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入塾生の集客方法10選|成功ポイントや注意点、事例についても紹介
塾でよく利用されている集客方法を10個紹介。オンラインからオフラインまで幅広く紹介しています。成功ポイントや注意点について把握できるので、集客での失敗を予防できます。事例についても把握できますので、生徒が集まらなくて悩んでいる塾講師の人はぜひ参考にしてみてください。
更新日:2024/11/19 公開日:2023/10/17
塾業界は教育のニーズが多様化したことによって、これまでよりも多くの人を集めるのが難しくなってきています。
とくに個人の学習塾においては、知名度を高めるためにあらゆる集客方法をしなければなりません。
しかし、集客方法がわからない人や、どれを使って集客すればいいかわからないという人もいるでしょう。
本記事では塾業界における集客方法について詳しく解説します。
生徒が集まらなくて悩んでいる塾講師の人はぜひ参考にしてみてください。
効率良く入塾生を集客する方法として、診断コンテンツがあります。診断コンテンツを活用することで、塾のカリキュラムや教育方針の理解を通常の集客方法よりも深められる効果があります。
詳細については以下で把握できますので、短期で効果的な集客をしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
塾の集客方法10選
塾業界でよく使われている集客方法として、以下の10個があります。
・SEOの実施
・MEOの実施
・SNSの運用
・診断コンテンツの活用
・オンライン広告の配信
・口コミでの集客
・ポータルサイトの利用
・チラシの配布
・ポスター・看板の掲載
・体験入学・キャンペーンの実施
自身の塾に合った集客方法が見つかるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてください。
SEOの実施
SEOは「検索エンジン最適化」という意味で、GoogleやYahoo!の検索結果の上位にサイトを掲載するための施策です。
ホームぺージやブログなどでユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作成することで、検索結果の上位に表示されるようになります。
SEOで検索上位に表示される記事を多く生産することで、長期的に多くの流入が見込めるようになるのがメリットです。
広告と比較すると、費用も低価格で抑えられます。ただし、上位に掲載されるようになるには、長期間かかるのがデメリットです。記事のクオリティが競合よりも低いと検索エンジンからの評価も下がり、上位に掲載されないリスクもあるのでSEOの知識が求められます。
SEOについては以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
MEOの実施
MEOとは「マップの検索エンジン最適化」のことで、主にGoogleマップで優先的に表示されるための施策を指します。
Googleマップで塾の情報を掲載することで、検索結果に表示されやすくなり、流入が見込めます。
MEOの具体的な施策として、以下のようなことをします。
・塾の概要の記載
・最新情報の投稿
・口コミへの対応
MEOは無料実施でき費用対効果が高く、地域密着型の塾でも効果的な集客を行えるでしょう。
ただし、授業の質が低かったり実績が良くなかったりすると、口コミにマイナスの評価が書かれて、流入が難しくなるリスクがあります。
SNSの運用
塾専用のSNSアカウントを作って、情報を発信していくのもひとつの手です。
現在、以下のようなSNSがあり、ターゲットに合わせた情報発信していくことで、多くの流入を見込めます。
・X・Twitter
・Facebook
・Instagram
・YouTube
・TikTok
・LINE
それぞれSNSの利用者層やターゲットに合わせて投稿することで、興味を持ってもらいやすく、流入につながります。
魅力的な動画や画像などを配信することで、ブランディングにもつなげられ、入塾生の獲得を目指せます。
無料で始められ、認知度を拡大しやすいのがメリットですが、集客までに長期的になりやすいのがデメリットです。
SNS運用についてより詳しく知りたい人は、以下の記事でも紹介していますので、併せてお読みください。
診断コンテンツの活用
診断コンテンツは、ユーザーの悩みに対し、いくつか質問することで適切な回答を提示できるコンテンツのことです。
ユーザーが能動的に行動するコンテンツであるため、診断結果について印象に残りやすいのが特徴です。ユーザーの悩みが塾で解決できることを提示すると、塾のカリキュラムや教育方針、サービス内容についての理解が深まりやすくなります。
診断結果とともに資料請求やお問い合わせのCTAボタンを設置すれば、関心の高い状態のまま流入できるため成約率の向上につながります。
