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タイアップ広告 活用事例集:種別から理解できる3大メリット。

更新日:2024/10/25

2410_マーケター診断

「話題性のあるwebプロモーションを打ち出したい」
「これまで獲得に至らなかった新規のファンを獲得したい」
と悩んでいるマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか?

短期間でリーチ獲得を狙える施策の1つとして「コンテンツIPとタイアップする」という手法があります。
影響力のあるコンテンツIPとタイアップすることで、自社サービス・製品にこれまで関心の無かったターゲット層が興味を持つキッカケを作れます。

実際にコンテンツIPとのタイアップは多くの企業で行われており「広告手法の基本中の基本」となっていますが、基礎的な知識や具体的なメリットは語られていません。

この記事では、コンテンツIPとタイアップをする前に知っておきたい基礎知識やメリット、活用事例を解説します。

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コンテンツIP、知財ビジネスとは

そもそもIPとは、知的財産(Intellectual Propert)のことで主に発明やデザイン、著作物などを指します。

知的財産は、法令や法律で知的財産権が認められているので、基本的に他者が無断で使用することはできません。

そこで他社のキャラクターやタレントをマーケティングで活用する場合には、契約をしてライセンス料を支払っています。

このようにIPの利用を認めることで収益を得る仕組みを「知財ビジネス」と言います。
知財ビジネスの市場は、サービス・製品の認知拡大をしたい企業側とコンテンツIPを提供したい企業側で構成されており、広告業界では、IPをキャスティングする会社も多数あります。

つまりコンテンツIPとは、他社が所有しているキャラクターやタレントなど一定の影響力を持つコンテンツのことです。
そしてコンテンツIPとタイアップをしてプロモーションを行う(知財ビジネス)ことで、IPが持つ影響力をマーケティングに活かすことが出来ます。
知財ビジネス

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IPの種別

ではIPとは具体的にどんなものがあるのでしょうか。コンテンツIPとして利用出来るIPの種類を把握することで商材やキャンペーンに適したタイアップ先を選択することが出来ます。

実際にピクルスが関わった事例を交えながらIPの種別をご紹介します。

タレント・アーティスト

日常的に目にする機会が多いのは、やはりタレントさんでしょう。
タレントさんも、広告的にはIPであり、知財ビジネスで成り立っているといえます。

特にテレビを主戦場にしているしているタレントさんは、オールターゲットに認知されているのでファン層以外にも幅広い認知効果があります。

KAGOME ラブレ:松田龍平さん
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森永甘酒:イモトアヤコさん
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NHK フレッシャーズ:ヤバいTシャツ屋さん
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朝日出版 サバイバルシリーズ:クイズノックさん
朝日出版 サバイバルシリーズ:クイズノックさん

キャラクター

次に目にするのが多いのはキャラクターのIP利用でしょう。
アニメや漫画、ゆるキャラやご当地キャラまで無数のキャラクターが存在します。
子どもから大人まで親しみやすく広いユーザー属性を対象に関心を得ることが可能です。

雪印 スライスチーズ:ウォーリーをさがせ
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漫画・アニメ

根強い人気があり、特定のターゲット層の獲得に効果的なのが漫画やアニメのIP利用です。
漫画の名言やフォーマットを盛り込み世界観が感じられるキャンペーンにすることが出来れば、リーチ獲得に大きな成果を見込めます。

江ノ島 海の家プロモーション:進撃の巨人
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ホットペッパー グルメ:北斗の拳
ホットペッパー グルメ:北斗の拳

映画

映画のストーリー性はタイアップする際の大きなポイントになります。商材が持つメッセージやメリットを、映画やドラマが持っているストーリー性と合わせて伝えることで効果的なキャンペーンに繋がります。

日興アセットマネジメント:映画 ハーブ&ドロシー
日興アセットマネジメント:映画 ハーブ&ドロシー

著名人

ターゲットが明確であり、予算が少ない場合著名人の方を起用する選択肢もあります。
タレントさんに比べると認知度は低いことが多いですが、著名人さんが持っている専門性のイメージを付加できます。
また特定のマネジメント事務所に所属しておられない方も多いので、交渉によっては費用も抑えることが可能です。

講談社企業広告:山中伸弥先生
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講談社 海月姫×タラレバ娘:勝間和代さん
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NTTレゾナント 教えてgoo:佐々木圭一さん
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IP利用で知ってほしい4つのメリット

IPについて理解が深まったところで、IPをマーケティングに利用するメリットを解説します。

IP利用には主に3つのメリットがあります。

1. 強力なIPの力でユーザーの関心を得られる

1つ目のメリットは、コンテンツが持つ影響力を活用することでこれまで認知の無かったユーザーに関心を持ってもらえることです。

リーチ獲得には、いかに商品に注目してもらうキッカケを作れるかがポイントです。

特にスーパーやコンビニの棚に並ぶような差別化の難しい商品などは競合も多く、興味をもってもらえない場合も多いです。

既にファンがついているIPとタイアップをすることにより、商品単体では興味を引くことが難しいターゲット層にも認知のキッカケを拡大出来ます。

2. 狙ったターゲット層にリーチ出来る

2つ目のメリットは、的確にターゲット層にリーチ出来ることです。
商品のターゲットとして予測される年代や性別に合わせてIPを選択することで、IPが抱えるファン層に的確に商品認知を届けることが出来ます。

