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誰でも30分で診断が作れる!テンプレ×AIによる診断コンテンツの作り方
公開日:2024/12/05
近年、商品購入をうながすマーケティングツールや自社のブランド認知度を高めるためのプロモーションツールとして、「診断コンテンツ」が注目を集めています。
しかし、いざ診断コンテンツを作ろうと思っても、複雑なロジックや質問項目、結果ページのデザインなどを一から構築するのは至難の業です。そのため、時間やコスト、専門知識の不足によって、あきらめてしまう方も多いのではないでしょうか?
そこでおすすめしたいのが、診断作成ツールのテンプレート機能とAIを組み合わせた作成方法です。
診断作成ツールの豊富なテンプレートを利用すれば、面倒な設計をゼロから行う必要はありません。さらに、ChatGPTなどのAIを活用すれば、質問文や診断結果の文章作成も自動化できます。
この記事では、誰でも簡単に、そしてスピーディーに質の高い診断コンテンツを作成できる「テンプレ×AI」の活用方法を、ステップごとに詳しく解説します。
※当コンテンツは、ネット集客で差をつける診断コンテンツの開発・運用に効果を発揮する診断作成ツール「ヨミトル」を提供するピクルスが監修しています。
▼当記事の内容を、動画でもご覧いただけます
目次
診断コンテンツの基礎知識
診断コンテンツは、WebサイトやSNSでのユーザーエンゲージメントを高めるためのコンテンツです。企業のマーケティング活動においても、顧客との接点を増やし、購買促進につなげるための重要なツールとして活用されています。
しかし、マーケティングに効果的な診断コンテンツを作成するには、その基礎知識をしっかりと理解しておくことが大切です。
ここでは、診断コンテンツの基本的な知識について解説します。
診断コンテンツとは?
診断コンテンツとは、ユーザーがいくつかの質問に答えることで、その回答に基づいた結果を表示する、参加型のインタラクティブコンテンツです。WebサイトやSNS、アプリなどに組み込まれており、ユーザーに楽しんでもらうだけでなく、様々な目的で活用されています。
例えば、性格診断や心理テストのようにユーザー自身について分析するものから、知識や能力を測るテスト形式のものなど、その種類は多岐に渡ります。
近年では、企業のマーケティング活動においても診断コンテンツが積極的に活用されており、以下のような用途に利用されています。
①顧客エンゲージメントの向上
診断コンテンツは、ユーザー参加型のコンテンツであるため、通常のコンテンツよりも高いエンゲージメント率が見込めます。ユーザーが自ら参加することで、ブランドや商品への関心を高められます。
②リード獲得
診断結果を表示する際に、メールアドレスなどの個人情報を入力してもらえば、見込み顧客を獲得できます。
③購買促進
診断結果に基づいて、ユーザーに最適な商品やサービスをレコメンドして、購買を促進できます。
④データ収集
診断結果のデータを集計・分析することで、ユーザーの属性やニーズを把握し、マーケティング戦略に活かせます。
このように、診断コンテンツは、ユーザーを楽しませるだけでなく、企業にとっても様々なメリットをもたらす、とても効果的なツールです。
診断コンテンツの事例
診断コンテンツは、多様なテーマで展開され、様々な業界で活用されています。ここでは、代表的な例をいくつかご紹介します。
1. 性格診断
診断コンテンツの中で、多くの人が思い浮かべるのが「性格診断」。「MBTI」や「16Personalities」、「エニアグラム」などが有名です。性格診断では自分の性格やコミュニケーションスタイルなどの自己理解を深め、対人関係をスムーズにするヒントを得られます。
2. 適職診断
転職や就職活動中のユーザーに役立つコンテンツとして人気なのが、「適職診断」です。キャリアタイプやスキルの傾向を診断し、自分に合った仕事や職場環境を提案してくれます。職業選択の迷いを解消し、納得のいく意思決定をサポートしてくれます。
3. 美肌診断
美容業界で多く見られるコンテンツです。肌に関する質問に答えると、自分の肌状態や最適なスキンケア商品や方法を提案してくれます。化粧品ブランドの公式サイトやアプリで提供されることが多く、パーソナライズされたアドバイスで顧客満足度を高め、購買促進につなげています。
これらの診断コンテンツは、ユーザーに役立つ情報や楽しさを提供するだけでなく、企業にとっては顧客理解を深め、マーケティング効果を向上させるツールとして活用されています。
