導入インタビュー
ラボラティック株式会社
認知拡大を目的に診断コンテンツを活用「リーダーのための孤独度診断」
ラボラティック株式会社は「チームワークから場所・時間・所属の制約を無くし、世界中の『働く』を、本当の意味で自由にする」というミッションを掲げ、チームエンゲージメント診断サービス「NEWORG」を提供しています。
プロダクトマネージャー
Laboratik
松下涼
今回、診断クラウド「ヨミトル」を活用し、「リーダーのための孤独度診断」を作成いただきましたので、診断コンテンツを初めてご利用してみての感想や手ごたえについて、NEWORGのプロダクトマネージャーである松下氏にお話を聞きました。
リード獲得に課題がある中、自社の事業と親和性を感じて診断コンテンツに興味を
-まずは事業内容について教えてください。
松下氏:当社が提供しているのはチームエンゲージメント診断サービス「NEWORG」です。Slack上のアンケートにて、5分程度で終わる約30問の質問に答えてもらうことで、組織のエンゲージメントを診断できます。
他社サービスとの違いとしては、最新の学術知見に基づき、チームの業績に最も効果的な「心理的安全性」「共有認知」の2つの観点からチームを分析しています。
またアンケートだけでなく、Slackのチャットデータを分析することでコミュニケーション構造の解析も可能です。
さらにサーベイとSlackのチャットデータを組み合わせて、高精度のアクションプランを提示することで、ハイパフォーマンスなチームの実現もサポートしています。
-診断コンテンツに興味を持つことになったきっかけについて教えてください。
松下氏:NEWORGは2021年7月にリリースした新しいサービスであり、マーケティングの中でもリード獲得に課題を抱えていました。
当社はスタートアップということもあり、広告に潤沢な予算を使えるフェーズではありませんでした。その中でも設計したマーケティングファネルをもとにFacebook広告を始めるなど様々な施策を試していたものの、効果的な打ち手が見つからない状況が続いていました。
そこで別の新しい施策が必要となり、「NEWORGも診断サービスなので診断コンテンツであれば親和性があるのではないか」と考え、御社に問い合わせました。
チームエンゲージメント診断をより多く人に使ってもらうために、「マイクロコンバージョンのような位置づけで、お客様が問い合わせる前に無料で体験できる診断コンテンツがあれば、リード獲得に繋がりそう」というのが当初の活用イメージです。
導入時のガイダンスで診断コンテンツの活用場面の広さを知り、まずはリード獲得ではなく認知拡大を目指すことに
-具体的な診断コンテンツの活用イメージを持っていらっしゃったんですね。
当初のイメージ通り、診断コンテンツを作成されましたか?
松下氏:結論からお伝えすると、今回はリード獲得ではなく、認知拡大を目的にしました。
ヨミトル導入時のガイダンスにて、診断コンテンツの作り方をはじめ、診断コンテンツの活用場面・使い方についてご説明いただきました。
先ほどお伝えした通り、当初は「診断コンテンツ=リード獲得」というイメージを持っていましたが、ガイダンスの中で、リード獲得だけでなく認知獲得を目的にした診断コンテンツがあることを知りました。
またリード獲得を目的にした診断コンテンツの場合は、リード情報を取得するがゆえに診断参加へのハードルが高くなってしまい、シェアされにくくなるというお話もあり、とても納得したのを覚えています。
さらにリード獲得を行うためには広告コストもかかるため、今回は認知拡大を目的にシェアされやすい診断コンテンツを作成することに決めました。最初の段階で、診断の方向性が定まったのは良かったです。
-実際に作成した診断コンテンツについて教えてください。
松下氏:今回作成したのは「リーダーのための孤独度診断」です。
リード獲得から認知拡大に目的を変更したため、より多くの人に興味を持ってもらえるようなテーマにしました。
本診断では、リーダーとして感じている孤独度から、診断者のリーダータイプ・特徴を分析します。 マネジメント層の方であれば、自己のタイプを知ることでマネジメントの打ち手が明確になります。
また結果ページでは、リーダーとして更に成長する為の「振る舞い」も解説しています。
(2022年6月末で本診断コンテンツは提供終了)
使いやすいシンプルな設計のシステムでサポートも万全!
