導入インタビュー

株式会社FTG Company

https://ftg-company.com/pr/shindan/

診断コンテンツ作成のハードルは高くない!研修への活用事例をご紹介

「働きがいのある会社」にもランクインしている株式会社FTG Company。大阪焼肉・ホルモン ふたごのオープンからはじまった同社は、飲食事業だけでなく人材開発事業、投資事業へと事業の幅を広げています。

人財開発営業本部

株式会社FTG Company

山領 薫

今回は人材開発事業にて提供している研修プログラム「BDP:Brain Development Program」に、ヨミトルで作成した診断コンテンツを組み込んで活用いただきました。ピクルスでも導入したBDPに診断コンテンツを活用することになった背景やその効果について、人材開発事業の責任者を務めている山領氏にお話を伺いました。

自社独自の研修プログラムをさらに良くするために診断コンテンツを活用

-山領様がご担当されている業務について教えてください。
山領氏:人材開発事業の責任者を務めています。また採用以外の社内の人事戦略にも携わっており、HR(ヒューマンリソース)領域はすべて担当しています。

もともとHR領域に携わる予定だったわけではなく、FTGに入社してから最初の4年間は営業部に所属していました。
営業出身のメンバーが人事を担当したほうが「人事の方針・施策について現場メンバーからの理解を得られやすいのではないか」という経営層の判断から、人事関連の業務を担当するようになりました。

-人事の業務を行う上で意識しているポイントはありますか。
山領氏:人事の業務には答えがありません。さらに企業が目指すべき方向性によって人事戦略は大きく変わるため、その方向性に合わせて戦略も柔軟に変化させていく必要があります。

私自身、ずっと人事に関わってきたわけではないのですが、「人事は答えがないからこそ、『ちょっとでも違う』と思ったら、これまで築いてきたものを壊してでも時代に合わせて新しいことをやるべき」だと考えています。

当社では、代表・副代表と密に連携しながら人事戦略を動かしています。そのため、会社の方針が変わる場合も「確かにそのやり方面白そうなので変えましょう!」と納得したうえで、新しいことにトライしています。

-今回診断コンテンツを組み込むことになったBDPについて教えてください。
山領氏:BDP(ブレイン デベロップメント プログラム)はもともと社内向けに開発した独自の研修プログラムです。

人間の活動に指令を出している脳は、10%しか意識的に動かせません。BDPは脳のメカニズムを知り脳のアップデート方法を学ぶことで、90%を占める潜在意識を変化させ、パフォーマンス向上を目指します。

一番最初にBDPに触れたのは2018年秋頃のことでした。当社は「人財こそ企業の成長の根幹である」と考え、創業時から多種多様な教育手法を採り入れてきましたが、一時的な効果しかありませんでした。

そんな中で、まずは経営幹部はじめ希望する社員30名ほどでBDPを受講しましたが、日に日に成果が現れるようになりました。
脳科学をベースにした研修プログラムということもあり、受講した現場で働く社員自身が効果を実感したかは定かでありませんが、経営層から見て「明らかに社員が変わった!」と感じるほど、大きな手ごたえがありました。

実際、当社は2021年働きがいのある企業調査にて、初選出で飲食サービス1位、総合でもTOP10に入ることができました。現在ではこの研修プログラム「BDP」を社内だけでなく社外に広げており、人材開発事業を第2の柱となるよう重点的に取り組んでいます。

-何がきっかけで診断コンテンツをBDPに取り入れることになったのでしょうか。
山領氏:ピンポイントで診断コンテンツを検討していたわけではありませんでしたが、サーベイツールなどを活用して社員の状況を定点観察できる状態を実現したいとは以前から考えていました。

しかし、既製の人事向けサーベイだと質問や診断項目のカスタマイズができないものが多く、実施するのであれば自社オリジナルの診断を作りたいという想いがありました。

そのような状況下で、ピクルス代表のタナカさんにご縁あってBDPの研修を受講いただいた際、「診断コンテンツを活用したらもっと研修が良くなりそう」と感じたそうで、診断ツール「ヨミトル」をご紹介いただきました。

ちょうどいいタイミングでご提案いただいたこともあり、診断コンテンツを作成してみることを決めました。

2種類の診断コンテンツを作成・活用し、社員の状況を多角的に把握できるように

-具体的にどのような診断コンテンツを作成したのでしょうか。
山領氏:今回はBDPの研修で活用するために、2つの診断コンテンツを作成しました。

1つはドリームキラー診断です。

ドリームキラー診断

どんな組織にも、志が高い人の夢を潰してしまう「ドリームキラー」がいます。このドリームキラーが近くにいる環境では、効果的な研修を行っても人財は伸びません。BDPの研修プログラムは、このドリームキラーを無くし、夢を潰す圧力に負けない人財である「ドリームサポーター」を育みます。

このドリームキラー診断では、自身がドリームキラーになっているのか?ドリームサポーターになれているのか?目標設定や他社との関与への考え方から現状を分析できます。

設問ページ

研修プログラムの一環としても活用していますが、より多くの方にBDPを知ってもらうきっかけになればと思い、当社のサイト上にも掲載しています。これまで多くの方に診断を受けていただき、TwitterやInstagramで取り上げてもらえることもあります。