診断コンテンツの構成要素
効果的な診断コンテンツを作成するには、以下の4つの構成要素を理解し、それぞれを適切に設計することが重要です。
①診断ロジック
診断ロジックは、ユーザーの回答に基づいて診断結果を導き出すための仕組みです。診断コンテンツの根幹をなす部分であり、信頼性の高い結果を提供するには、綿密な設計が必要です。
ロジックには、フローチャート形式やポイント形式など、様々な種類があります。診断コンテンツの企画内容に合わせて、適切なロジック形式を選択する必要があります。
※参考 『【事例つき】診断コンテンツ5種類のロジック・仕組みを大公開!』
②質問項目
質問項目は、ユーザーに回答してもらう質問です。診断結果を左右する重要な要素であるため、目的やターゲット層を考慮して、適切な質問を設定する必要があります。
質問数は、多すぎるとユーザーの疲労度が大きくなり、診断を途中でやめてしまう可能性が高まります。その一方で、質問数が少なすぎると、診断結果の信頼度が低下します。これらのバランスを考慮して、適切な質問数に絞ることが重要です。
③ 診断結果ページ
診断結果ページは、ユーザーに診断結果を表示するページです。ユーザーが診断結果に共感し、有用性を感じられるよう、分かりやすく魅力的に結果を伝える必要があります。
また、結果に応じたアドバイスやレコメンドなどを加えると、ユーザーに購買などの行動をうながすことも可能です。
④クリエイティブ
クリエイティブは、診断コンテンツ全体のビジュアルデザインや表現方法を指します。イラストや写真、アニメーションなどを効果的に活用することで、ユーザーの興味関心を惹きつけ、診断コンテンツの世界観を表現できます。
魅力的なクリエイティブは、ユーザーの印象に残りやすく、SNSでのシェアや拡散にもつながります。
診断作成ツールのメリット
診断コンテンツを制作するには、専門的な知識やスキルが必要なため、時間やコストの面でハードルを高く感じる場合があります。そのようなケースでおすすめしたいのが、「診断作成ツール」です。
診断作成ツールとは、プログラミングなどの専門知識がなくても、簡単に診断コンテンツを作成できるツールです。直感的な操作で、質問項目や診断結果、デザインなどを設定できます。
ここでは、診断作成ツールを利用するメリットについて、解説します。
※参考 『診断作成ツール「ヨミトル」の特長・機能』
ノーコードでの作成
診断作成ツールの最大のメリットは、プログラミングなどの専門知識がなくても、簡単に診断コンテンツを作成できる点です。
従来、Webサイトやアプリケーションを開発するには、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を習得する必要がありました。しかし、診断作成ツールは、これらの専門知識を必要としません。
ツールが提供する直感的なインターフェースを使えば、簡単に質問項目、回答選択肢、診断結果、そしてデザインなどを設定できます。まるでパワーポイントやワードで資料を作成するような感覚で、手軽に診断コンテンツを制作することが可能です。
また、診断作成ツールの中には、豊富なテンプレートやAIによるサポート機能を提供しているものがあります。テンプレートを使えば、デザインや構成をゼロから考える必要がなく、既存のテンプレートをベースに、自分のイメージに合わせてカスタマイズできます。
さらに、AIを活用すれば、質問文や診断結果の文章作成を自動化したり、画像生成AIでオリジナルのイラストを制作することも可能です。
このように、診断作成ツールは、初心者の方でも、まるでプロが作ったようなクオリティの高い診断コンテンツを、手軽に作成できる環境を提供しています。
加えて、ツールによっては、操作方法やコンテンツ作成に関するサポートを提供しているものもあります。専門スタッフに質問したり、アドバイスをもらうことで、よりスムーズに診断コンテンツを制作できます。
費用対効果の高さ
診断コンテンツを制作する場合、従来の方法では、企画、設計、デザイン、プログラミングなど、様々な工程が必要となり、それぞれの工程に専門のスキルを持った人材が必要でした。そのため、多大な時間とコストがかかり、予算的な問題から制作するのが難しいケースも多々ありました。
しかし、診断作成ツールを活用すれば、これらの問題を解決できます。
