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営業スキルアップの方法7選|営業スキルの一覧・役立つ資格も紹介

営業スキルアップの方法7選を、営業スキルの一覧・役立つ資格などとともに紹介。営業・マーケティング支援のプロであるピクルスの知見も交えて解説します。営業の質を向上させる環境構築のポイント・スキルアップ事例も紹介するため、営業活動の質を向上させたい営業マネージャー・営業スタッフはぜひ参考にしてください。

セールス組織力診断

営業活動の中で、部下の売上が上がらず悩んでいる営業マネージャーも多いでしょう。受注率の向上など営業成果を出す場合は、部下の営業スキルアップが欠かせません。営業スキルアップには様々な方法があり、自社に合った手段を取り入れるのが重要です。

今回は、営業スキルアップのための方法を7選紹介します。

本記事を読めば、部下の営業スキルをスムーズに上昇させられます。営業スキルアップを図り、部門全体の営業成績を底上げさせましょう。営業マネージャーだけでなく、営業スキルを向上させたい営業スタッフも参考にしてください。

※本記事は、営業自動化に役立つツール「ヨミトルforセールス」を提供する株式会社ピクルスのマネージャー2人が監修・アドバイスを行っています

【監修者・アドバイザー】取締役兼マネージャー/髙橋 晋一朗
キャンつく事業部のマネージャー。事業戦略、マーケティング、セールス等全般を統括。
 
【監修者・アドバイザー】マネージャー/中村 祥子
ヨミトル事業部のマネージャー。事業戦略・サービス設計からマーケティング・セールス・CSなどプレイヤー業務も担当。
 

目次

営業スキルとは?これからの営業に必要なスキル9選一覧

営業スキルとは営業担当者として顧客の抱える問題を解消する提案を行い、購入へと導くスキルです。必要となる代表的なスキルに、以下の9つが挙げられます。

・コミュニケーション能力
・ヒアリング能力
・分析能力
・課題発見能力
・論理的思考力
・時間管理能力
・マーケティング能力
・クロージング力
・交渉力

部下に営業成果を上げてほしい場合は、上記スキルの習得を促す必要があります。

コミュニケーション能力

効果的なコミュニケーション能力は、営業職に欠かせないスキルです。優れた営業パーソンは顧客の言葉に真摯に耳を傾け、本当のニーズを汲み取る力を備えています。

また、自社製品・サービスの魅力を分かりやすく伝える能力も重要です。単に機能・特徴を説明するだけでなく、顧客課題を解決する方法としてストーリー性を持たせ、感情に訴える話し方を心がける必要があります。

クライアントの反応・質問へ柔軟に対応し、建設的な対話を通じて信頼関係を構築するのも大切です。優れたコミュニケーション能力を身につければ、顧客ニーズに応えて満足のいく取引に結びつけられます。

ヒアリング能力

顧客が抱える本当のニーズを把握するためには、優れたヒアリング能力が欠かせません。単に製品の説明を一方的に行うだけでは不十分で、顧客へ積極的に質問して課題・要望を引き出す必要があります。

具体的には回答の範囲を制限しない質問を複数用意し、顧客に自由に語ってもらいましょう。顧客の話に熱心に耳を傾け、キーワード・重要なポイントを見逃さないよう注意を払います。

回答の範囲を制限しない質問を行う場合と、行わなかった場合とでは、次のような違いが出てきます。

【回答の範囲を制限しない質問を行わなかった場合】

営業担当者の質問:弊社の〇〇製品を使いたいと思いますか?

顧客の回答:いいえ。特に思いません。

上記の「弊社の〇〇製品を使いたいと思いますか?」という質問は、はい・いいえの2択で答えられる質問です。上記の質問では、「顧客が製品の導入に対してどのような懸念を持っているか?」「企業がどのような課題を抱えているか」など顧客のニーズ・課題を深掘りできません。結果として顧客のニーズに合う・課題解決につながる提案の機会を逃し、受注につながらなくなってしまいます。

【回答の範囲を制限しない質問を行った場合】

営業担当者の質問:御社では〇〇製品の販売で、どのような課題に直面していますか?

