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「診断コンテンツ」はアパレル業界の救世主!4つの理由や活用事例を紹介
アパレル業界の集客や売上拡大には「診断コンテンツ」の導入が有効です。本記事では、診断コンテンツをおすすめする理由や実際の活用事例、よくある質問を紹介します。
更新日:2024/07/25 公開日:2023/10/04
これからのアパレル業界は、顧客自身に商品の必要性を気づいてもらうマーケティング施策が重要です。
・来店数の減少
・リピーターが増えない
・ECサイトでのコンバージョンが低い
上記のような状態の原因は「顧客に自社商品の必要性を理解されていない」「膨大な情報に埋もれてしまっている」などが考えられます。
現代は情報が多く、顧客は自分自身に必要なものが何か分からなくなっています。しかし販売者側の「売りたい」気持ちには敏感で、セールス感を受け取るとすぐに離れてしまいます。
もしこれまでのマーケティング施策で十分な結果が出ていないのであれば、打ち手を見直していく必要があるでしょう。
本記事では、集客やコンバージョンアップが期待できる「診断コンテンツ」の活用メリットと、事例を紹介しています。
「診断コンテンツ」は、こちらから売込まずとも顧客自身から来店してくれるようになるマーケティング施策です。ぜひ参考にしてください。
今すぐ診断コンテンツの活用メリットを知りたい方はこちら。
目次
「診断コンテンツ」がアパレル業界の救世主になる4つの理由
診断コンテンツはアパレル業界が抱える問題を解決に導きます。その理由は以下の通り。
①自然な口コミでSNSから集客できる
②コンバージョン率アップが見込める
③客単価アップが見込める
④リピーターを獲得できる
「自分が素敵に見える商品を選択したいけど下心がある接客はイヤ」と顧客は考えています。
診断コンテンツはそんな顧客に対して自分に本当に必要なものを気づいてもらい、売込み感なく商品をおすすめすることが可能です。
以降で理由を詳しく解説します。
①自然な口コミでSNSから集客できる
診断コンテンツはユーザーの「知りたい」「言いたい」といった欲求を刺激します。
人は自分のことを客観的に見ることが難しく、「あなたは◯◯です」と言ってもらうことに安心感を覚えます。また、自分が知らない自分を知ることに興味を持ちやすい性質があります。
そのため「◯◯診断!」といった文言はユーザーの興味を惹きやすく、参加者を集めやすいメリットがあります。
そして診断結果をSNSで拡散するように導線を作っておけば、人間の「自分のことを知ってほしい」欲求を刺激できるため参加者の自然な口コミを発生させることができます。
また、その口コミを見た参加者のフォロワーがまた診断に参加する、といったループを発生させることも可能です。
それだけでなく、利害関係のない一般参加者の投稿は信頼感が高く、実店舗への集客や購買にも期待できます。
実際に、株式会社アルビオンが制作した診断コンテンツ「肌りウム」を用いたTwitterキャンペーンでは、キャンペーンに参加した1割以上の方が実店舗に来店されました。
②コンバージョン率アップが見込める
ECサイトでは実際に商品を手に取ることができません。
手軽に購入できる反面、以下のような悩みをユーザーは抱えています。
・サイズが合わなかった。色や質感がイメージと異なっていた。(40代・女性)
・試着ができないので届いて着てみたら思ってたのと違った(20代・女性)
・サイズが合わない時の対応が面倒。(50代・男性)
口コミ引用元:ファストレンド・洋服のネット通販に関する調査
診断コンテンツは、ユーザー自身の回答から結果を導いて提示するため、店頭スタッフのような役割を果たしてくれます。そのため、購入後の「自分に合わなかった」といったことを低減できます。
そのうえ、ユーザーは自分自身で考えて選択していくため、生成された結果に納得しやすく、購入を後押しすることもできます。
診断コンテンツは店側にメリットがあるのはもちろん、ユーザーにとっても心強いアドバイザーになるのです。
③客単価アップが見込める
診断コンテンツは結果を提示するページで複数の商品を紹介できるため、客単価アップが見込めます。
先述の通り、ユーザーは自分で考えて選択した診断コンテンツの回答に納得感を覚えます。
診断コンテンツは、ユーザーが診断を終えて理解が一番深まっている状態の時にセットで商品を提案できるため、購入率を高めることに期待ができます。
④リピーターを獲得できる
画像引用元:eBay Japan合同会社「買い物に関する全国調査」
上記の表のように、買い物時にクーポンを使う人は8割以上です。
診断コンテンツでは、結果を提示するだけでなく合わせてクーポンを配布することも可能です。
次回来店のきっかけを作ることができるため、診断コンテンツはリピーター育成にも役立ちます。
アパレル業界での診断コンテンツ活用事例10選
アパレル業界では、人気のある「骨格診断」や「パーソナルカラー診断」を用いた診断コンテンツを活用している企業が多くあります。
