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【無料】おすすめ自己分析ツール【目的別ランキング】診断のプロが辛口評価!
更新日:2024/11/20 公開日:2024/11/17
「自分に向いている仕事ってなんだろう?」
自分の強みや弱みを理解することは、キャリアプランニングや就職活動においてとても重要です。しかし、いざ自己分析を始めようと思っても、どんなツールを使えばいいのか、どこから手をつければいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、無料で利用できる自己分析ツールを、30年以上の診断コンテンツ制作キャリアを持つ筆者(トライフィール)が、目的別にランキング形式でご紹介します。
ぜひ、この記事を参考にぴったりの自己分析ツールを見つけ出して、自分の可能性を最大限に引き出してください!
※当コンテンツは、自己分析に効果的な診断作成ツール「ヨミトル」を提供するピクルスが監修しています。
目次
自己分析が必要な理由
「自分は○○な人間だ」
そう思っていても、周りの人から全く違う印象を持たれている、なんて経験はありませんか?実は、人間は自分のことを客観的に理解するのがとても苦手なのです。
私たちは、自分の性格や能力、価値観を、的確に把握していると思っていますが、実際には、様々な要因によって自己認識は歪められている可能性があります。
では、なぜ私たちは自分のことを的確に把握できないのでしょうか?
ここでは、心理学的な側面から、その理由について、解説します。
潜在意識の存在
多くの人は、普段、自分は自分の意志で行動していると思っています。しかし、実際には、私たちの行動の90%以上は、私たちが意識していない「潜在意識」によって決定されていると言われています。
潜在意識とは、自分では認識できない意識の領域です。過去の経験や記憶、感情などが蓄積された、いわば心の奥底に広がる巨大なデータベースのようなものと言えます。この潜在意識は、私たちの気づかないところで、思考や行動パターン、価値観、信念などを大きく左右しているのです。
例えば、「なぜかいつも同じようなタイプの相手に惹かれてしまう」「プレゼンの場になると緊張してうまく話せない」「新しいことにチャレンジするのに抵抗がある」といった経験はありませんか?これらの行動の裏には、過去の恋愛経験や失敗体験、周囲から植え付けられた固定観念など、潜在意識に深く根付いた様々な要因が影響している可能性があります。
そのため、自己分析を行う際は、自分の潜在意識による影響を理解することがとても重要です。しかし、通常、私たちの思考は潜在意識にアクセスできません。
だからこそ、潜在意識に隠された自分の特徴を把握するためには、自己分析ツールを活用する必要があります。
心理的バイアスの影響
私たちは、自分の目で見たもの、耳で聞いたことをそのまま受け止めていると思っています。しかし、実際には、人間の認識には様々なバイアス(偏り)がかかっているため、物事を客観的にとらえることは、とても難しいのです。
例えば、「自分は人付き合いが得意だ」と思っていたとします。しかし、それは自分が一方的に話しかけているだけで、相手に気を遣わせているかもしれません。また、「自分は仕事ができる」と思っていても、それは自分が仕事の成果を過大評価しているためで、上司からの評価と食い違っている可能性もあります。
このようなバイアスは、私たちが自分自身を客観視するのを妨げ、自己認識を歪めてしまいます。また、バイアスは無意識に働くため、自分が偏った見方をしていることに気づくことさえ難しいのです。
自己分析ツールは、これらのバイアスに気づくきっかけを与え、より客観的な自己認識を促す効果も期待できます。
環境の影響
「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、人は自分と似たような価値観や考え方を持つ人に惹かれ、自然と似たような人たちと集まる特徴があります。
アメリカの起業家ジム・ローンは、「あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる」という言葉を残しています。これは、私たちが周囲の人々から影響を受け、知らず知らずのうちに彼らの考え方や行動パターンを真似てしまうことを表しています。
特に、幼少期から長い時間を共に過ごす家族や、学生時代の友人、職場の同僚など、身近な人が、私たちに与える影響はとても大きいと言えるでしょう。
例えば、
・周囲にポジティブな人が多ければ、自分も自然と前向きな気持ちになる。
・ネガティブな発言が多い人が周りにいれば、自分も暗い気持ちになりやすい。
・友人たちが積極的に行動するタイプであれば、自分も行動的になる。
・周囲の人が安定志向であれば、自分もリスクを避けるようになる。
このように、私たちは周りの環境に適応することで、本来の自分とは異なる人格を形成してしまう可能性があります。
環境の影響を受けている状態では、自分の本質を見失い、本当にやりたいことや、自分に向いていることが分からなくなってしまいがちです。だからこそ、自己分析ツールを活用すれば、環境の影響を取り除き、自分自身の内面と向き合うことができます。
自己分析ツールとは?