顧客の回答:最近はデータ管理を課題に感じていて、情報が散らばっていて把握しきれていません。特に顧客情報の一元管理ができておらず、営業活動が非効率だと感じています。

上記の質問は幅広い答え方ができるため、顧客に業務の具体的な課題を自由に話してもらえます。営業担当者は顧客の具体的なニーズを深く理解でき、課題解決につながる重要な情報を得て適切な提案を行える点がメリットです。結果として、受注にもつながりやすくなります。

単に相手の言葉を聞くだけでなく、意味・感情・動作なども読み取るのが大切です。また、分からない点があれば積極的に質問をし、顧客の本音を引き出す努力が不可欠です。ヒアリングで得られた情報を整理・分析し、顧客にとって最適なソリューションを見出す力こそが営業職に欠かせないスキルです。

分析能力

優秀な営業職は、顧客の業界動向・競合状況・経営課題を的確に分析する力が求められます。単に製品・サービスの機能を説明するだけでは不十分で、顧客の事業環境・戦略的ニーズを理解した上でのソリューション提案が必要です。

企業の財務データ・市場動向などを常に把握し、自社製品・サービスが顧客課題解決に貢献できるか見極める分析力を身につけましょう。提案した案件の進捗状況を適切に管理し、必要に応じて迅速に対応策を立てるなど、営業活動全体を俯瞰して分析する力も求められます。優れた分析能力を備えれば顧客に最適なソリューションを提供し、より質の高い営業活動を実現できます。

課題発見能力

顧客に対して最適なソリューションを提案するためには、顧客課題を発見する力が不可欠です。表面的なニーズだけでなく、顧客が気づいていない本質的な課題は何かを見極める必要があります。

ヒアリングを通じて得られた情報を分析し、顧客企業の業界動向・経営指標などを多角的に検証します。すべての情報を照らし合わせて、論理的に課題の本質を特定できるよう徹底的に検討を重ねるのが重要です。

また、顧客から得られた情報だけでなく自らの知見・経験に基づく提案を行うのも大切です。課題発見力があれば顧客にとって本当に価値あるソリューションを提案できるようになり、結果的に高い顧客満足度・収益の拡大につながります。

論理的思考力

論理的に物事を捉えて合理的に判断する力は、優れた営業パーソンに欠かせないスキルです。顧客の課題を的確に把握して最適なソリューションを見出すためには、議論の前提となる事実関係をしっかりと整理して因果関係を論理的に追究する必要があります。

営業交渉の際には相手の意見を冷静に受け止め、筋道立てて反論できる思考力も重要です。その上で、互いにWin-Winとなる解決策を導き出すロジカルな提案力が問われます。優れた論理的思考力があれば顧客に最適なソリューションを見極め、的確な判断のもと確実な成果を上げられます。

時間管理能力

営業職においては、時間管理能力が非常に重要です。多くの営業マンは、複数の顧客を抱え、商談のアポイント調整・提案資料作成・フォローアップなど様々な業務を同時にこなす必要があります。

よって、優先順位をつけて業務を効率的に処理する能力が求められます。例えば、商談の見込み度が高い顧客には友泉亭に時間を割り当てるなどの具合です。

また、移動時間の短縮化・提案資料作成の効率化など、時間を無駄にしない工夫も欠かせません。時間管理に長けていれば、限られた時間の中で最大限の成果を上げられます。時間管理を怠ると重要な顧客対応が後手に回ったり、納期に間に合わない可能性があったりなど営業パフォーマンスが低下してしまいます。

マーケティング能力

優れた営業パーソンは、マーケティング的な視点を持つのも重要です。売上拡大のためには、見込み客を獲得して成約へとつなげなければなりません。

セミナー・メルマガなどのマーケティング施策を通じて、見込み客の開拓・認知度向上に努めましょう。優れたマーケティング能力があれば、顧客に自社の価値をより分かりやすく伝えられ、受注機会の拡大に貢献できます。

クロージング力

営業活動の最終ゴールは受注で、提案を具体的な契約に結びつけるクロージングの力が欠かせません。クロージングとは、長い交渉の末に相手を受注に導く最終的な決め手を指します。優れたクロージング力を持つ営業パーソンは顧客の懸念・不安を的確に把握し、論理的に解決策を示せます。