各企業の制作目的や特徴などを解説していますので、自社で診断コンテンツを制作する際のイメージ作りにぜひお役立てください。
①ファッションタイプ診断
※診断クラウド「ヨミトル」で制作されました
衣料品の企画・製造・販売を行う株式会社メルローズでは、おすすめのファッションブランドを提案する診断コンテンツをキャンペーンと併用し、参加率を最大化しました。
ブランド数や商品ラインナップが多い場合は特に、レコメンド型の診断を利用することで、ユーザーが楽しみながら自分に合った商品と出会えるため、エンゲージメントやCV向上が見込めます。
事例の詳しい解説はこちら
②ミニモアパフューム診断
※診断クラウド「ヨミトル」で制作されました
香水やヘアケア商品を販売する株式会社フィッツコーポレーションが制作した、今の気分にぴったりな香水がわかる診断です。
利用のためにLINE友だち登録が必要という条件で、友だち登録率10%以上を達成しています。
事例の詳しい解説はこちら
③ファッション×香り診断
https://shindancloud.com/createlist/fashion_scent/
※診断クラウド「ヨミトル」で制作されました
男性向けのファッション、香水を提案する診断です。
コーディネート別におすすめの香水を提案しているためユーザーは自分に合った香水を選択できるうえ、診断だけではイメージしづらい「香水の香り」を伝えることもできています。
tiktok配信により数百万インプレッションを叩き出している成功事例です。
事例の詳しい解説はこちら
④ファッションテイスト診断
「ファッションテイスト診断」は、株式会社NTTドコモが提供するファッション通販サイト「d fashion」に掲載されています。
診断を行うと自身に合ったファッションテイストが提案され、そのテイストの商品がそろったサイトへユーザーがすぐ移動できるように工夫されています。
ECサイトは商品が豊富で買い回りしやすい点がメリットですが、一方で迷ってしまいそのまま離脱する方も少なくありません。
ユーザーのテイストに合わせた商品だけを提示することで、ショッピングをスムーズにし、購買を促しています。
⑤ファッション系統診断
「ファッション系統診断」は、アジアのストリートブランドを扱うオンラインセレクトストア「シックスティーパーセント」に掲載されています。
先程紹介したドコモの「ファッションテイスト診断」と類似した診断コンテンツとなりますが、こちらの診断コンテンツは設問の数が4つと少ないため、手軽に実施できる点がメリットとなっています。
普段から多くの情報を目にする若い世代をターゲットにしているサイトのため、スピーディに結果を示すことでユーザーの離脱を防いでいます。
⑥パーソナルカラー診断
https://shindancloud.com/createlist/personalcolor/
※診断クラウド「ヨミトル」で制作されました
「パーソナルカラー診断」は購入を迷っている方の離脱を防ぐ目的でピクルスが制作しました。
複数の簡単な設問に回答するだけで、パーソナルカラー、似合う色の傾向、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーまで提示してくれます。
自分に似合う色を提案してくれるので自分のための情報だと感じやすく、ユーザーの購入促進の効果を高められる診断となっています。
⑦骨格診断×パーソナルカラー診断
メンズ・レディースのファッションの製造、販売を行う株式会社ベイクルーズは、今人気の骨格診断とパーソナルカラーを掛け合わせた診断コンテンツを制作。
診断結果では、ユーザーの骨格とパーソナルカラーからコーディネートやジュエリーを提案し、さらに同じタイプの芸能人まで教えてくれます。
ECショップではできない店頭スタッフによるパーソナルなアドバイスを、診断コンテンツが代わりに担ってくれています。
⑧パーソナルスタイリング診断
ファッションレンタルサービス「airCloset」を提供する株式会社エアークローゼットは、「パーソナルスタイリング診断」を制作。
こちらは「自分のなりたいイメージ」に加え、骨格とパーソナルカラーから導かれた「似合うスタイル」を提案してくれます。
「本当に似合うスタイルとは?」「理想のスタイルに近づくには?」といったアドバイスがもらえるため、満足感を得られる診断コンテンツとなっています。
また、さらに詳しいアドバイスを見るためにはLINEかメールを登録するようになっており、リード獲得の役割も果たしています。
⑨【メンズ】パーソナルカラー診断
メンズファッション専門のサイト「MinoriTY(マイノリティ)」は、メンズ向けに「パーソナルカラー診断」を制作。
1ページで全て完結する診断コンテンツのため、移動する手間がなくユーザーはスムーズに診断を実施できます。
診断後はおすすめのコーディネートを見ることができ、モデル着用のアイテムページにすぐアクセスできるようになっています。
ユーザーにおすすめのコーディネートをモデルに着用させ、ユーザーの「欲しい」という気持ちを高める工夫をしています。
⑩顔タイプ診断
株式会社ニッセンホールディングスは、運営するファッション通販サイト「ニッセン」で「顔タイプ診断」を展開しています。