自己分析ツールとは、自分自身の価値観や性格、強み、弱みなど、自分の内面を客観的に理解するためのツールです。このツールを利用すれば、普段の生活ではなかなか意識できない、心の奥底に隠された「本当の自分」に気づけます。
自己分析ツールには、「性格診断」「価値感診断」「スキル診断」など、分析する対象によって、様々な種類があります。
これらのツールを活用すれば、自分の強みや弱みを把握し、それらを活かせる仕事や環境を見つけることが可能です。また、この他にも「自分にとって理想のキャリアプランを描く」「人間関係を円滑にするためのヒントを得る」「ストレスの原因を突き止めメンタルヘルスを向上させる」など、様々な効果を期待できます。
自己分析ツールを利用するメリット
自己分析ツールとは、自分自身を客観的に見つめ直すために、とても効果的なツールです。それでは、実際に自己分析ツールを使うことで、どのようなメリットを得られるのでしょうか?
ここでは、自己分析ツールを利用するメリットについて、具体的に解説していきます。
正しい自己理解
自己分析ツールを利用する大きなメリットは、自分自身に対する理解を深められることです。
私たちは、普段、自分のことを分かっているつもりで生活しています。しかし、実際には、潜在意識や心理的バイアス、周囲の環境などによって、自己認識はゆがめられている可能性があります。
このような自己認識のゆがみを受けずに、自分の性格や価値観、強みや弱みを客観的に理解するために、自己分析ツールは効果的です。自分自身を客観的に理解できれば、自分に合った働き方や生き方、人間関係の築き方などが見えてきます。
例えば、自分の強みを活かせる仕事を選べれば、仕事で高いパフォーマンスを発揮でき、仕事で成功する可能性が高まります。また、自分の価値観に合った生き方を選択できれば、日々の生活からより高い充実感を得られ、自分の幸福度を高められるでしょう。
このように、正しい自己理解は、自分にとっての最適な行動や決断をサポートし、目標達成に向けた効果的な道筋を見出す助けとなります。
キャリアの方向性把握
自己分析ツールは、転職や就職活動において、とても効果的なツールとなります。なぜなら、自分の性格やスキル、志向性を理解できれば、自分に合った仕事やキャリアプランを見つけやすくなるからです。
例えば、コミュニケーション能力が高い人は、営業や接客など、人と接する機会が多い仕事に向いている可能性が高いと思われます。また、分析力に長けている人は、マーケティングやリサーチ、データ分析などの仕事で能力を発揮できるでしょう。さらに、創造性豊かな人は、デザイナーやアーティスト、クリエイターなどの仕事で才能を活かせる可能性があります。
自己分析ツールで、自分の強みや弱みを客観的に把握し、その強みを活かせる仕事を選べば、高いパフォーマンスを発揮し、やりがいを感じながら働くことが可能です。また、自分の弱みを理解することで、それを克服するための努力をしたり、周囲に協力を得られます。
さらに、自己分析ツールの中には、あなたの性格や能力に合った具体的な職業を提案してくれるものもあります。これらのツールを活用することで、キャリアプランの方向性を明確にし、より効率的にキャリアを形成できるでしょう。
対人関係の改善
自己分析ツールは自分自身を理解するだけでなく、良好な人間関係を築くのにも効果的です。自己分析ツールは、自分と他人の違いを認識し、円滑なコミュニケーションを図るためのヒントを与えてくれます。
例えば、自分が「論理的な思考タイプ」であるのに対し、相手が「感情的なタイプ」である場合、コミュニケーションの際に誤解が生じやすくなります。ですが、自己分析ツールを通して、お互いのコミュニケーション特性を理解できれば、相手の特性に配慮して、コミュニケーションすることが可能です。
また、自分が「計画性が高いタイプ」であるのに対し、相手が「柔軟性が高いタイプ」であると、プロジェクトの進め方について、意見の食い違いが生じるかもしれません。しかし、お互いの違いを理解できれば、相手の行動に寛容な対応ができるようになります。
このように、自己分析ツールは、自分と他人のコミュニケーションスタイルや価値観の違いを明らかにし、相手との相互理解を深め、良好な人間関係を築くのに役立ちます。
メンタルヘルスの向上
現代社会において、ストレスは避けて通れないものです。ですが、ストレスを溜め込みすぎると、心身の健康を損ない、生活に大きな支障を及ぼす可能性があります。
自己分析ツールは、自分が何にどのようなストレスを感じるかを分析することで、過度なストレスを回避し、メンタルヘルスの向上に役立ちます。
