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16パーソナリティを職業選択に活かす!16タイプ適職診断の活用法とつくり方
16パーソナリティの性格分析は、自分に合った職業を見つける情報としても活用できます。この記事では、16パーソナリティをベースとした適職診断に、どのようなビジネス活用法があるかを解説するとともに、診断クラウド「ヨミトル」を用いた16タイプ適職診断のつくり方についても紹介します。
更新日:2024/11/19 公開日:2024/04/04
私たち一人ひとりは独自の性格を持ち、それは職業選択に大きな影響を与えています。近年、個々の性格や才能を把握し、最適な職業を見つけるためのツールとして注目されているのが、「16パーソナリティ」に基づいた適職診断です。
この記事では、16パーソナリティの特徴や適職診断への活用に焦点を当て、それをビジネスにどのように活かせるかについて解説します。また、実際に16タイプ適職診断を作成する手順も紹介します。
※当コンテンツは、ネット集客で差をつける診断コンテンツの開発・運用に効果を発揮する診断作成ツール「ヨミトル」を提供するピクルスが監修しています。
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目次
16パーソナリティとは
近年、Z世代を中心に自己理解と他者とのコミュニケーションツールとして注目されているのが「16パーソナリティ」です。SNSではプロフィールに16パーソナリティのタイプを記載する人が増え、相手の性格を理解する方法として広がりを見せています。
ここでは、性格診断テストの一つである16パーソナリティについて、その特徴やベースとなる考え方について解説します。
16パーソナリティは性格診断テストの一種
「16personalities」は、NERIS Analytics Limitedが提供している性格診断テストで、個人の性格を分析するツールです。このテストは個人の性格を、4つの基本的な指標に基づいて16の異なるタイプに分類します。
また、16の性格タイプはそれぞれに特徴的なキャラクターが設定され、各タイプをイメージしやすいようにキャラクターイラストが用意されています。
「16personalities」は性格理解だけでなく、チームビルディングや職場での人材評価など、ビジネスの現場でも有効に活用できるツールです。この診断を通して個々の強みや成長の可能性を把握できれば、より効果的なコミュニケーションが可能になり、組織の生産性向上につながります。
4つの性格指標
16パーソナリティは、個人の性格を4つの基本的な指標で分類します。
その4つの指標とは、個人の「興味関心の方向」「ものの見方」「判断のしかた」「外界への接し方」です。それぞれどういった特徴があるのかを具体的に解説します。
□興味関心の方向
興味関心を自分の外に向けるのか、内側に向けるのかによって外向型(E)と内向型(I)に分けられます。外向型は社交的で活動的な傾向があり、内向型は独立して内省的な特性を持ちます。
□ものの見方
物事を認識する際、どのポイントを重視するかによって 感覚型(S)と直観型(N)に分けられます。 感覚型(S)は具体的な情報を重視し、直観型(N)は可能性や抽象的なアイデアに注目します。
□判断のしかた
物事を判断するとき、重視する基準によって 思考型(T)と感情型(F)に分けられます。 思考型(T)は論理的で客観的な判断を好み、感情型(F)は人間関係や個人の価値観を重んじます。
□外界への接し方
行動するときの基準によって、判断型(J)と知覚型(P)に分けられます。 判断型(J)は計画的で組織的な行動を好み、知覚型(P)は柔軟で臨機応変な行動を得意とします。
これらの4つの性格指標を組み合わせて16の性格タイプが定義され、個々の性格を理解するツールとして活用されています。
MBTIとの違い
MBTI(マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)は、キャサリン・クック・ブリッグスとイザベル・ブリッグス・マイヤーズ母娘によって開発された、世界的に認知されている性格診断ツールです。この検査は、個人の性格を16のタイプに分類し、自己理解や人材管理に役立てることを目的としています。現在、MBTIは国際規格に基づき、45カ国以上で広く活用されています。
一方で、「16personalities」はMBTIと同じ4つの指標を用いていますが、その診断内容はNERIS Analytics Limitedによって独自に開発されたものです。「16personalities」はオンラインで簡単にアクセスできる利便さとともに、各性格タイプをキャラクター化することで、若い世代を中心に認知度を高めています。
