導入インタビュー

ピップ株式会社&GMO NIKKO株式会社

https://elekiban.pipjapan.co.jp/50thanniversary/korinai-project/collection/campaign2.html

【2分に1人が診断】ファッションと肩コリ、異質の要素を組み合わせた診断コンテンツが大成功した秘訣とは

1908年に創業し、100年以上の歴史があるピップ株式会社。同社の看板製品であるピップエレキバンは、2022年にリリース50周年となり特別企画として「コリない、めげない、諦めない!コリナイ・プロジェクト」を開催しています。 本プロジェクトの一貫として、診断コンテンツ「ファッション肩コリ診断」をピクルスが提供する診断クラウド「ヨミトル」にて作成いただきました。

商品開発事業本部 ブランドマネジャー

ピップ株式会社

松浦由典

アートディレクター

GMO NIKKO株式会社 /ゼロイチ株式会社

菊野くるみ

クリエイティブ本部 プランナー

GMO NIKKO株式会社

下條 泰朗

配信2週間で数多くのユーザーが参加し大成功を収めているファッション肩コリ診断について、ピップエレキバンのブランドマネジャーである松浦氏と、今回の診断コンテンツの企画・制作を担当したGMO NIKKO株式会社の菊野氏、下條氏に成功の秘訣を伺いました。

人から人へと情報が伝播する企画を実現するために「診断コンテンツ」を活用

-まずは松浦さまがご担当されている業務内容について教えてください。

“松浦さま”

松浦氏(ピップ株式会社):私はピップ株式会社の商品開発事業本部で、血行改善ブランドのブランドマネジャーを務めています。

担当するブランドはピップエレキバンやピップマグネループなど、磁気の力によって肩や首など、体の様々な部位のコリや張りを改善する商品群です。

ブランドマネジャーの役割は、各ブランドのマーケティングの川上から川下まで全て統括することです。

-今回、診断コンテンツを活用することになった経緯を教えてください。

松浦氏(ピップ株式会社):ピップエレキバンは1972年に誕生し、今年が50周年という節目のタイミングです。そこで50周年特別企画として、コリに対しての理解を深める「コリナイ・プロジェクト」を立ち上げました。

今までのピップエレキバンは、テレビCMを活用したマスコミュニケーションが中心でしたが、今回のコリナイ・プロジェクトでは、普段とは異なる形でお客様とコミュニケーションを取りたいと考えていました。

具体的にはSNSを主軸に、お客様同士でピップエレキバンを話題にしていただき、人から人へと情報が伝播するような企画にしたいというのが当初の構想です。これは、SNS広告を通じて情報発信するだけでは実現できません。

そこで、お客様が参加でき、その体験を自ら発信・拡散できるような企画を考えている中で、「診断コンテンツ」に辿りつきました。

過去の常識に囚われず「ファッション×肩コリ」という異質の要素を組み合わせた診断に

-具体的にどのような診断コンテンツを作成したのでしょうか?

松浦氏(ピップ株式会社):今回作成したのは「ファッション肩コリ診断」です。

“MV”

ファッション傾向にまつわる複数の質問に回答することで、隠れ肩コリ度を診断します。

その診断結果に応じて、コリナイ・ファッション学園※の登場人物から「恋する肩きゅんメッセージ」が届きます。結果をシェアしたユーザーには、抽選で恋と肩コリに効く(かもしれない)プレゼントが当たる仕様です。

※コリナイ・ファッション学園

“相関図”

-とてもユニークかつ面白い診断コンテンツですね!
 この企画はどのように決まっていったのでしょうか?

松浦氏(ピップ株式会社):今回の診断テーマは、我々とGMO NIKKO様でアイデアを出し合いながら決めました。「コリナイ・プロジェクト」は、肩コリというネガティブな現象を楽しく考えるきっかけをお客様に提供したいというコンセプトがありました。

また本プロジェクトの大きな柱の1つとして、「肩がこらない服」を文化服装学院の学生と一緒に制作する「コリナイ・コレクション」という企画があります。その企画と今回の診断コンテンツのテーマが関連し、なおかつお客様が楽しく参加できるものは何か、という軸で考えた末に決まったのが、ファッション肩コリ診断です。

ファッションという観点から「肩コリ度」を診断し、そこに「クスッと笑ってしまうようなクリエイティブを用いて、診断結果をお客様に説明する」という内容に決まりました。

-肩きゅんメッセージなど斬新なアイデアはどのように生まれたのでしょうか?