自分のストレスの原因や傾向を把握できれば、以下のような自分に合ったストレス対策を見つけられます。
ストレスの内容 | 対策 |
人間関係でストレスを感じやすい | コミュニケーションスキルを磨いたり、信頼できる人に相談したりすることで、ストレスを軽減できる |
仕事でストレスを感じやすい | 仕事の優先順位を見直したり、時間管理術を身につけることで、ストレスを減らせる可能性が高まる |
状況の変改に弱い | マインドフルネスや瞑想などを通して心の安定を図り、ストレスへの耐性を高められる |
このように、自己分析ツールを通して自分自身のストレス耐性やストレス反応を理解することは、適切なストレス対策によるメンタルヘルスの向上につながります。
自己分析ツールの注意点
自己分析ツールは、自分自身を深く理解し、様々な悩みを解決するための有効な手段です。
しかし、使用する際には、いくつか注意すべき点があります。
ここでは、自己分析ツールを使う上での注意点について解説していきます。
ポジティブな視点でとらえる
自己分析ツールで得られた結果は、ポジティブな視点でとらえることが重要です。特に、自分の弱みや課題を指摘された場合はネガティブに考えがちですが、それは自分が成長できる可能性を示唆しているとも言えます。
例えば、「計画性に欠ける」と指摘された場合、時間管理術を学んだり、スケジュール管理ツールを活用することで、計画性を身につけられます。また、「コミュニケーション能力が低い」と指摘された場合も、コミュニケーションに関する書籍を読んだり、ワークショップに参加すれば、コミュニケーション能力を向上させることが可能です。
このように、自己分析ツールで明らかになった弱みや課題は、自分自身の成長を促すための貴重なヒントになります。大切なのは、結果に一喜一憂するのではなく、それをどうやって未来に活かすかです。
最終的には自分で判断する
自己分析ツールは、客観的な視点で自分自身を見つめ直すための有効な手段です。しかし、あくまで参考情報の一つだと認識することが大切です。
自己分析ツールは、あなたの性格や価値観、強み、弱みなどを分析し、様々な情報を提供してくれます。しかし、それはあくまでもツールが導き出した分析結果であり、あなたのすべてではありません。
自己分析ツールで得られた結果を鵜呑みにせず、「自分の認識通りだったか?」「自分では気づいていなかったことはあったか?」など、自分自身で深く検証することが大切です。
最終的な自己分析の判断は、あなた自身で行う必要があります。自己分析ツールは、あなた自身の思考を深め、より良い決断をするための参考情報として活用しましょう。
【転職活動】ランキング
いよいよ、診断のプロが厳選した、目的別おすすめ無料自己分析ツールランキングを発表します!
まずは、転職活動に役立つ自己分析ツールランキングです。
「今の仕事、本当に自分に合っているのかな…」
「自分のスキルを活かせる、もっと良い会社があるんじゃないか…」
そう感じている方は、ぜひ参考にしてください。
※参考 14の簡単な質問でピッタリの適職を診断『あなたは何に向いている?適職診断』
3位:転職タイプ診断
https://doda.jp/type/
「転職タイプ診断」は、株式会社dodaが提供する無料の自己分析ツールです。
「今の仕事、自分に合っているのかな?」「どんな仕事に転職したらいいか分からない…」そんな悩みを持つ方に、転職探しのヒントを提供する診断です。
この診断では、仕事に対する価値観やモチベーション、行動特性などを分析することで、あなたの隠れた強みや転職の軸を明らかにします。
dodaに会員登録すると、詳細な診断結果が提供され、あなたのタイプに合った具体的な仕事や企業などを確認できます。また、年収査定サービスへのリンクもあります。
【プロの辛口評価】
質問項目が豊富で、分析精度が高い点が魅力です。転職タイプだけでなく、今の仕事満足度や年収査定など、転職活動の方向性を定めるのに役立つ情報が盛りだくさんです。
ただし、簡単に回答できるものの質問数が60問と多く、回答には多少のエネルギーが必要です。また、詳細情報を閲覧するには会員登録が必要な点も注意が必要です。
2位:グッドポイント診断
https://next.rikunabi.com/rnc/docs/cp_s05550.jsp
リクルートキャリアが提供する「グッドポイント診断」は、無料で受けられる本格的な適性検査です。
30分程度の時間をかけて293問の質問に答えると、あなたの強みとなる能力を5つのカテゴリー、38の要素に分類して分析します。就職活動はもちろん、転職活動やキャリアプランの見直しにも活用できます。