タイミングを見極めて的確な問いかけを行い、受注へと導きましょう。一方で無理強いはせず、相手の心情を尊重しながら信頼関係を損わないアプローチが求められます。クロージング力を身につければ、顧客に最適なソリューションを提供しつつ、スムーズに受注へとつなげられます。

交渉力

営業職には優れた交渉力が求められます。単に製品・サービスを提案するだけでなく、価格・納期・契約条件などについて互いにメリットのある妥協点を見出す必要があります。

相手の立場・要求に共感するとともに、建設的な対話を通じて信頼関係を築くのが重要です。また、自社の利益のみを追求するのではなく、Win-Winの関係構築を心がけましょう。

価格交渉の際は論理的な根拠を示しながら、相手の要求にある程度柔軟に対応してより良い条件を引き出します。優れた交渉力があれば顧客の満足度を高め、長期的に良好な関係構築が可能になります。

セールス組織力診断

部下の営業スキルアップを促進する方法7選

部下の営業スキルアップを促進する方法として、以下の7つが挙げられます。

・営業活動を振り返る習慣を身につけさせる
・情報収集を日々行わせる
・チームでの業務を意識して取り組ませる
・成果が出ている先輩・上司を参考にさせる
・目標を明確化させる
・フレームワークを活用して仮説を立てさせる
・プレゼンテーション能力を上げる

部下の営業スキル向上を図る際は、上記方法を参考にしてください。

営業活動を振り返る習慣を身につけさせる

部下の営業スキルを伸ばすためには、日々の営業活動を振り返る習慣を身につけさせるのが重要です。振り返りを通して自分の強み・改善点を発見し、次の営業活動に生かせます。

具体的には1日の終わりに「どのような営業活動を行ったか」「顧客との対話でどのような点が良かったか」「課題はなかったか」などを振り返ります。良かった点は次に生かし、課題があれば改善策を立てるといった具合です。

マネージャーは定期的に部下と1対1のミーティングを行い、営業活動の内容・成果を共有してアドバイスしましょう。自身の営業活動を客観的に振り返れば自己改善につながり、営業スキルが着実に向上します。

営業マネージャー中村の体験談
月初、月中間、月末の合計3回にわたり数字の共有会をしています。定例で目標と現状の成果を確認し、共有会までの締め切りを短く設けることで、日々自分の営業成果を高めるための振り返りを促しています。

情報収集を日々行わせる

優れた営業パーソンは、日々の地道な情報収集が欠かせません。顧客企業の最新動向・業界の動き・競合製品情報など、営業に役立つ情報を常に収集して整理する習慣を身につけさせましょう。

情報収集の方法は、ニュースサイト・SNSの確認・展示会や営業セミナーへの参加・専門誌や業界レポートなど多岐にわたります。収集した情報は営業活動に役立てるだけでなく、部門で共有・議論することで知見を深められます。

マネージャーは、部下に適切な情報収集の方法を指導してモチベーションを高める働きかけが必要です。情報があふれる現代だからこそ有益な情報を選別し、活用する力が求められます。

営業マネージャー高橋の体験談
マネージャーが率先して役立ちそうな情報を送ってあげるのも良いと思います。その情報を営業パーソンが顧客対応で使うことで、お客様から喜んでもらえたこともあります。参考になる本を共有するのも良いですね。最近『営業の科学』という本を部下に読んでもらったら、そのおかげで商談で成約とれたと言っていました。

チームでの業務を意識して取り組ませる

営業職は1人で完結するものではなく、チームとしての機能が重要です。よって、個人の営業活動にとどまらず、チームとしての目標達成を意識させましょう。例えば、得意分野の異なる営業担当者がペアを組み、お互いの長所を生かしながら営業活動を行うなどの工夫が考えられます。

また、定期的にチーム内でミーティングを開いて個人の活動状況を共有し、課題解決に向けた議論を行えば、チームの力を結集させられます。マネージャーは個人の活躍だけでなくチームでの成果を適切に評価し、報酬に反映させるのが重要です。チームワークを大切にすればシナジー効果が生まれ、一人ひとりの営業スキルが向上しやすくなります。

営業マネージャー中村の体験談
弊社では、毎日商談の情報共有会を行い、振り返りと改善ポイントを模索しています。例えば「こんなお客様の場合どう対処するか」といったことを話し合っています。

