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SNSキャンペーンで診断コンテンツを活用する方法とは?メリットや事例を解説
SNSに力を入れている企業であれば、マーケティング施策の一環でSNSキャンペーンを実施したことがあるケースが多いかもしれません。 その一方で「SNSキャンペーンをやってみたけど、なかなか上手く反応が取れない」とお悩みの企業が多いのもまた事実です。
更新日:2024/11/12 公開日:2022/07/16
SNSキャンペーンは、他のマーケティング手法と比べてコストを抑えて実施できる一方で、いざ成功させようとすると非常に難しいのです。
実際、ピクルスへご相談いただくお客様のほとんどはSNSキャンペーンを実施してみたものの、「口コミや話題が広がらない」「そもそもキャンペーンに参加してくれるユーザーが少ない」といった課題を抱えていらっしゃいます。
そのような課題を解決する1つの手段として、「診断コンテンツ」の活用がおすすめです。
SNSキャンペーンに診断コンテンツを取り入れることにより、キャンペーンの参加率を高めたり、口コミや話題が広がりやすくなったりと様々なメリットがあります。
そこで本記事では、SNSキャンペーンで診断コンテンツを活用するメリットや3つの成功事例を解説します。
目次
診断コンテンツとは
診断コンテンツとは、ユーザーに対していくつかの設問を用意し、その設問への回答を分析することで、適切な診断結果を提示するコンテンツを指します。
昨今、診断コンテンツへの注目度が高まっており、業種・業態問わず様々な企業が導入しています。リード獲得や認知拡大を目的としたマーケティング活動だけでなく、人材採用や教育・研修など、あらゆる場面で活用できるのが特徴です。
そんな診断コンテンツですが、SNSキャンペーンとの相性が非常に良く、フォロー型やリツイート型のキャンペーンを実施するよりも多くの恩恵を受けられます。
次の章では、診断コンテンツを活用する具体的なメリットを見ていきましょう。
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プロ直伝!診断コンテンツの作り方。ロジックや作成手順を事例つきで解説
SNSキャンペーンで診断コンテンツを活用するメリット
SNSキャンペーンで診断コンテンツを活用するメリットを3つまとめました。
・ユーザーの参加率が高まる
・話題作りになる
・ブランディングになる
それぞれ詳しく解説します。
ユーザーの参加率が高まる
SNSキャンペーンを成功させるには、多くのユーザーに参加してもらう必要があります。
そのためキャンペーンの参加率が重要指標になるわけですが、フォロー型やリツイート型のSNSキャンペーンだと押し売り感が出てしまい、一部のユーザーからは参加を躊躇される傾向にあります。
さらに、そこまで熱量が高くないファンであれば、従来のSNSキャンペーンに飽きてしまい、「今回は参加しなくていいかな…」とキャンペーンの参加を見送られてしまうかもしれません。
診断コンテンツを活用すれば、フォロー型やリツイート型のSNSキャンペーンよりも自然な形で参加を促せるので、キャンペーンの参加率の向上に繋がります。
さらに、他のSNSキャンペーンと比べて差別化ができるので、「なんか面白そう!」と熱量がまだ高まり切っていないファンにも参加してもらいやすくなります。
話題作りになる
診断コンテンツを通じて、ユーザーの表現欲求(誰かに言いたいという気持ち)を刺激すれば、SNSシェアを獲得できます。
当然SNSシェアを獲得することができれば、シェアをしたユーザーのフォロワーにもSNSキャンペーンの存在を知ってもらえます。そして存在を知ったフォロワーがキャンペーン内容に興味を持ってもらい参加してもらえれば、再度シェアを獲得できるサイクルが作れます。
つまり、診断結果のシェアはフォロワーからフォロワーへと広がっていくわけです。結果、SNS上で話題を呼び、多くのキャンペーン参加者を獲得できるでしょう。
ブランディングになる
診断コンテンツは、デザインや設問で、商品・サービスの世界観を表現しやすく、ユーザーからの共感を獲得しやすいのが特徴です。
例えば、旅行のSNSキャンペーンであれば、まるで旅行しているかのような雰囲気を診断コンテンツに落とし込めます。フォロー参加型とは異なり、実際に診断を体験するので、自社のブランドを知ってもらうきっかけになります。
ユーザーの認知を広げつつブランディングにも繋がるというのもメリットです。
SNSキャンペーンにおける診断コンテンツの注意点
SNSキャンペーンにおける診断コンテンツの注意点をまとめました。
・診断コンテンツ作成に費用がかかる
・フォロワー数が少なすぎると成り立たない
これから診断コンテンツを活用される方は、以上の注意点をしっかり理解しておきましょう。それぞれ詳しく解説します。
診断コンテンツ制作に費用がかかる
診断コンテンツをSNSキャンペーンで活用する場合、フォロー型やリツイート型のキャンペーンと比較して、多くの費用がかかります。
なぜなら通常のキャンペーンでも必要となる企画の設計やユーザーにプレゼントする特典などにかかる費用に加えて、診断コンテンツ制作の費用がかかるからです。
診断コンテンツを制作するには診断ロジックから設問ページ・結果ページのデザイン/ライティングと工数がかかるため、内製化するのはとても大変です。しかし、フルオーダーで制作会社に依頼した場合、300〜500万円ほどの費用がかかります。
