステムとその活用方法、さらには料金シミュレーションも表示されます。
この診断の目的は、自社に適した経費精算・会計システムを見つけるためのサポートです。診断結果を通じて、自社の課題が明確になり、どの経費精算・会計システムが最適なのかを判断できるようになります。
診断結果を閲覧するためには、メールアドレスなどの個人情報の入力が必要です。結果はWebページ上でレポート形式で表示され、専門のセールスチームが診断結果に基づいて具体的な改善策を提案します。自社の課題が明確に理解できるため、システムの導入へとスムーズに移行できるというメリットもあります。
経費精算・会計システム導入診断は、経費精算・会計に関する課題を持つ企業、新しいシステムの導入を検討している企業、または既存のシステムからの移行を検討している企業におすすめな診断コンテンツです。
まとめ
今回の記事では、経費精算・会計システム向けの診断コンテンツ活用法に関して解説しました。
診断コンテンツは、潜在層から顕在層まで有効なマーケティング手法です。設問の回答内容を通して顧客の課題やニーズが明確になるため、診断結果を基にした提案が可能となり、商談の質が向上します。
診断クラウドヨミトルを使用し、カスタマイズされたコンテンツを提供することで、顧客の関心とサービスの検討度が高まります。診断コンテンツの作成には、株式会社ピクルスの「ヨミトル」がおすすめです。
詳しい情報は以下のリンク先からご確認いただけます。診断コンテンツの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ライター:土光 宜行(どこう よしゆき)
BtoBマーケター
ヘルスケア業界にてBtoBマーケティングに10年以上従事。この他に、製品開発、営業、パイプライン管理の経験あり。マーケティングの川上から川下まで俯瞰して施策を立案し、実行できる点が強み。