診断作成ツールは、プログラミングの知識がなくても、簡単に診断コンテンツを作成できるため、開発にかかるコストを大幅に削減することが可能です。特に、「制作にかかわる人件費」「開発期間」「外注費」などは、従来の方法に比べて、大幅に削減できます。
これは、中小企業や個人事業主の方にとっては、限られた予算内で効果的なマーケティング施策を実施できるため、とても大きなメリットです。
簡単な運用
診断作成ツールを使うと、コンテンツの制作だけでなく、運用も簡単になります。
多くのツールでは、作成した診断コンテンツは、発行されるURLをWebサイトやSNSなどに貼り付けるだけで、簡単に設置できます。従来のように、複雑なコードを記述したり、サーバーにファイルをアップロードしたりする必要はありません。そのため、Webサイト制作の知識がない方でも、スムーズに診断コンテンツを公開できます。
また、診断コンテンツの質問項目や回答選択肢、診断結果などを修正したい場合も、ツール上で簡単に変更できます。
さらに、診断作成ツールによっては、自社のWebサイト内に診断コンテンツを設置できる機能が提供されている場合があります。これにより、ユーザー体験を向上させ、より効果的に診断コンテンツを活用できます。
優れた分析機能
診断作成ツールの中には、優れたデータ分析機能を標準装備しているものがあります。ユーザーが診断で回答したデータを自動的に集計し、可視化する機能を提供しており、これにより診断コンテンツの効果を簡単に把握できます。回答傾向やユーザーの属性、利用状況などのデータが随時確認できるため、コンテンツの改善や運用に役立ちます。
さらに、取得したデータをマーケティング活動に活用できるのも大きなメリットです。例えば、ユーザーの関心やニーズに基づいたターゲティング広告の作成、商品提案の最適化、顧客理解の深化など、様々な用途に活用できます。これにより、診断コンテンツが単なるエンターテイメントに留まらず、実際のビジネス成果につながるツールとして機能します。
テンプレート×AIによる診断コンテンツ作成
それでは、実際に診断コンテンツを作ってみましょう!
ここでは、診断作成ツール「ヨミトル」のテンプレートとAIを組み合わせて、誰でも簡単に、そしてスピーディーに診断コンテンツを作成する方法を解説します。
「ヨミトル」は、豊富なテンプレートとAI支援機能を備えた、初心者の方でも使いやすい診断作成ツールです。直感的な操作で、高品質な診断コンテンツを短時間で制作できます。
今回は、男性向け化粧品を販売する企業のWebサイトに掲載する診断コンテンツを例に、テンプレート×AIによる作成手順を、ステップごとに詳しく解説していきます。
※参考 『診断クラウド「ヨミトル」』
STEP1 診断の企画
まず、作成する診断コンテンツの内容を具体的に企画していきます。
今回は、「【肌ニキタイプ別】ニキビ診断」というタイトルで、男性向け化粧品を販売する企業のWebサイトに掲載する診断コンテンツを作成すると仮定しましょう。
この診断コンテンツの目的は、男性ユーザーに自分の肌状態やニキビに関する悩みを認識してもらい、商品への興味関心を高めてもらうことです。
このように、診断コンテンツの企画段階では、「誰に(ターゲット)」「どんな目的で(目的)」「どんな内容の(テーマ)」診断コンテンツを提供するのか、明確に定義しましょう。
STEP2 テンプレートの選択
診断の企画が決まったら、次は「ヨミトル」が提供するテンプレートの中から、企画に合致するものを選択します。
「ヨミトル」には、2024年11月現在、18種類のテンプレートが用意されています。これらのテンプレートは、業種やテーマごとに分類されているため、目的やターゲットに合ったテンプレートを簡単に見つけることが可能です。
今回は、『【肌ニキタイプ別】ニキビ診断』というテーマで、男性向けに特化した診断コンテンツを作成するため、『スキンケア診断』のテンプレートが最も適していると考えられます。
まずは、「ヨミトル」の管理画面を開きます。そうすると、管理画面の最下部に3つの選択肢が表示されます。
ここで3つの選択肢の中から、[+ひな形から作成]を選択すると、以下の画面が表示されます。
そうすると、ひな形の一覧が表示されますので、その中から「スキンケア診断」を探します。「スキンケア診断」が見つかったら、[診断を試す]をクリックしてまずは、実際に診断を体験してみましょう。
「スキンケア診断」の各質問に答え、フォームを通過し、最終的な結果ページまで一通り確認すれば、テンプレートの全体像を把握できます。
診断内容を確認する際は、以下の点に注意しましょう。
・質問内容、質問数、質問の順番などが適切かどうか