狙い通りのターゲットにプロモーションを打ち出せるので、余分な費用の削減やプロモーションにおける効果検証の質の向上に繋がります。

3. 商品にIPのイメージを付加できる

3つ目のメリットは製品イメージに、IPが持っているイメージ感を付加できる点です。
新商品などは、ブランド感が全くない状態からスタートすることになります。
IPの力を使えば、元々IPが持っているブランド感を、製品イメージに付加できます。

製品に望んでいるイメージ感があるのであれば、そのイメージ感を持ったIPとタイアップすることで、同じイメージ感が記憶されることになります。
これは、IPを活用の強いメリットの1つです。

4. 大きな話題になり拡散力のある施策にしやすい

4つ目のメリットは、話題性や拡散力のある施策にしやすい点です。
コンテンツIPを活用したキャンペーン施策では、SNSや口コミ、ニュースなどで大きな話題を集めることも可能です。
特にSNSを活用することで拡散力を活かした施策を展開出来ます。

人は第三者の好みや意見に影響を受けやすく、SNSからの商品購入も増えているのでIPを利用した話題性のある施策は効果が高いです。

また、IPだけでなくキャンペーン自体を工夫し、特典プレゼントの内容や新曲のリリース等意外性を持たせることが出来れば更に効果は高いでしょう。

事例

コンテンツIPというとピンと来ないかもしれませんが、実は多くの人がIPの影響を受けて無意識のうちに消費行動をしています。

ではどんな企業や商品がタイアップを活用して成果を出しているのでしょうか。身近なコンテンツIPとのタイアップ事例をご紹介していきます。

事例1:花王 フレアフレグランス×石原さとみさん

1つ目は、花王のフレアフレグランスの新香調「ホワイトブーケの香り」のCMに石原さとみさんを起用した事例です。

柔軟剤の柔らかな香りや清潔感を訴求するために人気女優の石原さとみさんを起用し、幅広い認知の獲得に繋げました。特設サイトを設けて柔軟剤を実際に使用するシーンを公開することで使用感や商品の魅力をより明確に伝えています。

事例2:ahamo(アハモ)×森七奈さん、神尾楓珠さん、楽曲:YOASOBI

2つ目はNTTドコモの安価な新料金プラン「ahamo(アハモ)」のCMに森七奈さん、神尾楓珠さんを起用、テーマソングにはYOASOBIの「三原色」を使用した事例です。

このプロモーションのターゲット層は、新料金プランに関心の強い若年層です。
また現状のプランを使っているユーザーの離脱を防ぐ必要もあるので、ターゲットでは無いユーザーには、ほぼ認知が無いタレントさんをアサインする必要があったと考えられます。

どちらも満たすところで、若い世代のみにピンポイントで幅広く認知を獲得するために、話題の次世代的アーティストや俳優をキャスティングし、同時にCM用に新曲をリリースすることで話題性のあるプロモーションに仕上げてます。

事例3:金田一37歳の事件簿×メンズビゲン

金田一37歳の事件簿×メンズビゲン

3つ目は白髪が気になる年齢層に向けたキャンペーンとして、金田一37歳の事件簿とメンズビゲンがコラボした事例です。

キャンペーンの為に描かれたオリジナル漫画で、白髪に関する事件簿ならぬビゲン簿が配信されました。その他にもTwitterで応募できるプレゼントキャンペーンや対象商品を購入することで豪華景品がプレゼントされるなど大型企画でした。

事例4:パズル&ドラゴンズ×MARVEL

パズル&ドラゴンズ×MARVEL

https://pad.gungho.jp/member/collabo/marvel/210205/index.html
4つ目は、若い世代に絶大な人気を誇るソーシャルゲーム「パズル&ドラゴンズ」とアイアンマンやスパイダーマンで知られるMARVELがコラボした事例です。

ゲーム内でMARVELの登場キャラがゲットできる他、コラボ記念としてTwitterキャンペーンも同時に配信されました。

パズル&ドラゴンズは定期的に他コンテンツIPとコラボすることで、IPが持つファン層への新規リーチ獲得を繰り返し、国内累計5700万ダウンロードを突破しました。
参考URL:https://www.gungho.co.jp/jp/news/uoiv2k0000001zy8.html

まとめ

新規リーチの獲得や話題性のあるプロモーションにはコンテンツIPの利用が有効であり、既に多くの企業が活用しています。

・知財ビジネスは意外と一般的である
・IPを利用することで認知のキッカケを作れる
・IPには種別があるので商材に合ったコンテンツIPを選ぶ必要がある

コンテンツIPとのタイアップには多くのメリットがありますが、交渉やキャンペーンの企画などがハードルとなるケースも少なくありません。

「タイアップ先に悩む‥‥」
「交渉が不安だ‥‥」
「話題になるようなキャンペーンにしたい!」

などお考えの方はご相談ください。ピクルスでは交渉からアサインまで全て対応可能です。

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ライター:ピクルス スタッフ

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