成果が出ている先輩・上司を参考にさせる

優れた営業スキルを身につけるには、目標となる先輩・上司の営業スタイルを参考にするのが効果的です。成果を上げている先輩の具体的な営業手法・顧客対応の仕方を見学したり、同行して実際に見聞きしたりすることで、営業のノウハウを効率的に学べます。

また、上司による実践的な指導を受ければ自身の課題を把握し、改善点を見出せる点もメリットです。優れた先輩の人間性・価値観・モチベーションの源泉なども参考にし、自らのあり方を見直すきっかけにもなります。

マネージャーは部下に良き手本となる姿を示し、機会があれば実地で学べるよう配慮するのが重要です。人から学んで自身の営業スタイルを確立し、スキルアップにつなげられます。

 

営業マネージャー高橋の体験談
部下がアウトバウンドやテレアポに抵抗感あったので、自分が率先して20件くらいやってみせて、不安を払拭してもらいました。(「自分がやってみたけど意外と相手の反応は悪くないし、アポも取れるよ」と部下に伝えた)その上で部下も一緒にやったことで、6件のアポを獲得できました。

営業マネージャー中村の体験談
弊社では、マネージャーが部下の商談に同席したり、逆にマネージャーの商談に同席してもらったりしています。部下にはそれぞれの得意不得意や営業スタイルがあるので、不得意な部分があれば得意な部分を持っている人の商談に同席させて、参考にしてもらったりしています。

目標を明確化させる

部下の営業スキルを伸ばすためには、目標を明確化させるのが不可欠です。漠然とした目標ではどのように行動すべきか分からず、モチベーションも維持できません。

具体的な数値目標を設定し、達成に向けた計画を立てさせましょう。例えば、「来期の受注件数を20%増やす」といった目標を掲げ、どのような営業活動が必要かを検討させます。

また、短期的・中長期的な目標を組み合わせれば、部下のモチベーションを保ちながら着実に育成できます。部下の能力・経験に応じた適切な目標設定を支援し、定期的な進捗のフォローアップが重要です。明確な目標があれば、部下は自身のあるべき姿を意識しながら効率的に営業スキルを磨けます。

営業マネージャー高橋の体験談
ギリギリ達成できそうな目標を設定するのが良いと思います。高すぎると未達になりモチベーションが下がりますし、低すぎると成長してもらえないからです。
あと、目標は部下から具体的に案を出してもらうのが良いですね。低すぎると感じた場合は、それで良いと思うかを直接部下に聞いています。目標○○件達成したらごはんおごる、とかもたまにはアリと思います。

フレームワークを活用して仮説を立てさせる

部下の営業スキルを向上させるためには、フレームワークを活用して仮説を立てさせるのが有効です。営業活動においては、様々な事実から論理的に仮説を立て、効果的な思考プロセスを構築する必要があるためです。

上記の力を養うには、マーケティングなどで活用されるフレームワークを活用することが有効です。例えば、3C分析・5C分析などのフレームワークを活用すれば、効率的に自社の強み・弱みを効率的に把握できます。その後、実際の顧客データ・市場動向をもとに自社製品がどのように価値を提供できるかなどの仮説を立てましょう。

マネージャーは、部下にフレームワークの使い方を指導して実践的に学ばせるのが大切です。フレームワークの活用で論理的に課題を分析し、説得力のある提案ができます。

市場分析に役立つ分析手法を解説!役立つ4種類のフレームワークとは

プレゼンテーション能力を上げる

顧客に製品・サービスの魅力を効果的に伝えるためには、プレゼンテーション能力が欠かせません。プレゼンテーション資料の作り方・話し方・質疑応答の仕方など、基本的なスキルを身につける必要があります。

具体的なポイントとしては「聞き手に分かりやすい言葉遣いを心がける」「資料にグラフ・表を効果的に活用する」「質問に的確に応答する」などが挙げられます。

また、質の高いプレゼンテーションを行うためには事前の十分な準備・振り返りが欠かせません。マネージャーは部下にプレゼンテーション研修への参加を促したり、OJTを通して実践の場を提供したりと様々な方法で育成に取り組む必要があります。優れたプレゼンテーション力を身につければ顧客への提案がより説得力を持ち、受注機会の拡大につながります。

 