「顔タイプを知れば似合う服装や髪型が分かる」と、新しい切り口でユーザーに合ったファッションをおすすめしています。
1ページで設問から結果まで完結する仕様で手間がかからないため、ニッセンがターゲットとする主婦層に利便性を感じてもらえる診断となっています。
⑪肌りウム
https://shindancloud.com/createlist/albion_hadarium/
※診断クラウド「ヨミトル」で制作されました
「肌りウム」は、株式会社アルビオンが「フラルネ」という新しいスキンケアシリーズのプロモーション施策として制作した診断コンテンツです。
この診断コンテンツでは商品をユーザーに印象づけるため、診断結果で表示されるハーバリウムにアニメーションを加えて実際にそこに存在するかのように表現しました。
さらに、結果ページでクーポンの配布も実施。診断に参加した1割以上のユーザーを実店舗の来店へと導きました。
事例の詳しい解説はこちら
【体験談】ピクルス制作「パーソナルカラー診断」
先程、事例でも紹介しました「パーソナルカラー診断」を筆者が体験してみました。
ちょうど季節の変わり目(執筆時期 :9月)で服が欲しいと考えていたため、結果に期待しながら実施。
この診断では、「唇の色は?」「自身の肌になじむアクセサリーの色は?」などの設問に該当する項目を選んで回答していきます。
そのため少々回答に迷う箇所もあり、「どちらかと言えばこっちかな」と悩みながら選択した項目もありました。
それゆえ、筆者自身が考えていた自分のイメージと、全く同じタイプが結果に表れた時は驚いたと同時に「セルフイメージは間違っていなかった」という自信になりました。
また、アクセントカラーのアドバイスもあったため「新しい組み合わせにも挑戦してみようかな」と洋服を選ぶ選択肢も増えました。
今回診断コンテンツを体験してみて、ユーザーにショッピングの楽しさを感じてもらい、自然とセット販売を可能にする施策だと改めて実感しました。
本記事をお読みの方も、洋服を購入する消費者になりきってぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
「パーソナルカラー診断」はこちら
診断コンテンツ導入に関するよくある悩み
Q:診断コンテンツの制作費はどれくらい?
A:一般的に診断コンテンツはフルオーダーで300万円〜500万円程かかります。
しかしピクルスのクラウド型診断コンテンツ「ヨミトル」であれば、制作費を50%〜80%削減できるため、コストを抑えて実施できます。
Q:診断コンテンツのメリットはなんですか?
A:診断コンテンツはユーザーの悩みを明確化して自覚してもらうことができるため、売込み感なく商品を販売できることがメリットです。
その他には、「自然と口コミが広がる」「正確なリードを獲得できる」などのメリットもあります。
Q:診断コンテンツの目的とは?
A:診断コンテンツは、「自社商品の認知拡大」「SNSのフォロワー増加」「来店促進」「リピーター獲得」など、各企業の狙いに合わせてさまざまな目的で利用されています。
【まとめ】アパレルマーケティングなら診断コンテンツ
以上、診断コンテンツがアパレル業界の救世主となる理由や、活用事例を紹介しました。
アパレルのショップ数はとても多く、情報量が多いゆえにユーザーは自分にとって何が最適か分からなくなっています。
その一方で店側の宣伝には敏感で、「売りたい」気持ちを感じると購買意欲を失います。
診断コンテンツは、そんな複雑なユーザー心理に対応し、商品への理解や興味を高めて購買へと導くことができます。
売上改善の施策に悩む方は、診断コンテンツをマーケティング施策として導入してみてはいかがでしょうか。
ピクルスが提供する診断コンテンツ「ヨミトル」は制作費も抑えられ、成果の出た診断を「ひな形」としてコピーして使えるため、実施のハードルが低めです。
診断コンテンツを10年以上制作し、大手企業から中小企業まで数々のプロモーションを成功させてきたピクルスのサポートによって、企画・制作時間を大幅に削減しつつ、成果の出る診断を作成できます。
他にも以下のような特徴があり、「診断制作が初めてでも簡単!」とご好評いただいています。
・豊富なロジックやひな型を使える
・感覚的な操作でわかりやすいUI
・マニュアルも用意
また、作成後の修正や改善についても、制作会社の場合は都度依頼が必要となり、工数とコストがかかりますが、ヨミトルならすぐに自分で対応できます。
「診断のどこで離脱したユーザーが多いのか?」といったデータを見て改善もできるため、PDCAを速く回して成果を高めることも可能です。
診断コンテンツを活用したマーケティングに興味がある方は、ぜひ一度下記のページをご覧ください。
ライター:前田 彩(まえだ あや)
webライター/SNSマーケティングコンサルタント
2020年からTwitter運用を始め、フォロワー5500人・公式LINEに1000人以上集客。自身の運用ノウハウを教えている。集客できるツイート作成が強み。マーケティングと文章スキルを活かしてライターとしても活動/2児の母