松浦氏(ピップ株式会社):ピップエレキバンは誕生から50年ですが、会社自体は創業から114年です。非常に長い歴史があるがゆえに、意識せずとも保守的な考え方に寄ってしまうことが、これまでにもありました。

しかし、今回のエレキバン50周年は一生に一度しかないタイミングです。だからこそSNSをよく使う若年層のお客様が受け入れやすいものは何かを、社内の常識に囚われずゼロベースで検討することを意識しました。

下條氏(GMO NIKKO株式会社):私自身、ピップエレキバンというブランドが昔から大好きで、テレビCMも含めて面白いブランドだと思っています。そのため、今回の企画を考えるときもチームメンバーと爆笑しながら議論を交え、「これは面白そう!」と感じた肩きゅんメッセージを採用することにしました。

“結果画面”

作成できる診断の自由度と豊富な機能がヨミトル導入の決め手に

-診断コンテンツ作成にヨミトルを活用することになった理由を教えてください。

“菊野さま”

菊野氏(GMO NIKKO株式会社):7月初旬に診断コンテンツを作成することは決まっていたのですが、文化服装学院とのファッションショーが10月11日に開催されることもあり、なるべく早いスケジュールで作成する必要がありました。

以前、フルスクラッチ(新規開発)で診断コンテンツを作成した際、2~3か月かかった経験があったため、どうにか早く作成する方法はないかと色々模索していました。

ピクルス様とはSNSキャンペーンツール「キャンつく」で以前からお世話になっていたのですが、ピクルス様のメルマガを拝見し、診断コンテンツ作成ツール「ヨミトル」の存在を知りました。

ヨミトルを活用すれば、短期間で診断コンテンツを作成できるのではないかと考え、お問い合わせしたのが最初のきっかけです。

打ち合わせでヨミトルの説明を聞いたところ、「診断コンテンツ作成に欲しい機能が全て揃っている!作成できる診断の自由度も高く、柔軟に対応できそう」と高評価だったこともあり、導入を決めました。

-実際にヨミトルを活用し、診断コンテンツを作成してみての感想はいかがでしたか?

菊野氏(GMO NIKKO株式会社):直感的に操作することができ、1日ほどで診断コンテンツを制作することができました。

ヨミトルの管理画面上には、様々なひな形が用意されており、そのひな形を参考に情報を入れ替えるだけで診断コンテンツが作れるのは、非常に分かりやすかったです。

また、プレビュー画面もあり、各素材のサイズや文字量などの細かい調整も簡単に行えました。そのお陰もあり、デザインをしっかり詰めきったうえでピップ様にお見せすることができたのは良かったです。

リリース後の管理という面では、アクセスレポートやユーザーレポートなどのレポート機能が充実している点も素晴らしかったです。実際に結果レポートを見てみると、「ほぐせば柔らかくなる下ろし立ての革ジャンレベル」レベルが圧倒的に多いことが分かりました。

今回は実施期間があらかじめ決まっている診断コンテンツでしたが、長期間で実施する診断であれば、結果レポートをもとに内容をブラッシュアップすることもできそうです。

さらに診断を公開した後も、管理画面上で診断の編集ができるのは助かりました。

フルスクラッチで作成した場合は、診断の編集のたびにHTMLのアップロードが必要となり、サイト更新には工数と時間がかかってしまいます。しかし、ヨミトルでは診断リリース後も管理画面から容易に編集することができるため、ツールならではの便利さを感じました。

-今回のファッション肩コリ診断を作成するうえで、苦労した点はどこでしたか?

“下條さま”

下條氏(GMO NIKKO株式会社):今回の診断コンテンツでは、「コリナイ・プロジェクト」のことを伝えつつ、「肩コリ」のことも正しく伝えなければなりません。

さらに診断自体が楽しいものであり、多くのお客様に参加してもらう必要があります。こうした様々な条件のもと、今回の企画は成立しているため、一つひとつの準備を丁寧に行うことが求められていました。

しかし時間的な制約もあったため、スピードとクオリティを両立していく点は苦労しました。

拡散される結果画面をつくるため、100本ノックのようにアイデアだしをする際に、非常に肩が凝る瞬間がありましたが、そのときはピップエレキバンMAX200に本当に助けられました。そしてアイデアに対しても、松浦様と色々とご相談しながら期日までにリリースできたのは、すごく良かったと思っています。