面白いコンテンツであればSNSで拡散され、認知拡大にもつながるでしょう。
現在さまざまな塾や教育系の企業が診断コンテンツで集客をしています。以下の記事では塾業界でどのような診断コンテンツが配信されているかを把握できますので、ぜひ参考にしてみてください。
オンライン広告の配信
オンライン広告はインターネット上でできる広告のことです。
主に以下のような広告があります。
SEOやSNS運用と比較すると費用が高くなりやすいのがデメリットですが、すぐに表示される点がメリットです。
自身の塾について知らない層にも配信できるので、認知度を高められます。ターゲットを絞った配信も可能で、コストパフォーマンスが高い点もメリットです。
口コミでの集客
口コミは塾の評判を伝えるのに重要な集客方法です。実際に受講している人のリアルな口コミは信用されやすく、入塾するかしないかを決める判断材料になります。
口コミ対策は以下のようなチャネルで必要です。
・口コミサイト
・Googleマップ
・エリア内に住んでいる人たちの評判
口コミで評判が高いと流入が増えますが、よい口コミを記載してもらうのが難しく、塾側がコントロールできないのがデメリットです。
よい口コミを書いてもらえるよう、授業の質を高めたり、塾生や保護者に向けて十分なサポートをすることが望まれます。
口コミを増やす方法として、診断コンテンツも有効です。利用したユーザーが「自分の結果を知ってほしい」と考え、SNSを通じて口コミを発信するためです。
診断コンテンツの作成は一見難しいと感じるかもしれませんが、作成ツールを使うことで初心者の人でも簡単に配信できるようになります。
当メディアを運営しているピクルスの診断コンテンツ作成ツール、「ヨミトル」でも効率良く作成できるようになります。
ヨミトルの詳細については以下で紹介していますので、効率良く集客したいと考えている人は、お気軽に資料請求やお問い合わせをしてみてください。
ポータルサイトの利用
ポータルサイトに自身の塾を掲載するのも集客につながります。ポータルサイトとは、複数のサイトが集まったメディアのことです。
情報の検索や比較がしやすいため、ユーザーは自分に合った塾を簡単に調べられます。多くの人が利用していることから、開校したばかりで知名度が高くない塾でも認知してもらいやすいのがメリットです。
チラシの配布
地域密着型の塾であればチラシの配布が効果的です。
ポストに投函することで、必ず目を通してもらえるため、認知につなげられます。テスト前や長期休暇がはじまるタイミングなどで配布すると、保護者の目に留まりやすく、コンバージョン率の向上につながります。
ただし、チラシの作成やポスティングなどで手間やコストがかかりやすい点はデメリットです。
ポスター・看板の掲載
学校周辺や駅などにポスターや看板を掲示することも集客につながります。
学生や保護者が通る道に掲示すると、目に留まりやすくなり、興味を持ってもらえます。
興味を引くにはデザインが重要です。とくに個人の学習塾の場合、塾名よりも以下のようなことを掲載してユーザーに訴求するのが大切です。
・保護者や生徒が抱えている悩み
・解決方法
・塾の進学実績
・学習方法や教育方針
構成を考えてポスターや看板を作ることで、入塾を希望する人を増やせます。
体験入学・キャンペーンの実施
実際に体験入学やキャンペーンを実施することで、認知を広める方法もおすすめです。
体験授業を受けることで、授業の様子や教育方針が明確化するため、生徒や保護者の関心を高められます。キャンペーンについては「受講料1ヶ月間半額」のような割引を実施すると、入塾へのハードルを低くできます。
体験入学を受ける人はすでに塾への関心が高いことから、体験後に電話やメールで案内を送ることで、入塾してもらえる可能性が高いのがメリットです。
塾の集客を成功させるためのポイント3選
塾の集客を成功させるためのポイントとして、以下の3つがあります。
・既存の塾生の顧客満足度を高める
・定期的に効果を測定する
・見込み客の対応も欠かさずにする
多くの入塾生を獲得するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
既存の塾生の顧客満足度を高める
集客をする以前に、既存の塾生が満足するような授業をすることが大切です。顧客満足度は口コミやMEOの評価にも影響するため、集客にも大きくつながります。
そもそも塾の質が低ければ、人を集めるのが困難です。
集客の前に授業の質や、教育環境の整備、教材の質について見直しましょう。
定期的に効果を測定する
施策が効果があったかどうかを把握するには、効果測定が欠かせません。効果測定をしないと、良かった点や改善点を見つけられず次へのアクションが難しくなります。
集客効果を把握する際には、オンラインツールを活用しましょう。SNSで集客する場合は各SNSが無料提供している分析ツールが、ブログではGoogleアナリティクスがあります。