この診断の特徴は、詳細で客観的な分析結果を得られる点にあります。単に「あなたの強みは○○です」と伝えるのではなく、自分が持つ5つの強みについて、詳しく解説してくれます。
【プロの辛口評価】
診断結果では5つの強みが表示されますが、おそらく多くの強みから厳選していると思われます。また、強みに対する解説も的確で、自分の強みを確認するのには、とても優れています。
しかし、質問数が300問近いというのは、無料自己分析ツールとしては異例と言えます。そのため、回答する際には、かなりの覚悟が求められます。
個人的には、もう少し、質問数のバランス調整ができていれば良かったのにと感じました。
1位:コンピテンシー診断
数ある自己分析ツールの中で、転職活動に最もおすすめしたいのが、ミイダス株式会社が提供する「コンピテンシー診断」です。
コンピテンシーとは、高いパフォーマンスを発揮するために必要な行動特性や思考特性のこと。この診断では、約200問の質問に答えると、あなたのマネジメント資質やストレスを感じやすい条件や環境などを分析し、客観的な視点からあなたの潜在能力を明らかにします。
コンピテンシー診断は、仕事に関する幅広いスキルや能力を測定できる点が大きな特徴です。
例えば、マネジメント資質、パーソナリティ、上下関係適性など、多岐にわたる要素を分析し、あなたがどのような仕事で能力を発揮できるのか、どのような役割を担うと活躍できるのかを具体的に示してくれます。
また、診断結果に基づいて、相性の良い上司・部下のタイプや適性の高い職務なども教えてくれるのも、嬉しいポイントです。
【プロの辛口評価】
この診断は、転職活動だけでなく、現職でのキャリアアップや自己成長にも役立つ情報が満載です。この診断結果を活用すれば、仕事における具体的な行動指針が見えてきます。
また、ミイダスの求人情報とも連携しており、診断結果に基づいて、あなたに合った求人情報や企業を紹介してもらうことも可能です。
転職を考えている方は、ぜひ一度試してみることをおすすめします。
【就職活動】ランキング
就職活動は、人生における大きな転換期です。
「どんな仕事がしたいのか」
「どんな会社で働きたいのか」
多くの学生が、将来について悩み、不安を抱えているのではないでしょうか?
そんな就職活動の第一歩となるのが自己分析です。自己分析ツールで自分自身を深く理解できれば、自分に合った企業や仕事を見つけ、自信を持って就職活動を進められます。
ここでは、就職活動に役立つ自己分析ツールを紹介します。
3位:おでんおしごと診断
https://shindancloud.com/createlist/odenoshigoto
※この診断は、診断クラウド「ヨミトル」で制作されました
株式会社Almohaが提供する「おでんおしごと診断」は、就活生や転職者に向けて開発された無料の自己分析ツールです。
おでんをモチーフにしたユニークな診断で、あなたの性格や志向を分析し、仕事を進めるスタイルや変化への適応性、やりがいの方向性などの傾向から、「起業家」や「スタートアップ」といったあなたの職業タイプを診断してくれます。
「おでんおしごと診断」最大の特徴は、診断結果を「おでんの具材」に例えている点です。
例えば、「しらたきくん」タイプは、どんな味にもなじむ柔軟性を持っているという親しみやすい表現で、自分の特性を理解できます。また、各タイプの特徴や適職、仕事における強みなどが詳しく解説されているため、自己理解を深めるだけでなく、キャリアプランを考える上でも役立ちます。
【プロの辛口評価】
おでんという身近なテーマで、楽しみながら自己分析できる点は高く評価できます。特に、就活や転職活動に慣れていない学生にとっては、堅苦しいイメージの自己分析ツールよりも、親しみやすく、気軽に試せるでしょう。
また、診断の制作監修を、Startup Culture Lab.所長の唐澤 俊輔氏が行っている点もポイントです。唐澤氏はマクドナルドのマーケティング部長やメルカリの人事責任者を務めた経歴もあり、人材開発のプロフェッショナルとしての視点を診断に織り込んでいるため、信憑性の高い診断結果が得られます。
ただし、質問数が少ないこともあり、診断結果の情報量は多くありません。あくまでも、自己分析のきっかけとしてとらえ、深堀りしたければ他のツールと併用しすることが重要です。
2位:就活伸びしろ診断
https://campus.doda.jp/jikoshindan/index.html