両者はそれぞれ独自の特長や利点を持ち、個人の性格理解やチームビルディングにおける有用なツールとして、多くの方に利用されています。
※参考 『16タイプ性格診断、MBTIとは?16タイプの特徴とビジネスでの活用法を解説』
16パーソナリティを活用した適職診断
16パーソナリティやMBTIに用いられている指標は、個人の性格を16タイプに分類できます。これらの性格タイプを活用すれば、個人に適した職業を見つける手がかりとすることが可能です。16タイプに基づいた適職診断の結果は、個人の就職や転職、キャリア形成の参考となります。
ただし、16タイプを用いた適職診断は、同じ指標を利用していますが16パーソナリティやMBTIとは異なる性格診断です。そのため、「16パーソナリティ」や「MBTI」という表記を用いることは、利用者の誤解を招くとともに法的な問題となる可能性があります。
そのため、16タイプを用いた適職診断を用いるときは「16タイプ適職診断」と表記することが重要です。これにより、「16パーソナリティ」や「MBTI」と明確に区別して、適職診断として活用できるようになります。
16タイプ適職診断のビジネス活用
現代のビジネスシーンでは、個人の性格を活かした職業選択が重視されています。16タイプ適職診断はこのようなニーズに対して、就職や転職、キャリア形成など幅広い職業選択の場面で活用することが可能です。
ここでは、16タイプ適職診断をビジネスで活用するための具体的な方法について説明します。
診断型求人レコメンドツール
職業選択は人生の大きな転機であり、多くの人々がこの過程で不安を感じます。その根本的な原因は、自分自身の強みや弱み、そして何より「自分に適した職業」を知らないことにあります。16タイプ適職診断を求人サイトなどのレコメンドツールとして活用して、職業選択の悩みを抱える人たちに有益な情報を提供することで、スムーズな転職活動を促すことが可能です。
利用者は16タイプ適職診断を通して自分の適職を知ることで、職業選択の不安を大きく解消できます。また、自分の適職を理解することはキャリアパスの明確化にも繋がり、長期的なキャリアプランを考える上での指針となります。その結果、利用者が積極的に職業選択に関するアクションを起こすきっかけとなり、就職や転職活動への参加率を高めることが可能です。
また、16タイプ適職診断は個人だけでなく、企業にとっても適切な人材確保の有効な手段となります。採用選考の一つとして用いることで、応募者とのミスマッチを減らし、採用活動の効率化につながります。
潜在層への認知拡大
多くの人は、日々の忙しさに流されて、自分のキャリアについて深く考える機会が少ないものです。しかし、就職や転職を漠然と考えている潜在層は意外と多く、そのような人にとって16タイプ適職診断は、自分のキャリアを具体的に考えるきっかけとなり得ます。特に若年層においては16タイプ診断の認知度が高いため、身近な性格分類を用いた適職診断は、彼らの興味を引くことに期待できます。
このような層に強くアピールするには、16タイプ適職診断のエンタメ性を高めることが重要です。診断結果の面白さを高めることで、SNSでのシェアを促し、より多くの人々に認知度を拡大できます。
例えば、診断結果を楽しいキャラクターやイラストで表現すれば、ビジュアル的な魅力が高まり、「他の人にも見てもらいたい」という意欲を高められます。また、診断を通じて自分や親しい人の適職を知ることは、自然とキャリアに関する意識が高まり、具体的な行動へと繋げることが可能です。
顕在層の決断サポート
16タイプ適職診断は、具体的に就職や転職を検討している顕在層に対しても、大きな効果を発揮します。個人の性格タイプに基づいた適職を診断することで、その適職に合致した求人案件の紹介が可能です。これにより、求職者は自分のキャリアに対する理解を深めながら、より確信を持って最終的な職業選択を行えるようになります。
また、適職診断の結果は、転職エージェントとの連携にも利用可能です。エージェントは診断結果から求職者に最適な職種や企業を推薦し、キャリア形成のアドバイスを提供できます。これにより、求職者は自分の強みを活かせる職場を見つけられ、転職活動をより効率的かつ効果的に進められます。
16タイプの特徴と適職
16タイプ適職診断は、4つの性格指標を用いた16の性格タイプを定義します。ここでは、それら16の性格タイプごとに、その特徴と適職を紹介します。
分析家タイプ(NT型)
□INTJ(建築家)
INTJは合理的な思考力と戦略的な視点を持ち、独自の考え方を大切にするタイプです。適職としては、経営者、システム開発者、科学者、コンサルタントなどが挙げられます。
□INTP(論理学者)
