ビジネスの現場では、マネジメント人材の育成と強化が企業の成長に直結する重要課題となっています。
株式会社EVeMが2025年4月に公開した「マネジメント16タイプ診断」は、マネージャー個人の強みを発見するだけでなく、マネジメントチーム全体の連携を強化する画期的なツールとして注目を集めています。
この診断は、公開から3週間足らず(4月10日〜28日)で、診断利用回数が2万5161回に達しました。
今回は、このマネジメント診断ツールの開発背景と活用方法について、診断クラウド「ヨミトル」を活用した事例としてご紹介します。
「マネジメント16タイプ診断」とは
「マネジメント16タイプ診断」は、約2,000名のマネージャーとの対話から得られた知見をもとに開発された診断ツールです。マネジメントに必要な「4つの力」を測定し、16種類のマネジメントタイプから自身の特性を診断します。
診断では、30個の質問に回答することで、以下の5つの要素が明らかになります。
個人のマネジメントタイプ
マネージャーとしての強み
克服すべき弱み
自分の活かし方
オススメのマネジメントの型

診断では4つの軸を活用してタイプを分類しています。
論理重視/感覚重視
俯瞰で見る傾向/詳細にこだわる傾向
多様な人と業務を行える/特定の仲間と密に業務を行う
自分で実行を好む/ディレクションを好む

これらの軸の組み合わせにより、16のマネジメントタイプに分類されます。
背景:マネジメント人材育成の課題
現代のビジネス環境では、「0から1を生み出すイノベーション」と「1を無限大に成長させるマネジメント」の両方が求められています。しかし、日本企業の多くがマネジメント人材の育成に課題を抱えています。
帝国データバンクの調査(※1)によると、「リーダー人材」(管理職相当以上)の不足を課題に感じている企業は67.8%。一方でEVeMEvemの調査(※2)では管理職の約6割が業務増加を実感しており、不足するマネージャーへの負荷の増加が課題となっています。
具体的には、マネージャー同士の協働がうまくいかず、「なぜあの人はそんな発言・行動をするのか」という相互理解の欠如や、経営チーム内でお互いの違いを理解しきれず一体感が持ちにくいといった課題も多く見られます。
また、多くのマネージャーは自分自身の傾向や特性を客観的に把握できておらず、自分の強みを活かしきれていないという問題もあります。こうした課題は、チーム全体のパフォーマンスに大きな影響を与えています。
株式会社EVeMはこれらの課題解決に取り組むべく、「マネジメント16タイプ診断」を開発しました。2,000名を超えるマネージャーとのトレーニングから得られた知見をもとに、マネジメントスタイルの傾向を可視化し、相互理解を促進するツールとして設計されています。同社の「マネジメントを誰でもできるテクノロジーにする」というミッションを具現化した施策と言えるでしょう。
ポイント1:個人の強みを活かしたマネジメントスタイルの確立
「マネジメント16タイプ診断」の特徴の一つは、マネージャー個人のタイプを知ることで、それぞれの強みを最大限に活かせる点です。
診断結果では、16タイプが大きく4つの系統に分類されます。
・戦略系:論理×俯瞰(全体を俯瞰して重要ポイントを論理的に導く)
・推進系:論理×詳細(論理的に細部を詰めて業務を推進する)
・創発系:感覚×詳細(直感的に良いと思ったものを細部まで作り込む)
・包摂系:感覚×俯瞰(全体の調和を図りながら業務を進める)