・回答選択肢の種類、数、表現などが適切かどうか
・診断結果の種類、数、内容などが適切かどうか
これらの要素を確認することで、選択したテンプレートが本当に今回の診断コンテンツに合致しているかどうかを判断できます。もし、テンプレートの内容が企画と大きく異なる場合は、他のテンプレートを選択するか、次のステップで大幅なカスタマイズを行う必要があります。
STEP3 変更点の確認
テンプレートを選択し、全体像を把握したら、次は診断企画に合わせてテンプレートの内容を変更していきます。
今回は、「【肌ニキタイプ別】ニキビ診断」という男性向けの診断コンテンツを作成するため、以下の3つのポイントを中心にテンプレートの内容を変更していきます。
①男性向けのクリエイティブに変更
テンプレートのデザインは女性をターゲットとしているため、男性向けの画像やイラストに変更する必要があります。色使いやフォントなども、男性的なイメージに変更し、ターゲット層に響くデザインを目指します。
②結果の文章を男性向けに変更
テンプレートの診断結果の文章は、一般的なスキンケアに関する内容になっているため、男性特有の肌の悩みに合わせた内容に変更する必要があります。男性の肌の特徴やニキビに関する知識を盛り込み、ユーザーの信頼感を高めます。
③利用回数を増やすため入力フォームの項目からメールアドレスを削除
診断コンテンツの利用回数を増やすためには、ユーザーが気軽に診断に参加できるよう、入力項目をできるだけ少なくすることが効果的です。今回は、メールアドレスの入力欄を削除して、診断への参加率を高めます。
これらの変更点を確認したら、いよいよテンプレートを複製し、カスタマイズ作業に入ります。
ひな形一覧から「スキンケア診断」を選択し、画面下部の[+作成する]をクリックします。そうすると、「スキンケア診断」のひな形がコピーされた画面が開きます。これでオリジナル診断コンテンツとして、自由に編集できます。
ここで、新しい診断名として「【肌ニキタイプ別】ニキビ診断」と入力します。
STEP4 テンプレート内容の変更
テンプレートを複製したら、いよいよ内容を変更していきます。
変更を加える箇所は、主に以下の3つです。
・診断ロジック
質問への回答によって、どの診断結果にたどり着くのかを決定するロジック部分。
・質問項目
ユーザーに回答してもらう質問文や回答選択肢。
・結果ページ
診断結果を表示するページのデザインや内容。
今回は、「スキンケア診断」のテンプレートをベースに、「【肌ニキタイプ別】ニキビ診断」を作成するため、診断ロジックと質問項目については、テンプレートの内容をそのまま流用します。スキンケア診断のテンプレートは、肌質に関する質問項目がバランス良く設定されており、今回の診断コンテンツにも活用できると判断しました。
その上で、結果ページについては、男性向けにアレンジを加えていきます。まずは、「【肌ニキタイプ別】ニキビ診断」の基本画面上にある[結果ページ4⃣]をクリックします。
そうすると、結果ページが表示されますので、画面上部にある「結果設定|組み合せ別」項目の[設定|変更]をクリックします。
結果設定画面が開いたら、
「乾燥肌」 → 「乾燥肌ニキ」
「普通肌」 → 「普通肌ニキ」
「混合肌」 → 「混合肌ニキ」
「脂性肌」 → 「脂性肌ニキ」
と、変更します。
このように、結果ページの名称を男性向けにアレンジして、診断コンテンツ全体のテーマとの統一感を図り、ユーザーに対して親近感を演出します。
STEP5 文章の変更
診断結果ページの文章を、テンプレートの内容からオリジナルに変更していきます。
今回は、結果説明と課題解決についての文章を、男性のニキビケアに特化した内容に書き換える必要があります。このような文章作成は、AIの力を借りると効率的に進められます。
文章生成AIは、様々なプラットフォームで利用できますが、今回は多くの企業で導入されているChatGPTを例に、文章作成の手順を解説します。
まず、ChatGPTに以下のプロンプトを入力します。
男性のニキビに対する課題と解決法を、(乾燥肌)(普通肌)(混合肌)(脂性肌)の4タイプに分けて解説してほしい。課題は文章形式で、解決法は箇条書きで。日本語で出力。
このプロンプトは、既存の4つの診断結果(乾燥肌、普通肌、混合肌、脂性肌)を「男性のニキビ」という観点で解説するように指示しています。ChatGPTは、このプロンプトに基づいて、各肌タイプに合わせたニキビの課題と解決策を、わずか数秒で生成します。