営業マネージャー高橋の体験談
僕はテレアポのロープレして、「ここが長い、紛らわしい」といったフィードバックしています。また部下には、電話する相手のことを考えたコミュニケーション設計が大事であると伝えています。

 

営業マネージャー中村の体験談
弊社では、商談スクリプトを作り、業種業態や潜在か顕在かでストーリーを分けています。みんなでこれを作ることで状況を整理できています。細かな言葉のテクニックを共有しておきます↓
「こう言われたら、まず共感したうえで、不安を払拭するような内容を提案する」
「御社と同じ課題を持った他社でこういった事例が〜」で安心につなげる

営業活動の質を向上させる環境構築のポイント

営業活動の質を向上させる環境構築のポイントとして、以下の3つが挙げられます。

・営業の評価制度を見直す
・営業を効率化するシステムの導入
・営業スキルアップ研修の機会を定期的に設ける

営業活動の質向上を図るために、上記の環境整備を参考にしてください。

営業の評価制度を見直す

優秀な営業パーソンを確保してモチベーションを維持するためには、適切な評価制度の構築が不可欠です。営業職としてスキル・売上アップなどの成果を残しても評価されず報酬に反映されないとなっては、人材流出につながりかねません。売上はもちろん、新規開拓の実績・顧客満足度・チームワークなどの成果指標を設けて人事評価を行える環境を整えましょう。

また、単に数値目標のみならずプロセス評価も取り入れれば、よりバランスの取れた公平な評価が可能です。具体的には、提案活動の質・フォロー体制・情報収集力なども評価の対象とします。上記のように多角的な評価制度を導入すれば営業職が適切に評価され、モチベーションの向上につながります。

営業を効率化するシステムの導入

営業を効率化するシステムの導入も検討しましょう。営業活動の質を向上させるためには、業務の効率化が不可欠です。事務作業などを削減して、本来の営業活動に注力できる環境を整備する必要があります。

そのためには、最新のITシステムの導入が有効な手段です。具体的には、顧客管理システム(CRM)の活用などが考えられます。CRMでは顧客情報を一元管理して商談履歴を確認できるため、顧客ごとに最適化した営業活動を効率的に行えるのがメリットです。ITシステムの活用により膨大な事務作業から解放され、商談など付加価値の高い営業活動に集中できます。

なお、営業を効率化するシステムとして「ヨミトルforセールス」もおすすめです。「ヨミトルforセールス」は診断コンテンツを活用した営業効率化システムです。フォームを使って顧客に複数のヒアリング項目に回答してもらい、回答結果から顧客に適切な提案内容を自動で表示させられます。

診断コンテンツを活用して自動で顧客に最適な提案を行えるため、事前準備や教育にかかる時間も削減し営業を効率化、営業力の底上げができます。顧客情報・回答結果はCRMへの連携も可能で、顧客フォローにも活用が可能です。提案の質向上・営業効率化を図りたい場合は、「ヨミトルforセールス」を利用しましょう。

営業スキルアップ研修の機会を定期的に設ける

営業スキルアップを図れる研修の機会を定期的に設けるのも有効です。営業スキルは日々進化する必要があり、継続的な学習環境を整備するのが重要です。

特に、デジタル化の進展によりITリテラシー・データ分析力の重要性が増しています。上記のような新しいスキルを身につけるため、定期的に研修の機会を設けることが不可欠です。例えば、クラウド型CRMシステムの活用法・データ分析の基礎知識・デジタルマーケティングの手法などの研修を実施します。

また、プレゼンテーション力・コミュニケーション力の向上につながるグループディスカッションなどのワークショップ形式の研修も効果的です。研修の講師には社内の営業マネージャー・外部の専門家を招いて講義してもらうなど、様々な形態が考えられます。マネージャーは、部下の能力・今後のキャリアプランに合わせて、最適な研修機会を提供する必要があります。

診断コンテンツを活用して営業スキルアップにつなげた事例

診断コンテンツを活用して営業スキルアップにつなげた事例として、以下の3つを紹介します。

・診断コンテンツを用いた提案能力の向上|freee株式会社
・診断コンテンツによる営業スキル・特性の特定|株式会社セレブリックス
・診断コンテンツによるリード獲得・商談化率向上|コミューン株式会社