この診断により、マネージャーは自分に合ったアプローチを見つけ、より効果的なマネジメントを実現できます。
ポイント2:マネジメントチームの最適化と相互理解の促進
「マネジメント16タイプ診断」のもう一つの大きな価値は、マネジメントチーム全体の相互理解と連携強化にあります。
同じ系統に属するタイプ同士は考え方や業務の進め方が似ており、スムーズに連携できます。隣接する系統同士も、何らかの軸で繋がっているため、比較的理解し合いやすい傾向があります。
一方、対極にある系統同士(例:戦略系と創発系、推進系と包摂系)は相互理解に努力が必要ですが、その違いを認識し活かすことで、より強力なチームとなる可能性を秘めています。
EVeM代表の長村氏自身も、マーケティング責任者の富家氏と対極のタイプ(戦略系と創発系)であり、そのことを認識したうえでの協働方法を模索した実例をYouTubeでも公開しています。
驚異的な成果
「マネジメント16タイプ診断」は2025年4月28時点で、以下のような成果を上げています。
・診断利用回数:25,161回
・診断完了数(リード獲得数):12,667件
・診断完了率(CVR):50.34%
リード獲得数については、公開から2週間で11,000件を超えるというスピーディーな成果創出を実現。その後もBtoBの診断コンテンツとしては異例の高CVRと利用数を記録し、多くのマネージャーや経営層はもちろん、マネジメントに興味がある多様なビジネスパーソンから高い関心を集めています。
SNS上でのシェア、コメントも多く、マネージャーや経営層はもちろん、マネジメントに興味のあるプレイヤーまで、多様なビジネスパーソンから高い関心を集めています。
こうした数字からも、診断内容の有用性と魅力が伺えます。
効果的なコンテンツマーケティングによる多角的アプローチ
「マネジメント16タイプ診断」の成果を支えている重要なポイントが、他のコンテンツマーケティング施策と連携した戦略的アプローチです。診断完了者の行動データを見ると、
・診断完了者のうち13%が関連コンテンツにアクセス
・特にnote記事(タイプ診断の解説と活用方法)へのクリック率は12%と高い数値
note記事では診断の軸や系統、活用方法などについて、図解も用いて分かりやすく解説しています。
YouTube動画では代表の長村氏とマーケティング責任者の富家氏が、実際にマネジメントする側とされる側の一例として、親しみやすさのあるカジュアルな雰囲気での対談を実施。
さらにウェビナーでは、診断活用について理解が深まる社内ワークショップのデモを実演しています。
このように、各種コンテンツを診断への「入口」としつつ、診断を「やっただけ」で終わらないよう、ユーザーがその後の業務での実践のための情報や、将来的なEVeMのサービス利用に向けたナーチャリングまで踏まえた設計となっています。
診断クラウド ヨミトルによる迅速な開発
「マネジメント16タイプ診断」の開発において、株式会社ピクルスが提供する診断作成ツール「診断クラウド ヨミトル」が活用されました。以下のようなヨミトルの特徴・機能によって、短期間での高品質な診断コンテンツ作成が可能になりました。
AIを活用した診断コンテンツ作成機能
既存のロジック種別やひな型を活用した効率的な診断作成
専門的な開発知識不要で運用可能なインターフェース
結果レポート機能による効果測定と改善
EVeMのように自社の専門知識をヨミトルに落とし込むことで、企業独自の専門性の高い診断ツールを素早く市場に投入し、大きな成果を創出できます。
マネジメントチームビルディング・ワークショップへの応用
「マネジメント16タイプ診断」の活用方法として、マネジメントチームビルディングのワークショップが提案されています。具体的なワークショップの進め方は以下の通りです。
1.タイプの確定
チームメンバー全員が診断を実施し、自分がその通りと感じたこと、違うと感じたことを発表。周囲からのフィードバックも得ながら自分のタイプを確定させる
2.タイプの可視化
16タイプの図上に各メンバーのポジションをマッピングし、チーム全体のバランスや特徴を把握。お互いのタイプを見ながら率直な感想を共有する
3.1on1での相互理解
メンバー同士で1対1の対話を行い、「お互いの協働をより良くするにはどうすればよいか」を議論。タイプの違いを踏まえた上で、どのように強みを活かし合えるかを探る
4.チーム全体での議論
全員で集まり、以下の4つの問いについて議論し、アクションプランを作成
・このマネジメントチームの強みは何か?
・この強みをさらに活かすにはどのようなことをすればよいか?
・このマネジメントチームに欠けているものは何か?
・どのようにすればそれを補うことができるか?
このワークショップを通じて、チームメンバー間の相互理解が深まり、より効果的な協働が可能になります。特に、対極のタイプ同士でも、その違いを認識することで対立を減らし、補完関係を構築できる点が重要です。
成果の秘密に迫る共催ウェビナーのお知らせ
EVeMと診断クラウド「ヨミトル」を提供する株式会社ピクルスは、「マネジメント16タイプ診断」に関する特別共催ウェビナーを2025年6月12日に開催します。

「マネジメント16タイプ診断」の成果を生んだ診断設計、コンテンツマーケティング戦略等について、診断の企画・設計に携わったEVeM社CEO長村氏、マーケター堀氏へのインタビュー形式で解説します。
▼ウェビナーの詳細・お申し込みはこちら https://shindancloud.com/event/250612_yomitoru_seminar
まとめ
「マネジメント16タイプ診断」は、個人のマネジメントスキル向上だけでなく、組織全体のマネジメント力強化を目指す画期的なツールです。公開からわずか2週間で1万件を超えるリード獲得という驚異的な成果は、その価値と市場ニーズの高さを証明しています。
株式会社EVeMの専門知識と、診断クラウド ヨミトルの技術力の融合により実現したこの診断は、マネジメント人材育成の新たな可能性を切り拓いています。
マネジメントチーム内の相互理解と効果的な協働を実現したい企業や、自身のマネジメントスタイルを再確認したいマネージャーには、ぜひ一度試していただきたいツールです。