松浦氏(ピップ株式会社):GMO NIKKO様がメッセージやクリエイティブの作成にこだわっていただいたおかげで、当社としては少しの手直し依頼だけで済みました。

一方で、私たちが時間をかけて検討したのは、「普段のファッションと肩コリ度をどう結びつけるか」です。

診断の質問は、GMO NIKKO様からたたき台を作成いただきました。その各質問案が適切かどうか、例えば「スマホでトレンドチェックしたら止まらない」「おしゃれで重視するのは機能性か、見た目か」といった質問が本当に肩コリに繋がるかを吟味しました。

お客様には、楽しく診断に参加してもらったうえで、自然と肩コリについて考えるきっかけを提供したいという想いがありました。そのためには、ただ面白いだけでなく、質問と肩コリが結びつき、納得感のある結果を提供する必要があります。

だからこそ、必要に応じてGMO NIKKO様に「この質問はこういう表現に変えるのはどうでしょうか?」と提案を行い、より良いコンテンツになるようブラッシュアップを進めました。

“診断質問”

2分に1人のペースで診断!引用リツイートやコメントも数多く獲得

-今回、診断コンテンツを実施してみての感想を教えてください。

松浦氏(ピップ株式会社):率直に面白い診断コンテンツが完成したなと思っており、社内の営業メンバーからも「すごく面白い」と好評の声が上がっています。

また、これまで実施していた通常のWeb広告とは、エンゲージメントが大きく異なっています。以前の広告でも「いいね」「リツイート」を獲得することはありましたが、今回の施策はそこに留まらず、「引用リツイート」「シェア」、それらに対する「コメント」を数多くいただきました。

診断に参加したお客様からも面白い企画だと認知してもらえたのではないかと考えています。診断コンテンツの活用範囲は広いため、今後はテストとしての診断活用など、別の使い道も検討していきたいです。

-数値面を含めた、今回の施策の効果はいかがでしたか?

菊野氏(GMO NIKKO株式会社):ローンチから2週間で10,474件の診断実績です。2週間を分に換算すると「2分に1人」のペースで診断に参加いただいていることになり、本当に嬉しい限りです。

それ以外にも、松浦様がお話されていた通り、診断のシェアも数多く発生し、ピップエレキバンのページへの流入数も増加しています。

また、引用リツイートをしてくださったお客様の中には、ピップエレキバンという商品名をコメント内に記載しているケースもありました。このようにお客様自身が商品名を出してコメントする機会を作れたことは、一番良かったと感じています。

-素晴らしい実績ですね!これだけの成果に繋がった要因はどのように分析していますか?

“松浦さま”

松浦氏(ピップ株式会社):診断のトップページ/結果ページの「イラストと肩コリのギャップ」がお客様から面白いと評価いただけたからだと考えています。

Twitterという媒体の特性上、一つ一つの投稿を吟味しながら見る人よりも、流し見する中で目についたものを詳しく見る人のほうが多いはずです。そのため、シェアされたイラストや診断TOPページのビジュアルが面白くなければ、どんなに中身が良かったとしても参加者は増えません。

だからこそGMO NIKKO様にはハイクオリティの制作物を依頼しましたが、短納期ながらも我々の期待を超えるクリエイティブを作成いただき大変感謝しています。

ヨミトルとキャンつくを組み合わせて診断コンテンツの効果を最大化

-最後にヨミトルの活用を検討している方へのメッセージをお願いします。

菊野氏(GMO NIKKO株式会社):今回のインタビューでは「ヨミトル」を中心にお話しましたが、当社も活用しているピクルス様提供のSNSキャンペーンツール「キャンつく」と「ヨミトル」の組み合わせは、最強タッグだと思っています。

“ヨミトルキャンつく”

ヨミトルで診断コンテンツを簡単に作成・管理することができ、作成した診断コンテンツをキャンつくで拡散するという仕組みは、とても効果的です。

もしヨミトルの活用を検討されている場合は、ぜひキャンつくとの組み合わせも考えてみてください。また診断コンテンツの企画・制作は、ピクルス様はもちろん、GMO NIKKOでも対応できますので、もしご興味あればお問い合わせください!

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AIで診断をカンタン作成
診断コンテンツは顧客を獲得する最強の手段

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