結果ページ

2つ目はBDP現状把握診断です。

BDP現状把握診断

こちらは現状、研修内でのみ活用しています。BDP現状把握診断で分かることは、「自身の脳の状態」です。

具体的にはエフィカシー(自己効力感)を分析しますが、自己効力感が何かを知らない人が多いため、研修内で自己効力感について説明した後に、「それでは実際に受けてみましょう」と体験してもらうプログラム設計になっています。

設問ページ
結果ページ

この2つの診断を通して、多角的に自身の現状を分析できるため、1つではなく複数の診断を活用してよかったと感じています。

手間をかけずに、ヒアリングから適切な診断コンテンツを作成してくれた

-今回、「まるっとおまかせプラン」にてピクルスが診断コンテンツ作成を担当しました。
 山領様にヒアリングしながら作成を進めましたが、スムーズに完成しましたか?

山領氏:はい、スムーズに作成することができました。
その中でもヒアリングの質の高さにとても驚いたことを今でも覚えています。作成する診断コンテンツの方向性や内容について色々と質問していただいたのですが、もともと明確な完成イメージを持っているわけではありませんでした。

そうした状況の中でも、質問を重ねていくうちに「まさにそれ!」と的確に私の考えを言語化してくださりました。率直に質問に答えるだけで、質の高い診断コンテンツが完成していったので、当社側の負担はほとんどなかったです。

また第三者の視点で客観的な意見をいただけたのもよかったです。社内にいるからこそ見えないことは意外と多いので、外側から普段気付かない指摘をもらえる環境はありがたいなと感じていました。

診断とアンケートは受ける社員の気持ちが異なる。そのため今後は採用や理念浸透などでも活用したい

-BDPに診断コンテンツを活用してみての率直な感想を教えてください。
山領氏:診断を活用することで社員の素養を分析し、状態を分かりやすく可視化できるのは素晴らしいと思います。

ヒューマンリソースの世界では、うまくいっている/うまくいっていないに関わらず、その取り組みがどういう状態になっているかを定点観察することは必要です。

そして、その状態を可視化するための診断が自社の組織に見合ったものになれば、人事戦略を考える上でも役立ちます。
こうしたデータを取得・蓄積するための手段として、診断コンテンツは非常に有用だと感じています。

-実際に効果を感じていただけており、ピクルスとしても嬉しい限りです。
 今後はどのような場面で診断コンテンツを活用していきたいですか?
山領氏:今回作成した2種類の診断コンテンツはどちらも人財育成への活用でしたが、採用や理念浸透にも活用できそうですね。

採用については、当社と相性が良い人材を見抜くツールとしての活用を想定しています。例えばアルバイト採用では、応募者全員と一人ひとり面接をするのが当たり前になっています。
もちろん、全員と面接をすることのメリットがあることも認識していますが、診断コンテンツをうまく活用できれば採用の効率化に繋がる可能性もあると思います。

実際にその診断を作るときには簡単に受けられる仕様にする予定です。がっつりとした診断になると、自分を見抜こうとしていると応募者が感じてしまい、素直に回答してくれないことが想定されます。こうした懸念も踏まえて、工夫を凝らした診断にしたいですね。

また企業理念に対しての自身の想いや状態を把握する診断コンテンツも作成してみたいです。通常であれば、アンケートを活用して把握する場面だと思いますが、診断とアンケートでは受ける社員の気持ちが異なると考えています。

アンケートでは「それで評価が決まるのではないか」「あまり不満になるようなことは書かないようにしよう」となかなか本心を書いてくれないため、正しい定点観測ができません。

一方、診断であれば「今の自分の状態は知りたい」と思うはずです。結果としてアンケートよりも積極的に、正直に取り組んでくれると思います。

そのため理念浸透以外にも、社内の様々な現状把握に活用できそうですので、模索しつつ色々試していきたいです。

診断は意外と短期間で作れる。迷っているならぜひ一度試してみてほしい

-最後に診断コンテンツの活用を検討している方へのメッセージをお願いします。
山領氏:診断コンテンツを作るのは簡単とはもちろん言えませんが、難しすぎるものでもありません。

診断コンテンツと聞いたときに、「大量のデータを保有している大企業でないと作成できない」と思っている人がいるかもしれません。私自身もそう思っていました。

しかし、今回の施策を通じて「診断コンテンツは自社でも活用できる身近なツールなんだ」ということを身を持って感じました。

また「自分たちで作ると安っぽいコンテンツになるのでは?」という懸念もあるかもしれませんが、短期間でもしっかりとしたコンテンツを作成できます。今回当社が作成したものも、今の時代に合ったWebでぱっと見れる診断コンテンツになりました。

診断コンテンツを活用するか迷っている企業さまには、ぜひ一度試してもらいたいなと思います。

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AIで診断をカンタン作成
診断コンテンツは顧客を獲得する最強の手段

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