導入インタビュー

Almoha

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スタートアップインターンで学生の心を掴む!キャリアの自己理解を深める診断コンテンツ

Almohaは、人事システムの開発や経営・組織コンサルティングを通じて、企業の成長やスタートアップの組織づくりを支援しています。

共同創業者COO

Almoha

唐澤 俊輔

今回、東京都等主催の「スタートアップインターンシップフェス」にて、診断クラウド「ヨミトル」で制作した学生向けキャリア診断「おでんおしごと診断」を提供したところ、1日で400人以上の利用があり、インターン参加などの行動喚起にもつながったそうです。

COOの唐澤氏に、Almoha(アルモハ)様が診断クラウド「ヨミトル」を導入した経緯や「おでんおしごと診断」の取り組み、そして今後の展望についてお伺いしました。

「ヨミトル」で時間とリソースの制約を克服

ー唐澤様がご担当されている業務内容について教えてください。

唐澤氏:東京都のスタートアップ支援イベントで、事務局である一般社団法人スタートアップエコシステム協会から、大学生向けの診断ツール作成を依頼されたことがきっかけです。 学生向けに何かできないかという話になり、ちょうど組織向けに開発していた診断を、個人向けにも活かせると思ったんです。

スタートアップ向けのイベントでしたが、学生の中にはスタートアップに向いている人もそうでない人もいる。そういう学生一人ひとりが、自分のキャリアを考えるきっかけになるような診断も価値があると考えました。

-診断コンテンツを作る上で、何か課題はありましたか?

唐澤氏:まずイベントまでの時間が2ヵ月しかなくて、かなりタイトなスケジュールだったのが大変でしたね。それに、Almohaの開発エンジニアは、人事システムや組織診断の開発で手一杯だったので、診断プログラムをどうやって作ろうか悩みました。

また、診断を企業向けから学生向けに転換する必要もありました。他にもどのようなUIにするか、デザインやセキュリティなども考えると、自社での開発は大変だなと思いましたね。

-数ある診断ツールの中で、なぜ『ヨミトル』を選ばれたのですか?

唐澤氏:実は以前から『ヨミトル』のことは知っていて、担当者の方ともお話する機会があったんです。導入に当たっては他社さんのツール等も検討しましたが、いろいろなロジックに対応できることや、UIが優れている点から、ヨミトルが良さそうだねという話になりました。

短期間で開発する必要があったので、ノーコードで直感的に操作できる点も決め手でしたね。複雑なロジックも、『ヨミトル』なら精度を保ったまま実装できると感じました。

それに、事前に担当者の方から詳しく話を聞いていたので、安心感と信頼感がありました。実際に使ってみても、操作で困ることは少なかったです。

おでん×診断!?ユニークな企画の裏側


-今回の診断については、どのような目的の企画でしたか?

唐澤氏:スタートアップインターンシップフェスというイベントで、学生に自分自身のキャリアについて考えてもらうことが目的でした。

学生の中には、スタートアップで働くことを目指している人だけでなく、スタートアップが自分に向いているのかどうか、よくわからないまま参加している人も多いと思うんです。

そういう学生たちに対して、自分自身の個性や強みを理解し、スタートアップだけでなく、公務員や外資系企業など、様々なキャリアの選択肢があることを知ってもらいたいと考えました。

あくまでも、スタートアップだけを推奨することが目的ではなく、学生が自分らしいキャリアプランに挑戦する背中を押せたり、勇気を与えたりできたらいいなと思っていました。

-なぜ、「おでん」を診断のモチーフにしたのですか?

唐澤氏:診断では、スタートアップに限らず、様々なキャリアの選択肢を示す必要がありました。ただ、診断結果をストレートに表現してしまうと、学生が「公務員にならなきゃいけないんだ」といったように、断定的に捉えてしまうのは危険だなと思ったんです。診断結果はそうであっても、本人の成長や意識の変化で可能性は他にいくらでもありますからね。

そこで診断結果のイメージを少しマイルドにするために、何かしらのキャラクターにしようと思いました。いろいろなモチーフを検討していて、おでんを思いつきました。

おでんは、大根、こんにゃく、卵、ちくわなど、本当に多様な具材があって、それぞれに個性がありますよね。この多様性が、診断結果で示したい、様々なキャリアと重なると思ったんです。

実は、パンなども候補に挙がったのですが、色合いが茶色系に偏ってしまうんですよね。その点、おでんは具材ごとに色や形が異なるので、視覚的に面白く、分かりやすい表現が可能でした。

学生さんたちも「なんですかこれ?」とたくさん声をかけてくれて、みんな診断結果を職業ではなく「大根でした」「こんにゃくでした」といった風に会話のタネにして、喜んでくれていました。

-診断コンテンツを作る上で苦労した点はありますか?