-ヨミトルで診断コンテンツを作成してみていかがでしたか?
松下氏:初めての診断コンテンツ作成ということで、どのように作成していくのか事前に想像がつきませんでしたが、ヨミトルは初心者でも簡単に作れるシンプルな設計で使いやすかったです。
自由度が高いツールの場合は、思い描いた理想に近づける一方で、自由だからこそ「どうやって操作すればよいか分からない」状態になりがちです。
ヨミトルの場合は、「まずはここにタイトルを入力する」「次に見出しとテキストを入力するとここに表示される」という手順やフォーマットが決まっていたので、直感的に操作することができました。
また管理画面で実現できるデザインのアウトプットの幅が想像以上に広かったです。診断ページにバーチャートを出したことで、視覚的に分かりやすいデザインに仕上がったので、とても驚きました。
-コンサルティングのサポートはいかがでしたか?
松下氏:繰り返しになってしまいますが、導入時のガイダンスで購買フェーズ(認知拡大・リード獲得など)ごとの診断コンテンツの位置づけを整理できたのは非常に良かったです。
目的をどこに置くかで作成する診断コンテンツの方向性が大きく変わってしまいます。ガイダンスを通じて、その目的が最初に定まったため、最後まで方向性がブレることはありませんでした。
また診断における質問や回答を設計する際のサポートも助かりました。
質問内容は社内で作成できましたが、細かい表現として「どこまで堅い文章にするべきなのか」「エンタメ的要素を入れた方がいいのか」などが分からず相談しました。
すると、御社から具体的な質問・回答のイメージをすぐに教えていただけましたので、その後はスムーズに作成できました。
-ヨミトルのレポート機能についての感想を教えてください。
松下氏:レポート機能で各種データをエクスポートできるのは素晴らしいですね。シェア率や各質問の回答結果が分かるので、定量的に結果を把握できました。
例えば、今回の診断では部下の人数についての質問を設定しましたが、結果をみると「部下の人数が10人以上」と回答したユーザーが想定よりも多く、現場のマネージャークラスだけでなく、中間管理職以上の方も回答してくれていることが分かりました。
その他にも、最終的な結果であるリーダータイプごとにシェア率が分析できました。「○○型リーダーと診断されたユーザーは、他のリーダータイプに診断されたユーザーよりもシェア率が低い。なので、シェアを伸ばせるように結果ページの文章をブラッシュアップする」のように具体的な改善アクションへ繋がるのはレポート機能があるからこそだと思います。
このように診断コンテンツのPDCAを回していくうえでは、レポート機能は大変有用だと感じました。
次回、診断コンテンツを実施する際もヨミトルを活用したい
-今回の診断コンテンツ施策について全体を通しての感想と今後の展望を教えてください。
松下氏:今回の施策を通じて、診断コンテンツに関する様々なノウハウが社内に溜まったのが、一番良かったポイントです。
診断コンテンツの活用目的・場面の整理はもちろん、具体的な診断の作り方や表現方法、外注した場合の金額感などを、しっかりと理解できたので今後に活かしていけそうです。
ただ社内体制が直近で変更になり、デザイナーのリソースを診断コンテンツに割くことが難しくなってしまったので、次回の実施はもう少し先になります。せっかく実施するのであれば、運用して改善しながら進めたく、万全の状態を構築できるまで待つ予定です。
また今後診断コンテンツを実施する際も、内製で作るのではなくヨミトルを使わせてもらえればと考えています。ぜひその時は、よろしくお願いします。
-そのようにおっしゃっていただき大変光栄です。
また体制が整った際は、ぜひお声がけください。本日はありがとうございました。