dodaキャンパスが提供する「就活伸びしろ診断」は、就活生が自分の弱みを知り、それを強みに変えるためのヒントを提供してくれる無料の自己分析ツールです。
多くの就活生は、自己分析を通して自分の弱みに気づくと、それを隠そうとしたり、ネガティブに捉えてしまいがちです。しかし、弱みは裏を返せば、成長の可能性を秘めている「伸びしろ」とも言えます。
この診断では、あなたの弱みを分析し、それを克服するための具体的なアドバイスや、強みに転換するための方法を提示してくれます。
この診断では、18個の質問に答えるだけで、あなたの「就活における伸びしろ」を診断してくれます。質問は身近な状況をテーマにしたものが多く、そこから「自分を表すキーワード」や「伸びしろ」などを分かりやすく解説してくれます。
また、dodaキャンパスに登録すれば、さらに詳細な適性検査も、無料で受験できます。
【プロの辛口評価】
就活において、自分の弱みを理解し、それを克服しようと努力することは、とても重要です。この診断は、弱みをネガティブにではなく、成長機会ととらえている点で高く評価できます。
ただし、就職活動においては、自分の強みを十分にアピールできることも重要です。弱みに意識が偏らないように、自己分析のバランスに注意しましょう。
1位:AnalyzeU+
https://app.offerbox.jp/sanalyzeuplus/exam
株式会社オファーボックスが提供する「AnalyzeU+」は、性格などに関する質問に答えると、あなたの強みや弱みを詳細に分析してくれる無料の自己分析ツールです。
この診断では、自分の役割思考や認知スタイル、職種適性など、社会で活躍するために必要な能力を多角的に評価し、自分の性格気質からみた、ポテンシャル(発揮しやすさ)を確認することが可能です。
AnalyzeU+の特徴は、その幅広い分析力にあります。診断結果は、「人物像」「職務適性」「社会人基礎力11項目」「次世代リーダー力14項目」で表示され、自分の強みや弱みを様々な角度から分析できます。
また、診断結果をフィードバックして自己PRも作成できるなど、就職活動に役立つ機能がとても充実しています。
【プロの辛口評価】
AnalyzeU+は、完成度がとても高い診断です。質問数は多いものの、そこから得られる情報は、他の診断と一線を画す充実度と言えます。
その一方で、診断結果を分かりやすくする工夫も取り入れられていて、第1位にふさわしい自己分析ツールと言えます。
唯一の問題点があるとすれば、会員登録にかなりの情報入力を求められること。ですが、多くの情報は必須ではないため、就職活動を行っている人は、ぜひ試してみましょう。
【人間関係改善】ランキング
「職場の人とコミュニケーションがうまくいかない…」
「友達とケンカしてしまって、仲直りできない…」
良好な人間関係は、人生の幸福に大きな影響を与える要因です。しかし、相手と上手くコミュニケーションできず、人間関係で悩むことは誰にでもあるものです。
ここでは、そんな人間関係の悩みを改善したい方のために、おすすめの自己分析ツールを紹介します。
3位:エムグラム
https://mgram.me/ja/
1,100万人以上が利用しているという「エムグラム」は、株式会社mgramが提供する、無料で本格的な性格診断を受けられる自己分析ツールです。
企業で用いられる適性検査レベルの高精度分析アルゴリズムにより、あなたの性格を8つの要素に分類し、それぞれの特徴や強み、そして周囲からどのように見られているのかを詳細なレポートで教えてくれます。
エムグラム最大の特徴は、診断結果を「#楽観的」「#寂しがり屋」「#合理主義」といったハッシュタグで表現してくれる点にあります。これにより、自分の性格をより具体的にイメージしやすくなるだけでなく、SNSで友人と共有したり、自己紹介で活用できます。
また、「運命の人に出会える確率」や「標準的な日本人と比べたら…」など、ユニークな視点の分析があるのも魅力です。
【プロの辛口評価】
エムグラムは、自分自身の性格を多角的に理解し、周囲とのコミュニケーションを円滑にするためのヒントを得られるツールとして高く評価できます。
しかし、診断結果で示される「構成する8性格」は、ハッシュタグによる表現のため、とらえ方が人によって異なる場合がありそうです。
それでも、無料で気軽に試せることを考えれば、人間関係改善にかなり効果的なツールと言えます。
2位:エニアグラム
https://hoyme.jp/eniatest
エニアグラムは、人間の性格を9つのタイプに分類する、古くから伝わる性格診断ツールです。