診断コンテンツ作成ツールでも、ツール内でデータ取得や分析が可能なものを選ぶと良いでしょう。
オフラインの集客の場合はアンケートを取るのもひとつの手です。
見込み客の対応も欠かさずにする
問い合わせしたり、体験授業を受けたりした見込み客は塾に対して関心が高いため、入塾へのアプローチをしっかりとしましょう。
見込み客リストにいれて、定期的に情報を発信するのがおすすめです。電話やメール、LINEなどを用いて、入塾への促進をすることをおすすめします。
まずは夏期講習や冬期講習などの短期講習の案内をして、比較的入塾へのハードルが低いプランから集客しましょう。
塾の集客の注意点3選
塾の集客において、以下の3点には注意しましょう。
・他社の集客方法を完全に真似ない
・1つの集客方法に絞らないようにする
・市場調査を怠らないようにする
間違った方向性で集客しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
他社の集客方法を完全に真似ない
他社が成功した集客方法だからといって、同じことをしても成功するわけではないので何も考えずに真似しないようにしましょう。
規模や授業内容など塾によって性質が異なるので、失敗するリスクがあります。
とくに個人塾が知名度のある大手の塾の真似をすると失敗しやすいので、競合分析をしっかりと行ったうえで集客方法を決めることが大切です。
1つの集客方法に絞らないようにする
塾の集客チャネルは1つに絞らず、複数もっておくことをおすすめします。
塾を知るきっかけはユーザーによって異なるためです。
1つに絞ると集客が難しくなるので「ブログとSNS」「体験入学とオンライン広告」のように掛け合わせて集客することをおすすめします。
市場調査を怠らないようにする
塾の市場を把握することで集客の増減の原因がわかるようになるので、必ず調査をしましょう。
保護者や生徒のニーズも把握し、適切な集客方法を実施することが大切です。
一度集客に成功してその方法を続けていても、ずっと成功するわけではないので、常に市場を確認することをおすすめします。
塾の集客の事例3選
塾の集客の事例について、以下の3つを紹介します。
・株式会社デジタルトレンズ|診断コンテンツ
・武田塾|SEO
・学習塾ステップ|SNS運用
具体的に集客方法をイメージできるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社デジタルトレンズ|診断コンテンツ
引用:https://study-search.jp/assets/top/shindan
株式会社デジタルトレンズでは、全国の塾や予備校が掲載されているポータルサイト「StudySearch」を運用しています。
StudySearchでは「ピッタリ塾診断」という診断コンテンツを配信しており、診断によっておすすめの塾を把握できるようになるのが特徴です。
診断結果には塾のお問い合わせ先も掲載しているため、塾への興味が高いまま流入できるようになっています。
なお、塾業界における診断コンテンツの事例は、以下で詳しく紹介していますので、診断コンテンツでの集客を考えている人は合わせてお読みください。
武田塾|SEO
引用:https://xn--8pr038b9h2am7a.com/
全国展開している武田塾では、逆転合格.comというサイトを運営しており、SEOで集客しています。
たとえば「現代文 勉強方法」と検索すると、検索結果上位に以下のような記事が表示されるようになっています。
ほかにもさまざまなキーワードで検索上位を獲得しており、多くの人が流入することで、塾の認知度を向上させているのが特徴です。
学習塾ステップ|SNS運用
引用:https://www.youtube.com/@STEP_official/featured
神奈川県の学習塾「ステップ」ではYouTubeで動画を配信しています。
夏期講習の概要や塾の卒業生のインタビュー動画など、塾の魅力を提供しているのが特徴です。
実際に塾で勉強していた生徒たちが動画に出ていることで、リアルな口コミを知ることができるのが魅力的です。
まとめ
塾業界で集客に成功するにはさまざまな施策が必要です。オンラインとオフラインの集客方法をかけ合わせたり、複数のSNSを使ったりして入塾生を増やしましょう。
集客方法に力を入れるだけでなく、授業や教材の質向上も重要です。既存の塾生が満足できる講義をすることで、口コミの評価が高くなります。
塾の規模を把握し、適切な集客方法を選んで塾生を獲得してみましょう。
どの集客方法をしていいかわからないと悩んでいる人は、効率的に集客できる診断コンテンツを配信してみてはいかがでしょうか。
ライター:野田 昂暉(のだ こうき)
Webライター/コンテンツディレクター
2021年よりBtoB向けのオウンドメディア執筆代行を中心に活動中。多くのメディアで検索上位記事の制作実績を持つ。AIソリューションの開発に携わった経験もあり、SaaSとマーケティングを掛け合わせた情報を提供できる。