診断コンテンツを利用した営業スキルの向上については、上記を参考にしてください。

診断コンテンツを用いた提案能力の向上|freee株式会社

引用:freee株式会社 事例 | リスクチャートで一目瞭然。 財務・経理課題「見える化」診断 | 株式会社ピクルス

freee株式会社は、クラウド会計ソフト「freee」を提供する企業です。同社は診断コンテンツを活用して、営業の提案力向上に取り組みました。具体的には、財務・経理課題「見える化」診断を使い、顧客が会計上で抱える課題をその場でグラフ上に表示できる体制を整えています。

診断結果をもとに顧客の経理業務の課題を明らかにし、自社の提供するクラウドサービスがどのように業務効率化に貢献できるかを具体的に提案できます。診断コンテンツを活用し、顧客への提案能力を向上させた事例です。

診断コンテンツによる営業スキル・特性の特定|株式会社セレブリックス

引用:営業スキル&特性診断|株式会社セレブリックス

株式会社セレブリックスは、営業・人材支援事業を手掛ける企業です。同社では診断コンテンツを活用して、営業パーソンの強みとなるスキル・特性を特定し、育成に生かしています。具体的には、「営業スキル&特性診断」と題した診断コンテンツを開発しました。

上記のコンテンツでは複数の質問に回答すれば、全16種類の中からユーザーの営業スタイル・適性を特定してくれます。向いている営業職種・手法なども提示してくれるため、営業活動の成果向上にも貢献してくれる点が特徴です。

マネージャーは診断結果を参考に、一人ひとりに合った育成プランを立案できます。また、営業パーソンも自身の強み・伸ばすべき点を自覚できるため、モチベーション向上・スキルアップの第1歩となります。診断コンテンツの活用で、ピンポイントで営業力の強化が可能です。

診断コンテンツによるリード獲得・商談化率向上|コミューン株式会社

引用:おすすめのコミュニティタイプ診断 | 診断クラウド ヨミトル

コミューン株式会社は、顧客コミュニティ運用のSaaSツールを提供する企業です。同社では診断コンテンツを活用して、リード獲得・商談化率の向上に取り組みました。具体的には「おすすめのコミュニティタイプ診断」を開発し、Webサイトに設置しました。

上記のコンテンツでは複数の質問に回答し、顧客にあったおすすめのコミュニティを表示させられます。診断結果では顧客に近い事例を紹介してくれるため、導入後のイメージを膨らませて資料ダウンロードなどリード獲得・商談化率の向上に貢献しています。

転職にも有利な営業スキルアップにつながる資格

転職にも有利な営業スキルアップにつながる資格として、以下の2つが挙げられます。

・営業士
・中小企業診断士

営業で転職を検討している場合は、上記資格を取得しましょう。

営業士

営業士は、一般社団法人日本営業士協会が認定する国家資格です。営業士資格を持てば、営業・マーケティングに関する幅広い知識・スキルを身につけられると同時に、転職の際にもアピールポイントになります。

営業士の試験範囲は多岐にわたり、マーケティング理論・プレゼンテーション能力など優れた営業パーソンに求められる要件が含まれています。合格には上記分野の知識を総合的に習得する必要があり、学習過程で営業スキルを大きく伸ばせるのが特徴です。また、営業士を目指せば自分自身の営業スタイルや強み・弱みを客観的に見つめ直すきっかけにもなります。

中小企業診断士

中小企業診断士は中小企業の経営改善に関する専門家として与えられる国家資格です。中小企業診断士を持てれば顧客企業の経営課題を的確に診断し、最適なソリューションを提案できます。

中小企業診断士の科目は、経営理論・マーケティング・財務会計など多岐にわたる知識が要求されます。学習過程で、顧客企業の立場に立った思考力・分析力を身につけられる点がメリットです。また、中小企業診断士は国家資格として広く知られており、転職においても高い評価を受けられます。

営業スキルアップに役立つ営業スキルマップ(チェック)シートとは

営業スキルマップ(チェック)シートとは、営業パーソンが自身のスキルレベルを客観的に把握し、伸ばすべきポイントを特定するためのツールです。

営業スキルマップシートには、優れた営業パーソンに求められる能力項目が細かく列挙されています。各項目について、現在の自身のスキルレベルを評価していく流れです。例えば、厚生労働省が公表している職業能力評価シートでは、以下の項目を列挙しています。