近年では、自己理解を深めたり、人間関係を改善したりするためのツールとして、ビジネスシーンでも注目されています。
エニアグラムは、単に性格を分類するだけでなく、その根底にある根本的な動機を明らかにすることで、より深い自己理解を促しています。また、9つのタイプはそれぞれ相互に関連しており、他のタイプの特徴を理解することで、周囲の人々との相互理解を深め、より良いコミュニケーションを図れます。
【プロの辛口評価】
エニアグラムは、人間関係の改善にとても役立つツールです。自分のタイプを知るだけでなく、相手のタイプを理解すれば、その人の行動や思考パターンに合わせたコミュニケーションを取れるようになります。
エニアグラムの問題点は、その本当の価値を理解するのに、ある程度の学習が必要な点です。しかし、その深みを理解できれば、コミュニケーションにおいて、とても効果的に活用できます。
1位:16Personalities
https://www.16personalities.com/ja
「16Personalities」は、世界で最も人気のある無料性格診断テストの一つです。性格に関する質問に答えることで、あなたの性格を16タイプに分類し、それぞれのタイプの特徴や強み、弱み、人間関係、キャリアパスなどを詳細なレポートで教えてくれます。
▼参考『MBTIだけじゃない!おすすめ性格診断ランキング7選【診断のプロが辛口評価】』
16Personalitiesの大きな特徴の一つに、その詳細な分析結果があります。16のタイプそれぞれに対応した詳細な性格分析が提供され、職業適性や人間関係における傾向も含まれます。これにより、自分がどのような環境で力を発揮しやすいか、どのような仕事が向いているのかを理解できます。
さらに、16Personalitiesは職場での役割における相性の解説も充実しているため、個人の状況に応じた対人関係の改善に役立ちます。自分の性格タイプと他のタイプとの相性を知ることで、コミュニケーションの際に注意すべき点や、より良い関係を築くための方法を学べます。
【プロの辛口評価】
16Personalitiesは、自分自身を深く理解し、他者との違いを認識するための強力なツールと言えます。診断結果を通して、自分の強みや弱み、コミュニケーションスタイル、価値観などを客観的に把握することで、人間関係における課題や改善点を見つけられます。
また、知名度がとても高いため、診断結果を多くの人と語り合えることも魅力です。特に、若い人の間ではタイプ認知が進んでいるため、コミュニケーションにとても役立つ自己分析ツールと言えます。
▼参考 『【プロが解説】16タイプ性格診断とは?MBTI診断との違いや16タイプの一覧、相性を解説』
【メンタルヘルス向上】ランキング
現代社会において、ストレスは避けて通れないものです。仕事、人間関係、将来への不安など、私たちは日々、様々なストレスにさらされています。
ストレスの溜め込みすぎは、パフォーマンスの低下や病気のリスクを高めることにもつながるため、自分のストレスレベルを把握することは、とても大切です。
ここでは、自分のストレスレベルを把握し、メンタルヘルス向上に役立つ自己分析ツールをご紹介します。
3位:働く人のストレス診断
https://shindancloud.com/create/workerstress/
※この診断は、診断クラウド「ヨミトル」で制作されました
株式会社ピクルスが提供する「働く人のストレス診断」は、職場のストレス要因から、あなたのストレス度を計測し、適切なストレス解消法を提案してくれる無料の自己分析ツールです。
この診断では、「業務内容」「待遇・環境・社風」「人間関係」という3つのカテゴリーから、具体的なストレス要因について質問されます。それぞれの質問に答えると、現在のストレス度が数値化され、その結果に応じたアドバイスが提示されます。
働く人のストレス診断は、職場で感じるストレスに特化している点が特徴的です。
私たちは、仕事において様々なストレスに直面します。この診断では、こうした職場特有のストレス要因を細かくチェックすることで、自分がどのようなストレスを抱えているのかを
明確にしてくれます。
また、メンタルドクターによるアドバイスも、嬉しいポイントです。
【プロの辛口評価】
働く人のストレス診断は、自分のストレス度を客観的に把握し、適切な対処法を見つけるための役立つツールです。ストレス度が明確な数値で示されるので、自分の危険度を把握しやすいのは、とても大きな利点です。
ただし、対象を「職場」に限定しているため、他の要因によるストレスまでは診断されません。ストレスは様々な要因がからむ場合がありますので、この点には注意が必要です。