唐澤氏:まず診断の精度を高めるために、過去の調査結果を参考にしながら設問を選定し、検証を繰り返す必要がありました。設問数が多すぎても回答するのに時間がかかってしまうので、精度を保ちつつ、適切な数に絞り込むよう工夫しました。

他に苦労したのは、回答を「はい/いいえ」形式ではなく、「どちらかといえば」形式を採用したことです。これは、より正確な診断結果を得るため、どちらの要素も持っている場合に、どちらの傾向が強いかを判断できるようにしたかったからなんです。

この回答形式を診断のロジックに反映させるのには、少々工夫が必要でした。元々の制作では、「ポイント型複数軸」というロジックを想定していましたが、実際やってみるとなかなか上手く行かず…そこでヨミトルの担当者さんから「こちらのロジックでもできますよ」といったアドバイスをいただき、最終的には良いロジックができました。

イベント開催までの時間的制約も厳しかったため、他社の診断開発ツールだと、柔軟な対応は難しかったかも知れないですね。

自己理解を深め、行動へ!診断がもたらした変化

-診断コンテンツ実施後の成果はいかがでしたか?

唐澤氏:おかげさまで多くの方に、「おでんおしごと診断」をご利用いただきました。診断の利用回数は広告ナシで1400回を超え、完了率は89.2%と、 非常に高い結果が出ています。

イベント会場では、学生たちに興味津々に診断を受けてもらえました。おでんのキャラクターを友達同士で共有している姿も印象的でしたね。

オンラインでの利用も多く、イベント後も診断が広まっているのは嬉しい限りです。正直、ここまで反響があるとは思っていなかったので、とても驚いています。

-参加者や関係者の反応はいかがでしたか?

唐澤氏:学生たちからは、スタートアップへの関心が高まったという声や、実際にインターンシップに応募したという声も聞かれました。診断結果を通して、自分自身のキャリアプランについて真剣に考えるきっかけになったという声も多く、本当に嬉しかったです。

その他にも、スタートアップ企業の従業員や東京都の職員の方、大企業の社員の方など、幅広い層の方から、「納得感がある」「面白い」といった感想をいただきました。なかには、診断結果を参考に、副業や独立といった新たなキャリアを検討し始めたという方もいらっしゃいましたね。

-想定と比べて、実際の反響はどうでしたか?
唐澤氏:多くの学生が診断結果に興味を示し、自分のキャリアプランについて考えるきっかけになった点は想定通りでした。診断を受けた人から『納得感がある』という声が多数聞かれた点も、事前の検証をしっかり行った成果があったと思います。

ただ、想定外だったこともありました。学生向けに作成したのですが、予想以上に多くの社会人が興味を示し、診断に参加してくれたんです。おでんを用いた企画も、想定以上に多くの人から好評で、診断の話題性を高めるのに大きく貢献してくれました。

全体として、診断に対する反応は好意的で、特に社会人からの反響が大きかった点は、今後の展開を考える上で大きな収穫でした。

今後の展望と診断データ活用に対する期待

-今後、新たな診断コンテンツを作るなら、どんなものをやってみたいですか?
唐澤氏:今回は学生向けでしたが、社会人向けの診断ツールにも需要があると感じています。 社会人向けの診断ツールとして、より詳細な分析を行い、具体的なキャリアアドバイスを提供できるようなものにしたいですね。

例えば、企業と個人の特性を紐づけた診断を開発してみたいです。企業のカルチャーと個人のカルチャーのフィット感を診断できれば、より良い企業選びの参考になると思っています。

また、そういうマッチングをプラットフォーム上で行い、人材紹介などのビジネスに活かせる可能性もありますね。

-取得した診断データは、どのように活用される予定ですか?
唐澤氏:まず、イベントに参加した学生の傾向などを分析してレポートにまとめたいなと思っています。特に、スタートアップに対する学生の意識や、どのような学生がスタートアップに興味を持っているのかを分析したいですね。

また、入手できたデータをベースに、診断をブラッシュアップして、より精度の高い診断を目指したいですね。設問の設計やロジックなどを見直し、より良い診断コンテンツにしていきたいと考えています。

さらに、診断データから得られた知見は、 勉強会やセミナーなどで共有していきたいです。『ヨミトル』があれば、すぐにこのような診断がつくれることも紹介していきたいですね。(笑)

-『ヨミトル』を開発しているピクルスに、何か要望はありますか?
唐澤氏:今回の開発を通して、『ヨミトル』は非常に優れたツールだと感じました。しかし、より使いやすくするために、いくつか要望があります。

まず、「はい/いいえ」だけでなく、「どちらかといえば」といった、 より多様な回答形式に対応できるロジックを搭載して欲しいです。これは、 診断の精度をさらに高めるために必要な機能だと感じています。

それから、診断のデザイン作成を支援するAI機能があると嬉しいです。例えば、診断テーマに合った画像やレイアウトをAIが自動生成してくれる機能があれば、デザイン作成の手間を省けていいですね。

-最後に、診断コンテンツの導入を迷われている方に一言お願いします。
唐澤氏:診断コンテンツは、顧客とのエンゲージメントを高めたり、理解を深めたりするための有効な手段です。ただし、診断ツールを作る際は、しっかりとしたロジック構造を準備することが重要です。

ロジックがしっかりしていれば、信頼性の高い診断を作成できます。

また、診断はエンターテイメント性とともに、精度の高さも両立することが大切です。その点『ヨミトル』は、ロジック検証をしっかり行えるツールなので、質の高い診断を作成できると思います。

総じて、私は導入して本当に良かったです!診断に興味のある方には、ぜひ試してみていただきたいですね。

-みなさま、ヨミトルのご利用ありがとうございました!

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診断コンテンツは顧客を獲得する最強の手段

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