引用:職業能力評価シート(事務系職種)|厚生労働省

自己評価を行った上でスコアの低かった項目・重要だと感じる項目をピックアップし、今後の営業スキルアップのポイントを明確化しましょう。目標・行動計画を立て、計画的なスキルアップを実践すれば効率的に営業力を高められます。

営業スキルマップシートを定期的に活用すれば自分では気づけない弱点・強みを客観視でき、計画的な自己研鑽につなげられる点がメリットです。営業チームで共有すれば、メンバー間でお互いのスキルレベルを確認し合えるメリットもあります。

営業スキルアップに関するよくある質問

営業スキルアップに関するよくある質問として、以下の2つが挙げられます。

・特に必要な5つの営業スキルとは?
・天才営業マンの特徴は?

営業のスキルアップに関して疑問点がある場合は、上記質問への回答を参考にしてください。

特に必要な5つの営業スキルとは?

営業職に特に求められる5つの重要なスキルは、以下の通りです。

スキル名 概要
コミュニケーション能力 顧客の本音を引き出し、信頼関係を構築するためには優れたコミュニケーション能力が不可欠。積極的に質問をし、相手の話に耳を傾ける姿勢が大切。また、自身の考えを分かりやすく伝える力も重要。
課題発見・提案力 顧客の本当の課題を見抜き、解決するソリューションを提案できる力が肝心。顧客のニーズを掘り下げ、論理的に導き出された提案であれば、説得力が増す。
交渉力 互いにメリットのある妥協点を見出すためには、冷静な交渉力が求められる。相手の要求を理解し、建設的に議論を重ねてWin-Winの解決策を導き出す必要がある。
時間管理能力 多くの顧客を抱え、様々な業務をこなす営業職では優先順位をつけて効率的に働くスキルが大切。無駄な時間を省き、商談など重要な営業活動に注力できる工夫が不可欠。
マーケティング力 新規顧客を獲得するためには、見込み客を効率的に獲得できるマーケティング力が必須。

 

営業職の場合は、特に上記5つのスキルを磨きましょう。

天才営業マンの特徴は?

いわゆる天才的な営業パーソンには、以下のような特徴が見られます。

特徴 概要
強い行動力と情熱 常に高いモチベーションを維持し、果敢に行動を起こす。典型的なハングリー精神の持ち主で、情熱があふれている。壁にぶつかっても簡単には諦めない。
冷静な状況判断力 どのような場面でも冷静に状況を判断し、適切な行動を取れる力がある。感情的にならず、理論的に物事を分析できる姿勢が評価される。
幅広い知識と好奇心 ビジネスはもちろん、様々な分野の知識を持っている。また、新しいものに対する好奇心が旺盛で、常に学び続ける姿勢がある。
人を動かすコミュニケーション力 相手の心理を的確に捉え、巧みな言葉で行動を促す。聞く力と伝える力のバランスが良く、信頼関係を築きやすい。
革新的な発想力 既存の概念にとらわれず、常に新しいアプローチを考えだす。

上記の中でも、普段の営業活動の中で取り入れられる特徴は積極的に実践しましょう。

まとめ

営業職におけるスキルアップの重要性は非常に高く、優れた営業パーソンに求められる多様な能力を身につける必要があります。コミュニケーション力・課題発見力など、顧客対応から提案・交渉までを総合的にこなせるスキルが不可欠です。

スキルアップには、OJT・研修などを通じた継続的な学びが欠かせません。さらに、診断コンテンツの活用により営業職としての強み・課題を把握し、計画的な育成につなげるのも有効な手段です。

※診断コンテンツを活用したマネジメントに興味がある方はこちらからお問い合わせください。

確固とした営業力を身につければ、企業の中核を担う人材として成長できます。さらに、国家資格の取得を目指せば、転職の際の武器にもなります。絶え間ない自己研鑽が、営業職としての成功のカギです。

セールス組織力診断

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想定される活用シーン

顧客獲得

想定される診断タイプ

パーソナライズ

ライター:藤田 春樹(ふじた はるき)

WEBライター

マーケティング分野を中心に複数のメディアでWEBライティングやメディア運営に携わる。SEOコンサルティング会社での勤務経験を活かし、検索上位化を目指したコンテンツ作成に強みがある。

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