2位:お疲れ度チェック
https://www.setagayaku-hokencenter.or.jp/stress_c/index.php
東京都世田谷区の健康センターが提供する「お疲れ度チェック」は、日々の生活での疲労やストレス度合いを簡単にチェックできる自己分析ツールです。生活習慣や仕事の負担、睡眠、気分などの質問に答えることで、自分自身の疲労度を把握できます。
このチェックツールは、オンラインの質問に答えるだけで、すぐにお疲れ度の結果が分かります。忙しい人でも数分でチェックできるので、自分の健康状態把握にとても適しているツールです。
また、「こころの疲れ」と「からだの疲れ」をそれぞれチェックできるので、ストレス対策を考えやすくなるのも利点と言えます。
【プロの辛口評価】
手軽に疲れ具合をチェックできるのは大きなメリットですが、詳しい分析が必要な場合は、分析内容が少し物足りないかもしれません。あくまで、ストレスチェックの目安として活用することをお勧めします。
もし、分析結果で気になる結果が出たり、体やこころの不調を感じる場合は、必ず、病院やカウンセリングも受けてください。
1位:5分でできる職場のストレスセルフチェック
https://kokoro.mhlw.go.jp/check/
厚生労働省が提供する「5分でできる職場のストレスセルフチェック」は、職場におけるストレスのレベルを簡易的に測定できる無料の自己分析ツールです。57の質問に答えると、あなたのストレス度合いを評価し、その結果に応じて、具体的に解説してくれます。
このセルフチェックは質問内容がとてもシンプルで、専門知識がなくても簡単に理解できます。また、5分程度で完了できる手軽さも大きな特徴です。
忙しいビジネスパーソンでも、ちょっとした空き時間にセルフチェックできますし、厚生労働省が提供しているツールなので、信頼性が高いという点も安心材料です。
【プロの辛口評価】
5分でできる職場のストレスセルフチェックは、ストレスチェックの第一歩としてとても有用なツールです。また、「ストレスの原因因子」「ストレスによる心身反応」「ストレス反応への影響因子」と、幅広い内容について分析しているため、自分がどのような点に注意すれば良いかも、詳しく分かります。
気軽に分析できるストレスチェックとしては、とても完成度の高いツールです。
自己分析ツールのビジネス活用
自己分析ツールは個人の自己理解やキャリア形成だけでなく、ビジネスのマーケティングにも強力なツールとして活用されています。特に「就職・転職市場」において、自己分析ツールは求職者と企業をマッチングさせる効果的なツールです。
ここでは、自己分析ツールを人材ビジネスにおいて、効果的に活用するための方法をご紹介します。
▼参考:転職業界のマーケティング課題を解決『診断活用マーケティングツール「ヨミトル」』
自己分析から派生するビジネス
人は、新しい環境に踏み出すとき、自分自身を見つめ直したいという欲求に駆られます。「自分はどんな人間なのか?」「どんな仕事がしたいのか?」「どんな未来を描きたいのか?」こうした問いに対する答えを探すために、人は自己分析を行います。
特に、就職活動や転職活動は、自己分析から具体的な行動へとつながりやすいタイミングです。自分に合った仕事や企業を探すために自己分析ツールを利用する人が増えていますが、これは人材ビジネスに関わる企業にとって、大きなビジネスチャンスと言えます。
自己分析ツールを入り口として、診断結果に基づいた求人情報提供や自己分析セミナー、ワークショップ、キャリアコンサルティングサービスなど、より質の高いサービスを提供することができます。
潜在層向けアプローチ
潜在層へのアプローチでは、自己分析ツールを通してユーザーの興味関心を惹きつけ、自己理解の必要性に気づいてもらうことが重要です。
この層は、まだ自分に合った仕事やキャリアについて深く考えていなかったり、転職や就職の準備を始めていなかったりする場合が多々あります。そのため、まずはユニークな診断コンテンツを提供し、自己分析への関心を高めることが重要です。
例えば、「○○に向いてる?」という軽いテーマの診断は、楽しみながら自己分析を始めるきっかけを与える効果を期待できます。このような潜在層向けのコンテンツは、ユーザーの潜在的なニーズを顕在化させ、自己分析をうながすための有効な手段となります。
顕在層向けアプローチ
顕在層へのアプローチでは、自己分析ツールを使って、ユーザーの最終的な選択や決断を後押しすることが重要です。