INTPは論理的で創造的な能力を発揮し、新しいアイデアを生み出すことに長けています。適職としては、研究者、プログラマー、エンジニア、アナリストなどが挙げられます。
□ENTJ(指揮官)
ENTJはリーダーシップ能力に優れ、自信と決断力を持って行動します。適職としては、経営者、コンサルタント、プロジェクトマネージャー、政治家などが挙げられます。
□ENTP(討論者)
ENTPは柔軟で創造的な思考力を持ち、新しいアイデアを実現するための手段を探求します。適職としては、起業家、広告クリエイター、マーケター、弁護士などが挙げられます。
外交官タイプ(NF型)
□INFJ(提唱者)
INFJは情熱的で同調力があり、人々を鼓舞する力を持っているタイプです。適職としては、カウンセラー、ソーシャルワーカー、セラピスト、教師などが挙げられます。
□INFP(仲介者)
INFPは独創的で理想主義的な性格であり、情熱を持って自己表現を行います。適職としては、作家、芸術家、心理カウンセラー、デザイナーなどが挙げられます。
□ENFJ(主人公)
ENFJはカリスマ性とリーダーシップ能力を持ち、人々を鼓舞して導く能力を持っています。適職としては、教育者、政治家、コーチ、イベントプランナーなどが挙げられます。
□ENFP(運動家)
ENFPは冒険心旺盛で創造性に富み、柔軟性と人間性を重視するタイプです。適職としては、ジャーナリスト、営業職、広報、俳優などが挙げられます。
番人タイプ(SJ型)
□ISTJ(管理者)
ISTJは実直で責任感が強く、秩序や組織を重要視するタイプです。適職としては、会計士、事務職、公務員、法律家などが挙げられます。
□ISFJ(擁護者)
ISFJは人に奉仕することを喜びとし、思いやり深い性格を持っているタイプです。適職としては、看護師、介護士、秘書、教育関連などが挙げられます。
□ESTJ(幹部)
ESTJはリーダーシップを発揮し、組織を効果的に管理することが得意です。適職としては、経営者、管理職、営業職、プロジェクトマネージャーなどが挙げられます。
□ESFJ(領事)
ESFJは社交的で協力的な性格であり、周囲の人々との調和を大切にします。適職としては、営業職、接客業、人事担当者、カウンセラーなどが挙げられます。
探検家タイプ(SP型)
□ISTP(巨匠)
ISTPは冷静で論理的な思考と機転が利く能力を持ち、手先の器用さも兼ね備えています。適職としては、技術者、職人、整備士、エンジニアなどが挙げられます。
□ISFP(冒険家)
ISFPは芸術的で創造性に富み、独自の価値観を大切にするタイプです。適職としては、芸術家、デザイナー、音楽家、カメラマンなどが挙げられます。
□ESTP(起業家)
ESTPは冒険心旺盛でリスクを恐れず、チャレンジ精神に満ちています。適職としては、起業家、営業職、投資家、スポーツ選手などが挙げられます。
□ESFP(エンターテイナー)
ESFPは社交性に富み、楽観的で人を楽しませることが得意です。適職としては、パフォーマー、俳優、イベントプランナー、営業職などが挙げられます。
16タイプ適職診断のつくり方
ビジネスの現場で人材の適性を見極めるには、16タイプ適職診断は非常に有効なツールです。しかし、診断コンテンツの作成経験がない人にとっては、一から16タイプ適職診断を作成するのは、時間と労力がかかる作業になりがちです。
そこで、ここでは診断コンテンツを作成できる診断クラウド「ヨミトル」を用いて、16タイプ適職診断の作り方を解説します。
診断クラウド「ヨミトル」とは?
「ヨミトル」は株式会社ピクルスが提供しているシェアNo.1の診断クラウドです。この診断クラウド「ヨミトル」は簡単に診断コンテンツを作成でき、多くの方に利用されています。
「ヨミトル」は、ニーズや目的に合わせた、様々な診断コンテンツのテンプレートが用意されています。これらのテンプレートを活用することで、診断コンテンツ作成経験がない人でも、簡単に作成することが可能です。
ひな形の利用
「ヨミトル」の用意されているテンプレートの中に、「16タイプマーケター診断」があります。「16タイプマーケター診断」は16タイプ診断をベースとして作成されているため、そのロジックを適職診断に流用することが可能です。
「ヨミトル」のトップ画面で、[+ひな形から作成]を選択すると、ひな形の一覧が表示されます。
この一覧の中から「16タイプマーケター診断」を選択すると、16タイプマーケター診断のテンプレートが読み込まれます。
設問と診断結果の作成
読み込んだテンプレートを元に16タイプ適職診断を作成するには「設問作成」と「診断結果作成」という2つのステップがあります。
「設問作成」では、テンプレートの質問内容を、16タイプ適職診断用に変更します。
テンプレートの質問は、16タイプ診断の4つの指標をベースに作成されています。そのため、そのまま使用したり、作成する診断の目的に応じてカスタマイズすることも可能です。