そのため、SNSキャンペーンで診断コンテンツを活用するのであれば、しっかりと予算を確保することが重要です。
もしコスト面がネックになる場合はクラウド型の診断コンテンツを活用するのがおすすめです。
ピクルスが提供する診断クラウドサービス「ヨミトル」であれば、コストを抑えつつハイクオリティな診断コンテンツを作成することができます。
気になる方はぜひお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
フォロワー数が少なすぎると成り立たない
ユニークで話題性のある診断コンテンツを制作しても、そもそもSNSフォロワーが少なければ期待できるほどの効果は生まれません。
当然ながら、SNSフォロワーが少なければキャンペーンの参加人数も少なくなり、診断結果のシェアも発生せず、ユーザーの間で話題になりづらいでしょう。
そのため、フォロワーが少ないのであれば、フォロー型やリツイート型のキャンペーンを実施して、認知度を上げる必要があります。
「ある程度フォロワーが増えた段階で、診断コンテンツを活用したSNSキャンペーンを実施する」など、自社のアカウント状況を分析し、戦略的にSNSキャンペーンを考えてみると良いでしょう。
ピクルスが提供するSNSキャンペーンツール「キャンつく」では、キャンペーンの企画・戦略立案も承っております。
企画プランニングはMTGにて無料で可能です。
SNSキャンペーンで診断コンテンツを活用した事例
SNSキャンペーンで診断コンテンツを活用した事例をまとめました。
・西尾維新『混物語』発売記念「混物語拾陸診断」
・ドキドキ!?チョコっと貴銃士診断
・絶対にNOと言わないウェディングプラン診断
それぞれの事例を詳しくご紹介しますので、自社で診断コンテンツを活用される際は参考にしてみてください。
西尾維新『混物語』発売記念「混物語拾陸診断 」
西尾維新『混物語』発売記念「混物語拾陸診断」は、「混物語」の作品集の発売を記念して制作された診断コンテンツです。
用意された24個の質問に対してユーザーが回答すると、どの混物語キャラクターと相性が良いのか診断結果で表示されます。その診断結果をSNSでシェアすることで、SNSキャンペーンに参加できる仕様になります。
コアなファンからシェアが始まり、最終的にはファン層以外のユーザーにも認知が広がったことで、作品や作者の知名度が向上しました。広告をかけず、オーガニックだけでTwitterのトレンドに上がった診断コンテンツの成功事例です。
ドキドキ!?チョコっと貴銃士診断
ドキドキ!?チョコっと貴銃士診断は、株式会社マーベラスが提供する診断コンテンツです。
同社は貴銃士育成RPG「千銃士:Rhodoknight」のプロモーションの一環として、診断コンテンツを制作しました。バレンタインの要素を取り入れ、コンテンツの所々にユーザーを楽しませる工夫が施されています。
例えば、出題される2択の質問に回答をすると、診断結果ページではバレンタインプレゼントを渡すキャラクターのイラストやプロフィール情報が表示されます。熱量が高いファンにとって、診断コンテンツでしか見れないイラストを見れるのは、非常に嬉しい仕様ですよね。
好きなキャラクターが表示されれば、表現欲求が刺激され、ファン同士の間で診断結果を共有したくなると想定できます。その結果、SNS上でシェアが広がり、ファンはもちろんのこと、一般的なユーザーやアプリを休眠しているユーザーにまで認知を届けることができています。
絶対にNOと言わないウェディングプラン診断
絶対にNOと言わないウェディングプラン診断は、映画「ウェディング・ハイ」の公開を記念して制作された診断コンテンツです。
一般的な診断コンテンツとは異なり、出演女優「篠原涼子」さんの音声や動きもあるため、まるでゲームをしているような感覚で楽しめるコンテンツになっています。
診断結果ページでは、質問への回答から導き出された「ウェディングプランの見積もり」が表示されます。
そして診断結果ページをSNSでシェアしたユーザーの中から、抽選で10名に「ウェディング・ハイ」の特別仕様のスプーンがプレゼントされます。
話題性もあり、SNSでシェアしたくなるような工夫が施されている魅力的な診断コンテンツです。
まとめ
本記事ではSNSキャンペーンで診断コンテンツを活用するメリットや成功事例を解説しました。
診断コンテンツはユーザーの間でも話題になりやすく、キャンペーンの参加率も上げられるため、SNSキャンペーンと非常に相性が良い施策です。コンテンツの制作費はかかるものの、その効果は絶大でたくさんの成功事例があります。
これまでのSNSキャンペーンとは異なる形で、ユーザーに対してアプローチしたい方は、ぜひ診断コンテンツの施策を取り入れてみてはいかがでしょうか。
途中ご紹介しましたが、ピクルスではクラウド型診断コンテンツ作成サービス「ヨミトル」を提供しています。
本記事で解説したSNSキャンペーンはもちろんのこと、リード獲得や商材推奨など、様々なシーンで活用できる診断コンテンツをクラウド上で作成・管理できます。診断コンテンツの作成方法については『プロ直伝!診断コンテンツの作り方。ロジックや作成手順を事例つきで解説』でぜひご覧ください。
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