顕在層のユーザーは、自分の置かれている状況や、転職・就職活動に関する情報について、ある程度理解している段階にあります。しかし、具体的な応募や転職活動への最終的な確信を得たくて、自己分析ツールを利用したいというニーズがあります。
例えば、「最適なキャリアプランは?」「理想の働き方を実現するための具体的なステップ」といった診断コンテンツを提供すれば、ユーザーが自分の選択に自信を持ち、行動への後押しが可能です。また、診断結果によって自分の適性を確認できれば、迷いを払拭し、より確実な意思決定へとつながる効果も期待できます。
このように、顕在層向けのアプローチは、求職者が最後の一歩を踏み出すためのサポートを行い、転職・就職活動を成功に導くための効果的な手段です。
自己分析ツールをつくるならヨミトル
自己分析ツールは個人として利用するだけでなく、転職や就職など、様々なビジネスシーンにおいて、マーケティングツールとして活用されています。しかし、自己分析ツールを社内で一から作成しようとすると、ツール制作の専門知識が必要となるだけでなく、多大な時間やコストがかかってしまうのが現実です。
そんな時にオススメなのが、診断クラウドの「ヨミトル」です。「ヨミトル」は、誰でも簡単に自己分析ツールを作成・公開できるクラウドサービスです。
ここでは、自己分析ツールを簡単に作成できる、診断クラウド「ヨミトル」のメリットについて解説します。
自己分析ツールを簡単作成
「ヨミトル」には適職診断をはじめ、数多くの診断ひな形が用意されています。それらのテンプレートを活用すれば、様々なユーザーニーズに合わせた自己分析ツールをスムーズに制作できます。
具体的な作成方法についてはこちらで詳しく解説しています。
また、「ヨミトル」の操作インターフェースはシンプルで使いやすく、初めての方でも迷うことなく制作が可能です。AIによる作成サポート機能も備えており、質問や結果の設定にも適切なアドバイスが得られるため、ツールの品質向上も期待できます。
さらに、分析ロジックも豊富に用意されており、自社ニーズに合わせて自己分析ツールを柔軟に活用できるのが特徴です。
▼ヨミトルでカンタンに作れる『適職診断』のひな形
リーズナブルな制作費
診断クラウドサービスの「ヨミトル」は、目的に合わせて8つの料金プランをご用意しています。「ヨミトル」は初期費用20万円・月額費用5万円(年間利用)と、外部に制作依頼するよりも50%〜80%のコスト削減が可能です。
「ヨミトル」を上手に活用すればスポットで自己分析ツールをテストし、ユーザーの反応をを分析した上で本格展開を検討できます。
取得データで顧客理解
「ヨミトル」は、デフォルトで情報取得用フォームを内蔵しており、効果的な顧客情報の取得が可能です。リード情報は一括管理できるため、リードの属性や行動履歴などを簡単に参照できます。
また、「ヨミトル」のレポート画面では、アクセスやシェア状況などの詳細情報を確認できます。顧客の自己分析ツール利用状況を視覚的に把握することで、自己分析ツールの効果や情報拡散状況を把握でき、マーケティング戦略へのフィードバックも可能です。
▼参考
株式会社メルカリ様 『診断クラウド「ヨミトル」を実際に使ってみた』
まとめ
今回は、診断のプロが厳選した無料の自己分析ツールを目的別にご紹介しました。
自己分析ツールは、本当の自分を再認識するための強力なツールです。自分の強みや弱み、価値観、そして隠れた可能性に気づくことで、人生をより豊かにできます。
もしかしたら、無料の自己分析ツールを通して、今まで知らなかった新しい自分を発見できるかもしれません。ぜひ、この記事を参考に、あなたにぴったりの自己分析ツールを見つけてみてください。
また、自己分析ツールは、転職や就職など、様々なビジネスシーンで活用できるマーケティングツールでもあります。自己分析ツールを通して、顧客や従業員とのエンゲージメントを高め、新たなビジネスチャンスをつかむことも可能です。
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ライター:トライフィール
心理学マーケター
任天堂の大ヒットDSソフト「レイトン教授と不思議な町」の監修を務めた心理学者「多湖 輝」氏のもとで診断を開発。心理学、脳科学、行動分析などをベースに大手メーカー、大手出版社での開発実績をもつ。SNS発信とブログ運営で身につけた文章術を用いて「人間心理×ビジネス」の在り方を次の世代へと紡ぐ。 ・SNS https://x.com/trifeel1 ・HP https://trifeel.co.jp/