設問を作成できたら、次は診断結果を作成します。まずは条件設定画面で、診断結果がどのような要素の組み合わせになっているか確認しましょう。
例えば、Aタイプを16パーソナリティの表記に合わせると、INFJタイプになります。このような組み合わせが16タイプ用意されていますので、タイプ名(Aタイプの場合は「メソッド駆使型」)を診断結果イメージに応じて変更しましょう。
診断結果作成画面では、表示するタイプ名やビジュアル、説明文などをカスタマイズします。
こちらも診断結果イメージに合わせて、タイプ名やビジュアル、説明文を変更すれば、オリジナルの16タイプ適職診断が完成します。
診断結果の内容は、自社ニーズに合わせて作成可能です。例えば、ITや管理部門など、特定職種に限定した診断も、簡単に作成できます。
※参考 管理部門に特化したタイプ診断『管理部門性格タイプ診断』
診断コンテンツ制作代行
このように「ヨミトル」は、簡単に診断コンテンツを作成できる診断クラウドです。しかし、それでも「診断コンテンツを自分たちでつくるのは不安」「上手にカスタマイズできる自信がない」と考えてしまう方もいらっしゃるでしょう。
このようなケースに対して、株式会社ピクルスでは「ヨミトル」を活用した診断コンテンツの制作代行サービスを提供しています。診断コンテンツの制作を代行するのは、15年にわたる豊富な開発と運用経験を持つコンサルタントです。コンサルタントがその知見を活かすことで、高いマーケティング効果を期待できる診断コンテンツを導入できます。
診断コンテンツをつくるならヨミトル
診断クラウド「ヨミトル」は、16タイプ診断に限らず、様々な診断コンテンツ制作に役立ちます。また、「ヨミトル」にはオリジナルで診断開発するよりも、数多くのメリットがあります。
ここでは、診断クラウド「ヨミトル」を利用するメリットについて、解説します。
診断ツールを簡単作成
「16タイプ適職診断のつくり方」でも紹介した通り、「ヨミトル」には数多くの診断ひな形が用意されています。それらのテンプレートを活用すれば、様々な自社ニーズに合わせた診断コンテンツをスムーズに制作できます。
また、「ヨミトル」の操作インターフェースはシンプルで使いやすく、初めての方でも迷うことなく制作が可能です。AIによる作成サポート機能も備えており、質問や結果の設定にも適切なアドバイスが得られることで、診断の品質向上も期待できます。
リーズナブルな制作費
通常、診断コンテンツ制作を外部に依頼すると、企画内容によっては300~500万円ほどの制作費が必要です。
この制作費は気軽に着手できる金額とは言えず、診断導入を決定するのはなかなか難しいでしょう。
しかし、診断クラウドサービスの「ヨミトル」は、目的に合わせて、8つの料金プランをご用意しています。「ヨミトル」は初期費用20万円・月額費用5万円(年間利用)と、外部に制作依頼するよりも50%〜80%のコスト削減が可能です。
「ヨミトル」を上手に活用すればスポットで診断コンテンツをテストし、ユーザーの反応をを分析した上で本格展開を検討できます。
取得データで顧客理解
「ヨミトル」は、デフォルトで情報取得用フォームを内蔵しており、効果的な顧客情報の取得が可能です。リード情報は一括管理できるため、リードの属性や行動履歴などを簡単に参照できます。
また、「ヨミトル」のレポート画面では、アクセスやシェア状況などの詳細情報を確認できます。顧客の診断コンテンツ利用状況を視覚的に把握することで、診断コンテンツの効果や情報拡散状況を把握でき、マーケティング戦略へのフィードバックも可能です。
※参考 株式会社メルカリ様 『診断クラウド「ヨミトル」を実際に使ってみた』
まとめ
ここまで、16パーソナリティを活用した適職診断について、解説しました。
16パーソナリティは若年層に高い認知度を誇り、多くのユーザーが受け入れやすいという特徴があります。その特徴を活かした16タイプ適職診断は、就職や転職市場において集客や、企業における人事マネジメントの効果的なツールとして期待できます。
16タイプ適職診断を活用することで、ビジネスの成果や効率の向上を実現していきましょう。
想定される活用シーン
想定される診断タイプ
ライター:トライフィール
心理学マーケター
任天堂の大ヒットDSソフト「レイトン教授と不思議な町」の監修を務めた心理学者「多湖 輝」氏のもとで診断を開発。心理学、脳科学、行動分析などをベースに大手メーカー、大手出版社での開発実績をもつ。SNS発信とブログ運営で身につけた文章術を用いて「人間心理×ビジネス」の在り方を次の世代へと紡ぐ。 ・SNS https://x.com/trifeel1 ・HP https://trifeel.co.jp/