出力された文章は、以下のような内容になります。
例:乾燥肌ニキビタイプ
課題
あなたの肌は「水分」「皮脂」ともに不足しがちな、「乾燥肌ニキ」。
肌の水分が不足しがちで、バリア機能が弱いため外部の刺激に敏感です。このため、乾燥による皮脂分泌の増加がニキビを悪化させることがあります。また、肌が乾燥することで角質が厚くなり、毛穴が詰まりやすくなることもニキビができやすい要因となってしまいます。
解決法
保湿ケア:
洗顔後や入浴後には必ず保湿を行い、水分と油分をバランスよく補うことが大切です。ヒアルロン酸やセラミドなどの成分が含まれた保湿剤を使うと効果的です。洗顔:
低刺激の洗顔料を使い、ゴシゴシ洗わずに優しく洗うことで、肌のバリア機能を守りましょう。エアコンの乾燥対策:
エアコンの効いた部屋に長時間いる場合は、加湿器を利用するか、ミストタイプの保湿アイテムでこまめに保湿をすると良いでしょう。
このように、ChatGPTを利用すれば、プロンプトに合わせて、自然で分かりやすい文章を生成できます。生成された文章を、必要に応じて修正し、ヨミトルの診断結果ページにコピー&ペーストします。
4パターン分の文章をそれぞれ作成してペーストすれば、診断結果ページの文章は完成です。
STEP6 クリエイティブの変更
診断コンテンツのイメージを大きく左右するクリエイティブも、テンプレートから変更していきます。イラストや写真は、フリー素材サイトからも探せますが、今回はAIを使ってオリジナルの画像を生成してみましょう。
ChatGPT上で使える画像生成AI「DALL-E」を使えば、テキストで指示するだけで、簡単にイメージ通りの画像を作成できます。例えば、「ニキビに悩む20代男性のイラスト」と入力すれば、DALL-Eがそれに合った画像を自動で生成してくれます。
しかし、AIによる画像生成は、思い通りの画像にならないこともよくあります。そこで、よりイメージに近い画像を生成するためのコツを紹介します。
それは、参考画像を添付することです。例えば、好みのテイストのイラストや写真などをDALL-Eに添付すると、AIがその画像を参考に、似たような雰囲気の画像を生成してくれます。
さらに、生成された画像をさらに修正したい場合は、その画像を再度DALL-Eに添付し、「もっとリアルな感じで」「背景を青空にして」などと指示すれば、より理想に近い画像に近づけられます。
DALL-Eで生成した画像は、ダウンロードして、診断結果ページに設定しましょう。
ここで注意したいのは、スマートフォン版とPC版の2パターンを用意する必要があるということです。「ヨミトル」では、デバイスごとに表示する画像を設定できます。それぞれのデバイスに最適化された画像を用意すれば、ユーザビリティの高い診断コンテンツを作成できます。
STEP7 最終調整
診断コンテンツの内容が完成したら、実際に診断をテストしてみましょう。一通り診断を体験してみて、以下の点を確認します。
・質問の順番や内容は適切か、ユーザーを飽きさせないか
・回答選択肢は分かりやすいか、選択しやすいか
・診断結果は分かりやすく表示されているか、ユーザーに響く内容か
・全体的なデザインは、テーマやターゲットに合致しているか
・診断結果ページから、商品購入ページや関連コンテンツへの導線は適切か
今回のケースでは、診断をテストした結果、全体的な色味が男性向け化粧品という世界観にマッチしていないことが分かりました。そこで、「ヨミトル」のUI色変更機能を使って、色味を調整していきます。
画面上部にあるツールバーの[設問ページ8⃣]をクリックして、設問ページを開きます。
設問ページの最下部にある[▼デザイン]をクリックすると、チェックボックスやボタン、背景などの変更画面が表示されます。
画面上の[背景色][文字色]を操作すると、画面の色味を調整できます。今回は、男性的なイメージを強調するため、全体をモノトーンで統一してみました。
また、情報取得ページで設定していたメールアドレスの入力欄も、再生回数を増やすために削除します。ここでは、画面上部ツールバーの[情報取得ページ]をクリックします。
表示された「取得フォーム」の中から、「メールアドレス」画面を表示し、画面右上にある[ゴミ箱アイコン]をクリックすれば、簡単に情報取得の項目を削除できます。
なお、「ヨミトル」で変更を行った場合は、必ず画面下部の[保存]をクリックしてください。保存しないまま画面を移動すると、変更が反映されませんので注意が必要です。
最後に、再度診断をテストしてみて、問題がなければ完成です!
完成した診断コンテンツは、そのまま公開もできますし、必要であれば、ライターやデザイナーに依頼して、さらにブラッシュアップすることも可能です。
診断コンテンツをつくるならヨミトル
ここまで、テンプレートとAIを活用した診断コンテンツの作り方を解説してきました。
今回使用した診断作成ツール「ヨミトル」は、誰でも簡単に、そしてスピーディーに、高品質な診断コンテンツを作成できるツールです。
ここでは、診断コンテンツを簡単に作成できる、診断クラウド「ヨミトル」のメリットについて解説します。
診断コンテンツを簡単作成
「ヨミトル」にはスキンケア診断をはじめ、数多くの診断ひな形が用意されています。それらのテンプレートを活用すれば、様々なユーザーニーズに合わせた診断コンテンツをスムーズに制作できます。
具体的な作成方法についてはこちらで詳しく解説しています。
また、「ヨミトル」の操作インターフェースはシンプルで使いやすく、初めての方でも迷うことなく制作が可能です。AIによる作成サポート機能も備えており、質問や結果の設定にも適切なアドバイスが得られるため、ツールの品質向上も期待できます。
さらに、分析ロジックも豊富に用意されており、自社ニーズに合わせて診断コンテンツを柔軟に活用できるのが特徴です。
▼ヨミトルでカンタンに作れる『スキンケア診断』のひな形
リーズナブルな制作費
診断クラウドサービスの「ヨミトル」は、目的に合わせて8つの料金プランをご用意しています。「ヨミトル」は初期費用20万円・月額費用5万円(年間利用)と、外部に制作依頼するよりも50%〜80%のコスト削減が可能です。
「ヨミトル」を上手に活用すればスポットで診断コンテンツをテストし、ユーザーの反応をを分析した上で本格展開を検討できます。
取得データで顧客理解
「ヨミトル」は、デフォルトで情報取得用フォームを内蔵しており、効果的な顧客情報の取得が可能です。リード情報は一括管理できるため、リードの属性や行動履歴などを簡単に参照できます。
また、「ヨミトル」のレポート画面では、アクセスやシェア状況などの詳細情報を確認できます。顧客の自己分析ツール利用状況を視覚的に把握することで、診断コンテンツの効果や情報拡散状況を把握でき、マーケティング戦略へのフィードバックも可能です。
※参考 株式会社メルカリ様 『診断クラウド「ヨミトル」を実際に使ってみた』
まとめ
この記事では、診断作成ツール「ヨミトル」のテンプレートとAIを組み合わせて、誰でも簡単に、そしてスピーディーに診断コンテンツを作成する方法を紹介しました。
テンプレートを活用すればデザインや構成をゼロから考える必要がなくなり、AIを活用すれば文章作成や画像生成を自動化ができます。これにより、これまで時間やコスト、専門知識の壁に阻まれていた診断コンテンツの作成が、ぐっと身近なものになります。
診断コンテンツは、ユーザーエンゲージメントを高める、リードを獲得する、購買を促進するなど、様々なマーケティングメリットをもたらします。
ぜひ、この記事で紹介した方法を参考に、あなたも診断コンテンツを作成し、ビジネスに役立ててみてください。
なお、診断コンテンツの展開に関して、クラウド型診断コンテンツ(シェア1位)を提供する当社ピクルス(ヨミトル)に相談したいという方はこちらよりお問い合わせください。
想定される活用シーン
想定される診断タイプ
ライター:トライフィール
心理学マーケター
任天堂の大ヒットDSソフト「レイトン教授と不思議な町」の監修を務めた心理学者「多湖 輝」氏のもとで診断を開発。心理学、脳科学、行動分析などをベースに大手メーカー、大手出版社での開発実績をもつ。SNS発信とブログ運営で身につけた文章術を用いて「人間心理×ビジネス」の在り方を次の世代へと紡ぐ。 ・SNS https://x.com/trifeel1 ・HP https://trifeel.co.jp/